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ホッキョクグマと南極
ホッキョクグマは南極には居ないのですか? いないとすれば、それは何故ですか? また、北極から連れて行って南極に放せば生きられますか? 愚問だらけでソリー♪
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ホッキョクグマというのはシベリアからアラスカ、カナダあたりにかけて生息しています。ある程度生態を掴めているのはアラスカからカナダにかけてあたり、シベリアやグリーンランドはほとんど人跡未踏なのでそもそも生息しているのか、生息しているとしたらどのくらいの個体数がいるのかは分かっていません。 しかし大陸に住んでいるわけですから、ちょっと南に下がるとグリズリーなんかの生活圏です。だからグリズリーがもっと北に行って白くなったやつがホッキョクグマだということができますよね。 一方の南極ですが、南極は大陸なので、他の場所と途絶しています。一番近いのは南米大陸で、南米大陸と南極大陸の間の海域をドレーク海峡と呼びます。 このドレーク海峡は北極海と違って氷を伝って渡ることができないだけではなく、世界で最も荒れる海のひとつとして世に知られています。 どのくらい荒れるのかというと、初めて太平洋に抜けたマゼランが死ぬ思いで抜けた先の海がものすごく穏やかだったので「なんて穏やかな海なんだ!ここを太平洋と名付けよう!」と思ったから太平洋になったとか、南米最南端の岬がフロワード岬と名付けられた(フロワードとはことごとく反対とかつむじ曲がりという意味です。年がら年中天気が悪いことに由来しています)とか、そういうエピソードからどれだけ航海の難所であるかが分かるというものですね。 そんな海峡がありますから、陸上生物が南米から南極に渡ることができなかったのです。フロワード岬までに大型動物が生きれる環境がないですからね。ペンギンは泳げますし、元々は鳥です。泳ぐか飛ぶかして南極にやってきたのでしょう。私は飛んできたと思いますけどね。 同じ極地圏ですが、南極と北極では厳しさが全然違います。全部海の北極のほうが楽なんですよ。全部海だから、基本地形も平らですよね。だから1909年にピアリが北極点に到達したといわれていますが、アムンゼンが南極点に到達したのは1911年です。ちなみにピアリの北極点到達は、現在ではほぼ否定されているそうです。現代でも、ピアリが行った日程では北極点に到達できないからです。なにせ海の上ですからピアリの証拠もなにもありませんからね。 南極は大陸なのでアムンゼンが残したものが発見されていて、到達したことが証明されています。 また南極には南北を分ける4000メートルを越える山脈が存在していて、これは地球上に存在するあらゆる山脈のうち最長レベルです。めちゃくちゃ過酷なんですよ、南極って。 なお、南極にはかつて恐竜がいたことが判明しています。羽毛が生えていた証拠も見つかったそうですよ。
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- ryuzin
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>北極から連れて行って南極に放せば生きられますか? 結論から言うと無理です。 彼らは「移動性野生動物種」という移動する事で生き長らえるタイプの野生動物に分類されていて、映像等で見られる北極の一部に現れるのは旅行中に主に食べ物の確保や補給の為に一時的に立ち寄っているだけに過ぎないので長期滞在は実は両方とも無理(早い話が餌が無いので平野に降りてくるそこらの熊と一緒)だったりします。
お礼
> 長期滞在は実は両方とも無理 ここで言う、「両方とも」とは、 どういう意味でしょうか? 何と何がムリなのですか?
- f272
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南極にはいません。 それはホッキョクグマの祖先が南極にたどり着けなかったからです。 しかし南極でも北極と同じように生息できることが,ワシントン条約締結前の実験によって判明しています。
お礼
そうなんですね。 実験もあるとは! 進化の過程で色んな種が生まれ、ローカルなまま現代まで来たのですね。
お礼
北極と南極の違いについて詳しくありがとうございました。 南極がそんなに厳しい環境だとは知りませんでした。勉強になりました。