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四国のミカンはなぜ斜面に?
テレビで四国のミカン畑を見ましたが、 山の中腹・斜面ですね。 なぜでしょう? 平地よりも斜面に植えると良い? 陽当り、根張り、水はけ、収穫の都合などで。 それとも単に山がちな土地の有効活用でしょうか?
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四国に限らず、みかん畑といえば、山の斜面に造られた段々畑がイメージされることが多いと思います。本場の愛媛とか和歌山では、足を踏み外したら海まで転がり落ちてしまいそうな急なところにある畑ななどもよく見かけます。 なぜみかんが作られるのは平地ではなく山なのかというと、 狭い国土のなか、日本人の主食であるコメの生産が栽培しやすい平地で優先的におこなわれ、次に大事な野菜類、そして嗜好品扱いの果物の順に座席を割り振られていった。 とはいえ、そんな作業性が悪く、効率的でない所で栽培するのは大変そうな気もしますが、怪我の功名と言いますか大きなメリットがあるのでいまも継続されているのです。 みかんの場合は日照量が味に大きく影響します。山肌を階段状に削って一列に並べることで、日光は上からだけでなく横からも当たることになり、日照量が大幅に増えます。 さらに海に近く潮風の当たるところでは、葉に付着した塩分が「青菜に塩」の原理で水分を排出させることで、より美味しいみかんが出来やすいのです。 そんなわけでブランドみかんの産地には海辺の段々畑が多いのです。
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- qwe2010
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ミカンは、暖かいところでないと、寒さで枯れてしまいます。 冬、冷たい空気は、下に降りて、平地にたまります。 平地では、零下数度になり、ミカンの木は枯れたり、葉が落ちて弱ったりしますが、 斜面では、それほど温度が下がりません。 つまり気温の違いで斜面に植えるのです。
お礼
斜面ではそれほど温度が下がらないので ミカンにとっては良いのですね。 ありがとうございました!
李鴻章が交渉のため軍艦で瀬戸内海を通る時、耕して天に至る、貧なるかな、と言ったとか言わぬとか伝わりますが、四国は元々鉄道線路を通しても特急が走れぬほど平地の少ない土地で斜面の活用方法を考え抜きました。コメ増産の時代ではありましたが、水の出し入れが要らない作物に飛びついたというところだと思いますよ。ミカンだから斜面なのではなく、斜面だからミカンというわけです。平地にはすでに平地の百姓が米を作っていました。
お礼
> ミカンだから斜面なのではなく、斜面だからミカンというわけです。 そうでしたか。 李鴻章の感想は面白いですね。 ありがとうございました。
- rikimatu
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山間部で平地が少ないという理由もあるでしょうが 色々な要素で、山間部しかも梅の近くと言うのは日照時間みたいですよ。太陽光が海から反射していいみたいです。
お礼
海からの照り返しですか。 日照の条件が良いということですね。 ありがとうございました。
- i-q
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四国がそうなのかは知りませんが、 甲府盆地などは、長年の病気が寄生虫とわかる>原因水田の貝>果樹園に切替る農家が増えたそうです。 四国ももしかしたら似た理由なのかもしれません。 水が溜まらない斜面で始めたらミカンに行きついたとか・・・
お礼
斜面=水が溜まらない 排水条件ですね。 最近、田圃の斜面が土が驚くほど「ふかふか」であることに気づきました。ただの雑草が茂っているだけなのに、耕している所よりも「ほわほわ」です。 (ここに何か植えられないか。何が良かろう?)という発想からの質問でした、実は。
お礼
作付けの優先順位で山に追いやられた。 加えて海が近いと、日射と水分除去で、甘くなる生育条件となる。 う~ん、「怪我の功名」でしたね。 ありがとうございました。