後藤田さんはお金受け取ったか

質問

後藤田正晴さんはお金受け取ったと思いますか。もちろんあのロッキード事件のときに出てきた人です。その事件には無関係ですが田中派に入って話題になりました。そのときのことですが、結論からいうと当方はどうしてもあの後藤田さんが角栄さんや他の誰かから金品を受け取ったは思えないのです。金品を受け取って角栄さんの味方になったとはとても思えない。いやそれどころか生涯賄賂や賄賂的金品を受け取ったことのない人物に思えてならないのです。角栄さんはそのことよく知っていたのでしょう。いやほんとに金品を決して受け取らない人物であることをよく理解していた。他のだれもが後藤田さんだってやはりどこからか受け取っていた。頭がいから決してしっぽを見せなかっただけだ、と思っていただろうし、まわりからそう思われていることを後藤田さん自身がよく知っていた。後藤田さんにしてみれば腹が立つやら悲しいやらだったと思います。そんな後藤田さんに角栄さんが「後藤田君、君がわいろを受け取るような男でないことはわしがいちばんよく知っている。わしは生涯金にまみれた生活を送ってきたが、そんなわしにとって君のような清廉潔白な人物を友人に持てることは他の何ものにも代えがたい宝なのだ。ぜひともわしの友人になってくれたまえ。わしには後藤田君がぜひとも必要なのだ」というような話をして口説いたのではないでしょうか。後藤田さんはその話で角栄さんが自分の唯一の最大の理解者だと感激したと思います。それとも当方のこの考えやはり甘いかな。

回答No.2

g27anato · ベストアンサー

「受け取ったか？」
政治家なら金はいくら有っても余るという事はないので、余程の聖人君子でもない限り貰えるものは貰ってます。

もう昔の人ですから記憶は薄れてますが、
たしか左派右派を超えて左翼や右翼関係者とも繋がりが有って、政界内部では裏も表も理解した上で事ある毎に中心的役割を担っていたように憶えてます。

政治の裏では少なからず金が動いてます。
その金を動かす事もできる人物だったからこそ、最後まで中心的立場に居られたのだとも言えます。

私利私欲で動いたり金集めが目立つ人ではありませんでしたが、
政治活動に最低限必要な金くらいは常に懐に抱いてたのも疑う余地はなく、
その為に必要なものなら、貰える物は貰っていた筈です。

右派左派を問わず敵の多い政治家ほど彼のような立ち位置を重宝にしながら、
ボーダーラインぎりぎりの所で資金提供していた人物は多かっただろうと思ってます。

ただ、このような人物ほど、
大物に付いている時に強大な敵が現れ大物が倒れた場合には、
道連れとなり共倒れとなる事も辞さない覚悟をしているものです。

お礼

ご回答ありがとうございます。私利私欲、つまり飲んだり食ったり大きな家とか別荘とかもちろん他にいろいろとあって人の欲望は限りないですがそのためにお金が必要と考えるのは平凡な人間なのかもしれない。いったん政治の世界に足を踏み入れたらそこで単に生き延びるだけでもかなりの額のお金が必要になるのかもしれない。後藤田さんはどうもお金を貯め込むのを生きがいにしたような、逆に広い庭園で花をめでる美的生活を人生の理想としていたようなそんな様子はありません。そういう物質的、美学的なものには興味はなくやはり政治の世界で自分の能力を十分発揮しながら警察官僚閥として日本の保守層内部の腐敗防止のため働きたいと考え活動した人物なのかもしれません。保守支層内部はほかならぬ「警察」だってそう簡単に捜査できないでしょうから。

回答No.1

eroero4649

「東大安田講堂事件」や「あさま山荘事件」などの指揮をとり、「危機管理」という言葉を世間に広く広めてマスコミにもよく登場した元警察官の佐々淳行氏がその著書で後藤田正晴氏について「あの人ほど清濁併せ吞むことができる人は他にいなかった」と書いてあったのを読んだ記憶があったので、「清濁併せ吞む」ってことは清廉潔白だけど融通が利かない人物ではなかったということだったと思いますよ。ちなみに私も自分でいうのもなんですが清濁併せ吞むタイプで、もちろん清廉潔白な人格ではありません・笑。

昭和の自民党で、お金にクリーンな人が大物政治家になることは不可能だったと思いますよ。もしいたとしたら、河野洋平氏くらいじゃないかな。あんだけ自民党保守層というかむしろド右翼と呼ばれるような人たちを敵に回してスキャンダルが暴露されなかったのだから、あまりそういうことはなかったのでしょう。
中川一郎氏なんて、ド右翼だったのにソ連から秘密裏に資金提供を受けていたのでは？（そしてそれが暴露されそうになったから自殺に追い込まれたのでは？）なんていわれていますし、質問者さんがどの世代に所属するかは存じませんが、昭和の頃の千葉県じゃ国会議員からお金をもらうのと飲酒運転はセーフでしたからね。なんせあのハマコーを生んだところですし。
そういえば、ハマコー先生は議員を引退してテレビタレントになったとき、バラエティ番組に出てウソ発見器にかけられて「実は選挙違反をやったことがある」という質問でビヨーンと反応があって、笑いながら「2回やりました」と答えていましたね。

ま、あの時代は社会党議員だってソ連や中華人民共和国や北朝鮮から秘密の資金援助なんていくらでもされていたでしょうからね。冷戦の時代ですよ。

お礼

ご回答ありがとうございました。なるほど「清濁併せ吞む人物」そうかもしれませんね。そうでなければ政治家どころか「優秀な」警察官僚にさえなれなかったかも。確かにそうなんでしょう。悪党を退治するには「清濁併せ吞む度量」こそ必要なのかもしれません。そう考えると田中派に入ったのはむしろ警察官僚閥としての情報収集目的だったのかも。角栄さんもそれを知ってて引き入れたのかな。政治の世界はほんとに深いですね。