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ゴルゴ13で使用されたネオジム磁石の弾丸について
- ゴルゴ13が使用した非鉄金属性特注M16とネオジウム磁石加工弾の実現可能性について疑問があります。
- 非鉄金属性特注M16を実際に作るためには、どんな材料が適しているのでしょうか?
- ネオジウム磁石加工弾を実際に発射した場合、劇中のように強力な磁界を発生することは可能でしょうか?
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G13のこの話は面白いことを思いつくものだ、と思いながら読みました。 ただしこれはうまくゆきません。 理由は2つあります。 まず1つ目の理由ですが、 磁石は必ずNとSとがペアになっている磁気双極子という状態になっています。 電気力や重力は、距離の2乗に反比例して減衰しますが、 双極子の場合は距離の4乗に反比例して減衰します。 重力は距離が2倍になると4分の1になりますが、磁気双極子から働く磁力は、距離が2倍になると強さが64分の1になってしまいます。 G13では大型コンピュータの筐体の脇をかすめるように撃っていました。 仮に筐体の外側から1cmの距離を弾丸が通過したとして、コンピュータの回路が筐体の内側5cmのところにあったとします。すると弾丸から1cm離れた場所の5倍離れていますから。5^5=3125なので、磁力の強さは3125分の1になってしまいます。 いくらネオジム磁石が強くても、その3千分の1になってしまっては、効果はないでしょう。 次にタイミングの問題があります。 コンピュータの中の信号はタイミングを合わせてやり取りされています。 PCのカタログを見ると、クロックが1GHzとか2.5GHzとか書いてありますよね。 これがタイミングです。コンピュータの中には、タイミングを合わせるために、一定の周波数のクロックと呼ばれる信号が流れています。PCのなかの回路は、このクロック信号と同期した信号だけを拾って作動します。 1GHzは10億ヘルツです。プラスになってゼロになってプラスになってゼロになって、を1秒間に10億回繰り返します。 これに対して銃弾の回転数は毎秒数千回程度です、これによって発生する電磁波も数千Hzです。この電磁波がコンピュータの回路に紛れ込んだ場合、コンピュータが作動している信号と比較してあまりに遅すぎるため、コンピュータは信号として認識しません。従ってこの「ノイズ」によってコンピュータが誤作動を起こすということは考えられません
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- Ligandable
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銃で撃ったのでは無く、ゴムパチンコで撃ったのでしょうか? ネオジム磁石はキュリー点が低いのです。つまり熱減磁が比較的大きい磁石で、20℃を100%とした場合、50℃で約95%、100℃で約90%に低下します。 キュリー点は300℃とされていますが、プラスチックにはめ込まれたネオジム磁石から多量にプラスチックを除くため、試しに油で煙の出ない程度(180℃位?)に熱した所、ほとんど磁力を失っていました。 また、可逆範囲が特に狭いため、約80℃程度まででなければ冷やしても元の磁力を回復しないのです ゴルゴ13は見ておらず済みません
- notnot
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作成は、可能かと言えば可能でしょう。 銃は強度が必要なので、固い金属で作られていますが、耐久力が必要で無い、つまり、1-2発撃つだけで良いのでそれ以降壊れても良いのなら、樹脂製でも可能では無いかと思います。自動小銃として連続発射するなら、チタンとかで作るのでしょうか。その回は見てないので、何発打ったのか知りませんが。 ネオジムで弾丸を作るのも可能でしょう。 ただ、それが近くをかすめたあるいは命中したからと行って、コンピューターが「磁力のせい」で異常動作をするとは考えにくいです。 命中して物理的に壊れれば異常動作するのでしょうが。
- DESTROY11
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読んでないので、3に関しては「劇中のような磁界」がどんな状況だったかわからないので、スキップします。 1.可能でしょう。弾頭が磁石でも火薬の爆圧による射出には支障がありません。 ただ、射撃手の身に着けるものや地球の磁界に弾道が影響される可能性があるので、直進はしないかもしれません。 まあ、そこらへんはGの腕でカバーでしょう。 また、狙撃の性格上、一発だけ撃てればいいのですから金属部品を使用せず作ることも可能です。 2.強化プラスチック製が手ごろでしょうね。実際に開発されています。 銃身など強度が必要で金属にせざるをえなかった部分も炭素繊維強化プラスチックなどで行けそうなところまで来ています。 ちなみに「ゴルゴ13」でも全プラスチックの銃は何度か登場しています。