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炎症について
①マクロファージのはたらきで血流が増えて食細胞が組織に集まっていることで、食作用が促進される。それによって炎症が起こる。 ②炎症が起きると、好中球や単球が組織に集まり、食作用を行う細胞が増える。 授業でこの2つの説明があったのですが、①食細胞が沢山集まって炎症が起こるのか、②炎症が起きると食細胞が組織に集まるのかどっちなのでしょうか?
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基本は後者だと思います。 食細胞の働き(目的)を考えてみてください。 食細胞は異物を自らの細胞に取り込み、分解する細胞です。 その結果、炎症が起きるような物質も作り出される為、炎症が起こる。 >食細胞 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E7%B4%B0%E8%83%9E#:~:text=%E9%A3%9F%E7%B4%B0%E8%83%9E%EF%BC%88%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%BC%E3%81%86,%E7%95%B0%E7%89%A9%E3%82%92%E5%91%91%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BF%E3%80%81%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82 しかし、以下の記載もありました。 >2) 局所の循環障害と血漿タンパクの滲出,炎症細胞の浸潤放出されたヒスタミンなどのある種の化学伝達物質は,血管に作用して局所の血管壁の透過性を亢進させる.そのため,血漿タンパクの滲出を容易にし,局所への炎症細胞浸潤を促す.また,ロイコトリエンなどのある種の化学伝達物質は,好中球などの遊走を促進する. このように,化学伝達物質のはたらきによって,好中球などの急性期の炎症細胞が炎症局所に集まり,これらの細胞から積極的に放出されるタンパク質分解酵素などによって,炎症はさらに増強される. http://www.medical-e.net/e-learning/lecture/07.pdf >化学伝達物質のはたらきによって,好中球などの急性期の炎症細胞が炎症局所に集まり,これらの細胞から積極的に放出されるタンパク質分解酵素などによって,炎症はさらに増強される. >簡単免疫学講座 3.炎症 自然免疫-1 http://www.shiga-med.ac.jp/~hqpatho2/lecture/immunology/lecture_03.html >炎症の起こる理由(メカニズム) https://www.jst.go.jp/crest/inflam/inflam/mechanism.html#:~:text=%E7%82%8E%E7%97%87%E3%81%AF%E3%80%81%E7%95%B0%E7%89%A9%E3%82%84%E6%AD%BB%E3%82%93,%E3%81%8C%E7%82%8E%E7%97%87%E6%80%A7%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82 >自然免疫② 炎症とマクロファージの活躍 http://www.kasugai.ed.jp/jinryo-e/jinryou-aids/j-aids/What's%20sizenmenneki2.htm 2番は違うんじゃないかな? 食細胞の目的は炎症を抑える為ではなく、あくまで外敵を排除するような目的で働くだけで、その結果、炎症を起こす物質を出すというだけで、炎症が起きても食細胞は集まらないんだと思います。