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【電気】プロテクターヒューズとリンクヒューズの違い
【電気】プロテクターヒューズとリンクヒューズの違いを教えて下さい。 どういう使い分けをするのですか?
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「 プロテクターヒューズ 」というのは、スポットネットワーク受電方式という電気設備で並列饋電している変圧器の低圧2次側のの短絡電流が大き過ぎるために通常の遮断器では定格遮断電流値が不足して保護できないためにできないために、遮断器に直列に接続する限流ヒューズのことです。 「 ヒューズリンク 」というのは電力回路用のヒューズの中で絶縁筒 ( 通常は磁気セラミック製 ) の中にヒューズエレメントと消弧材としての珪砂などを収めたもので、専用のヒューズホルダーにはめ込んで使用します。電力用のヒューズは不思議な性質があって、定格遮断電流に近い大きな電流 ( kA のオーダーです。) はアークのエネルギーが大きいので、そのエネルギーの力で、アークを拡散し、それにより消弧材から発生するガスなども相まって、問題なく遮断できます。 しかし、連続通電電流より少し大きな電流 ( 10~100A のオーダーです。) でヒューズエレメントがが溶断すると、アークが弱い状態なので、拡散力が足りないために継続して、内部で急速に加熱してヒューズリンクが爆発して粉々に飛び散ってしまいます。当然、こういう遮断は遮断成功とは言いません。このため、電力用ヒューズには最小遮断電流という不思議な仕様があります。 従って、電力ヒューズ単独では短絡保護はできますが、過負荷保護はできません。上記のような現象を避けるためにヒューズが溶断したら直列に接続した負荷開閉器を開いて、負荷開閉器の遮断能力で爆発が起こらないように工夫しています。また、過負荷は過負荷検出装置で、負荷開閉器を開路させて保護します。このように、発生するアークのエネルギーそのものを遮断の力とする保護機器を「 自力消弧形 」 と呼んでいます。今は使用されなくなりましたが、磁気遮断器 ( Magnetic Blast Circuit Breaker ) なども自力消弧形です。 なお、プロテクターヒューズに使用されるヒューズも ( 100kA 近い巨大な電流を遮断するためのヒューズなので、) ヒューズリンクの形態をしています。 参考国内規格 JEC2330 「 電力ヒューズ 」 参考WEB: https://electric-facilities.jp/denki8/fuse.html https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/learn/semi/school/haiden/tex_kou_ouyou_pdf/sy_9019f.pdf https://denki-study.com/%E3%80%90%E9%AB%98%E5%9C%A7%E3%80%91%E9%99%90%E6%B5%81%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/ https://jinden-tool.com/%e9%ab%98%e5%9c%a7%e9%99%90%e6%b5%81%e3%83%92%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%ab%ef%bc%9f/
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- sirasak
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https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1224469742 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1238265332 リンクヒューズとはこのことでしょうか? https://kuruma-ex.jp/driven/article/post-8523 ちょっと聞いたことがあるけどヒュージブルリンクってなに? これはほとんどの場合、一般ドライバーが触れることのない部分になります。 なぜなら、通常のブレードヒューズのように切れたら交換するというものではなく、住宅に設置されている電気ブレーカーと同じようにスイッチング作用のあるヒューズだからです。 重大な部分を保護するためのものがヒュージブルリンクになります。 リンクヒューズは初めて聞く言葉なので検索しましたが明確な記事が無かったです。 一般のヒューズは切れたら交換が必要ですが、 ブレーカーみたいに切れたら再度入れることができるものでは? 参考まで。
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