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歳をとる事に能力が低下していくのは・・
先ほど質問をした物です、2つも質問をして申し訳ございません。ですがとても気になる事があります 人間って歳を重ねる事に髪が抜けたり 基礎代謝が少なくなったり シワが出来たり ひざが痛くなったり 物忘れが激しくなったりと色々と退化していますが、何故歳を重ねる事に全ての能力が劣って行くのでしょうか? 友人と素人同士で考えた結論はテロメアが少なくなると、細胞分裂の時にエラーが多くなるんだよ。とあまりにもこじつけな結果になってしまいましたが、生物学に詳しい方々のご意見を聞かせて頂きたいです、よろしくお願いします。
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ほとんどの正常細胞は40ー80回分裂すると増殖能力が低下ます。 分裂回数は質問文中にもある通り、テロメアの長さによって制限され、最終的に細胞は自殺(アポトーシス)します。 分裂回数に制限を設けているのは、繰り返される分裂により、膨大な生体情報体であるDNAの情報劣化が避けられない為と考えられます。 無論、生体内にはこれらの分裂時情報劣化を修復する機能も備わっていますが、完璧ではありません。 よってこれらの蓄積された劣化情報が、生存に重大な影響を与える前に、細胞は自ら分裂回数を制御し、死んで行く訳です。 しかしこの理論だけでは生物の寿命は非常に短いものになってしまいます。 細胞はどんどん死んで減少の一途を辿っている訳では勿論無く、新しい細胞に取って代わられているからこそ、生物の構造・機能は維持されている訳です。 ただこの新規細胞も既存組織により生産される為、既存組織もまた多回数分裂による情報劣化により、正常な新規細胞が製造出来なくなって行く訳です。 これにより徐々に生体は健康時の様には機能し得なくなり、やがて恒常性の維持が困難となり、死を迎えるものと考えられます。 …こんな感じで良かったかと…解りにくい文章で申し訳有りません^^;
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- cafe3
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細胞分裂を繰り返して行くと誤差が生じ出すそうです。 ですから年齢を重ねるという事は細胞分裂を繰り返していると言うことですからそのような現象が起こります。
- kuno-syui
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今、勉強しているところなので余り詳しくは回答できないかもしれませんが、 人間は生まれて19歳くらいまではグングン上り坂で発育してゆくのですが、ピーク後は基本的に老化してゆきます。それは環境,太陽光,活性酸素などで細胞にダメージが蓄積されるからです。DNAが損傷してそれを回復する機構はあるのですが、その修復に間に合わず傷ついた部分が多くなり、何十年もかけて劣化してゆくのだと思います。その結果、筋肉は痩せ、代謝は衰え、骨密度は低下し、脳は収縮していきます。歳を重ねることで能力が衰えてゆくのは、体中全ての細胞が等しく劣化してゆくからではないでしょうか。 テロメアは分裂ごとに短くなり、それが寿命を決定してはいますが、それが決定的な理由ではない気がします。細胞分裂時にエラーが起こるのは、分裂時にDNA読み取りの時に常時起こっていて、その蓄積によって総合的に老化してゆくのだと私は思います。 ただ、なぜ老化するかは結構難しい問題なのだなと改めて思いました。このようなテーマは雑誌のNewtonに時たま取り上げられているので図書館などで閲覧するのもいいのではないでしょうか。回答に不確かな部分があったらごめんなさい。