- ベストアンサー
離れた位置の関係代名詞どちらが先行詞?
- 離れた位置にある関係代名詞の先行詞を考える学習をしました。
- 参考文献の教えでは、先行詞は(1)はthe dog (2)はthat partとなっていました。
- 納得いくようないかないような、、、同じbe動詞が主動詞の文だ。訳は(1)「大きな目と長い耳を持ったその犬は私のモノ(犬)です。」(2)「自然とは、世界の内で人々が手を加えていない部分である。」訳ありきで考えると納得ですが、英文だけ見ると、(1)はmineで訳は直訳;「その犬は ~の状態です 私のモノでそれには大きな目と長い耳がついている。」(2)はNatureで直訳;「人々が作っていない 自然とは 世界のその(あの)一部(部分)である。」ともできないわけじゃない と考えると都合で訳すのか? 綺麗にまとまる意味になりそうな先行詞を探すのでいいのか?と余計に疑問に思ってしまいます。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「質問者からのお礼」を拝見しました。以下のとおりお答えします。 >自分の思っていた先行詞が間違いであるとはっきりわかって嬉しいです。ただ自分が次にこれらを見分けられるのかと思うと、一般常識に基づいて、先行詞「○○」は「こういわれるものです。/こうなっている」と結びつけるしかないのかなあ。先行詞候補をたてて、あいまいな意味を持ちそうな方に決定すればいいのか、、、ちょっと自信はないです。 ⇒確かに、分かりにくいですね。 文法書などで、倒置(Inversion) について説明されることは、通常、文法的要求(疑問文・感嘆文などでの語順転倒)や慣習的要求(There is / are ~などの特殊表現での語順転倒)くらいで、語群(句・節などのひとかたまりになっていて分割できない語句の連なり)の長さによる倒置の要求については、ほとんど説明がありませんね。文法的要求や慣習的要求の場合のように「語順転倒規則として定式化しにくい」からだと推測されます。 では、本件のような場合どうすればいいでしょうか。まず語群の長さによって要求された倒置であることや考え得る先行詞が2つあることなどを見抜いた上で、そのうちどちらがより妥当であるかについては、nyanko33さんが最初におっしゃっていたように、文脈・常識・直観などを頼りにして推測・判断することになる、と言いますか、それより他に方法はないだろうと思います。 例えば、お尋ねの文で考えると、(1)でmineを先行詞と見なすと、「私が大きな目と長い耳を持った犬のほかに、そうでない犬も持っていること」を暗示してしまいます。なぜなら、形容詞節がかかるということは、それが示す内容に限定する(つまり、全体の一部を指す)からです。ということは、「(私は何匹かの犬を持っているが、そのうちの)大きな目と長い耳がついている犬」を表してしまう(こともあり得る)からです。同じように、(2)でNatureを先行詞と見なすと、「人々が作った自然とそうでない自然がある」ということを暗示してしまい、「常識に反する事柄を想定する」という間違いをおかすことになってしまいます。
その他の回答 (2)
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12512)
以下のとおりお答えします。 この問題は、名詞類を修飾する形容詞(句・節)の長さが関係していると思います。 A.名詞類を修飾する形容詞はご存知のとおりその名詞類の前につけます。ところが、 B.その形容詞が句などとして長くなると修飾される名詞の後につけることがあります(後置修飾)。 C.形容詞が節などとしてさらに長くなると修飾される名詞との間に別の語句が介入し、形容詞節はさらにその後に移動することがあります(後方転位)。 介入する語は、〔1〕名詞に付随する別の形容詞語句である場合や、〔2〕動詞や補語からなる述語部分 などがあり得ます。 お尋ねの文、 (1)The dog is mine which has big eyes and long ears. は、Cの〔2〕に (2)Nature is that part of the world which people didn't make.は、Cの〔1〕に それぞれ相当します。 つまり、 (1)の元の形は、The dog which has big eyes and long ears is mine. (2)の元の形は、Nature is that part which people didn't make of the world. だったのですが、それぞれの形容詞節、 (1)のwhich has big eyes and long earsや (2)のwhich people didn't makeが長いので、 (1)では、名詞dogとこれを修飾する形容詞節which has big eyes and long earsとの間に述部is mineは割り込んだ格好になり、 (2)では、名詞句that partとこれを修飾する形容詞節which people didn't makeとの間に形容詞句of the worldが割り込んだ格好になっているわけです。 というわけで、形式だけを見ればmine や worldを先行詞に見立てることは可能ですが。これは「形容詞節(関係節)の後置転位規則」によって語順が変わっただけですので、 「mine や worldを先行詞に見立てるのは誤り」 とされることになります。
お礼
有難うございます。 自分の思っていた先行詞が間違いであるとはっきりわかって嬉しいです。 ただ自分が次にこれらを見分けられるのかと思うと、一般常識に基づいて、先行詞「○○」は「こういわれるものです。/ こうなっている」と結びつけるしかないのかなあ。 先行詞候補をたてて、あいまいな意味を持ちそうな方に決定すればいいのか、、、ちょっと自信はないです。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
修飾されているのは「犬」、と「自然」ですから、先行詞と考えればいいと思います。
お礼
ありがとうございます。『その内容は もう○○やないかい!』(in "Milk Boy" の言い方) ○○は先行詞で、『その内容』は関係詞節。 でペアリングしたらいいってことかな。
お礼
ありがとうございました。 すごくすごく勉強できました。 全く納得しました。