• ベストアンサー

コロナウイルスによる死亡 基礎疾患

基礎疾患のある人や肥満の人はコロナウイルス感染で重症化すると言われていますが、どういう理由でしょうか。  肺炎が進みやすいのか、血管が詰まりやすいのか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kzr260v2
  • ベストアンサー率48% (852/1775)
回答No.3

重症化する仕組みは、だいぶ解析されてはきましたが、「なぜそれが基礎疾患や肥満の人に出やすいのか」までは、調べきれてないようです。 ただ、もしそれが解析できたら、「重症化の可能性をあらかじめ検知する仕組み」であったり、「重症化を予防する仕組み」などに繋がる可能性はあると思います。 ※ ざっくり説明なので、詳細は以下の確認をおすすめいたします。 別冊日経サイエンス 感染Ⅱ 新型コロナと闘う https://www.nikkei-science.com/sci_book/bessatu/51246.html まず発症する仕組みとして、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、通常は感染したら合成されるはずのインターフェロンの数値が低すぎることが確認されています。適切なタイミングでインターフェロンを人工的に投与すると、発症は抑えられた例はありますが、確証までは得られてないようです。臨床試験は開始されています。 インターフェロンが合成されないため、これが原因で免疫は反応しないです。その間にウイルスは増殖し放題なので「初期は無症状で他人に感染させる」ことにつながるようです。 免疫には、即時に対応する自然免疫と、反応までに2週間ほどかかる適応免疫の、二通りから説明させることが多いですが、インターフェロンは自然免疫系の発動を促す成分です。 そしてタイミングが遅れてインターフェロンが合成され、それがようやく感染現場に届いたとき、サイトカインという自然免疫を活性化させる成分の合成につながるのですが、これがどうも過剰な量を合成したり、正しくないサイトカインを合成したりして、サイトカインストームとなる可能性があるようです。(菌や寄生虫むけのサイトカインが検出されることが確認されています。ほかにも、ケモカインという免疫細胞を集める作用のあるサイトカインが、過剰だった患者も確認されています。) ※ 肺には酸素と二酸化炭素をガス交換する、微細で沢山の肺胞からできています。その肺胞で上記が起きた場合、インターフェロンやサイトカインによって肺胞の細胞が破壊されます。ウイルスによっても破壊されていますが、免疫からの過剰な破壊により、組織の結合がゆるくなり体液が肺胞に入ってきて肺胞はガス交換することはできなくなります。そして、自然免疫には病原体をからめとる仕組み(好中球細胞外トラップ応答)もありますが、過剰に集まるため血栓が起きやすくなります。肺胞に繋がる血管に血栓ができれば、その肺胞は失われます。 ※ こんな感じで、「重症化する仕組みは分かって来てはいますが、それがなぜ基礎疾患や肥満の人に出やすいかまでは、分かっていない」ということのようです。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。

32tarako53
質問者

お礼

ありがとうございます。 充分に参考になりました。

その他の回答 (2)

  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1154/9141)
回答No.2

基礎疾患がある人は心肺機能に余力がないため重症になるのでは。喫煙を長くしている人でも同じでしょう。肥満の人は一般に運動不足でやはり心肺機能も低下しているのではないでしょうか。濃厚感染も重要な因子だと思います。多量のウイルスが肺に入ってくる感染です。

32tarako53
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5238/13705)
回答No.1

基礎疾患があると免疫力が低下するのでウイルスに対する抵抗力が低く重症化する恐れがあります。 肥満も同様で肥満が原因で免疫力を低下させる場合があるからです。

32tarako53
質問者

お礼

ありがとうございます。

関連するQ&A