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雄雌が環境によって自由に変わる生物の性染色体
こういう生物種には性染色体というものがないのでしょうか。また雌雄同体の生物についても知りたいのですが、ご教示をお願いいたします。
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「自由に」変わる動物というのはいないと思います。環境が変わると、「嫌だ!」と言っても性別が変わってしまう動物ならいます。魚に多いですね。 まず、ワニは孵化するときの土の温度で、蚊はボウフラの時の水の温度や食べた餌の量で性別が決まってしまいます。ま、こちらは産まれてから変わるわけではないのでパス。 生きている間に性別が変わる例では、映画で有名になったカクレクマノミとか、佐渡沖の「弁慶」で有名なコブダイは、最初はメスです。住む場所で一番大きなものが大きなこぶを持ちオスになります。 オスがなんらかの事情でいなくなると、その魚の意志はどうであれ、否応なく、残ったものの中で一番大きな個体がオスに変わります。不自由極まりない変化ですね。 このように、メスの性が先に成熟するものを「雌性先熟」と言います。 逆に雄性先熟の生物もいます。厳密にいうと、雄の性が完全に消えてからメス化するものと、雄が多少残った状態でメスとしての機能が発達するものとがありますが、例えばクロダイやフナクイムシ(二枚貝類)などが雄性先熟の生物です。 > こういう生物種には性染色体というものがないのでしょうか はっきりとは覚えていませんが、性染色体という、性を決定づける遺伝子はなかった、と思います。 調べて詳しく書いても、質問者さんの意に添えないかもしれないので、このへんで。
お礼
ちょっよ考えると不思議なことがたくさん出てきます。最近よく話題になっている性同一性障害などとも関係があるのではと思っています。