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シュールな作品
少し前に阿部公房を読み始めたら噂に聞いた通りクセになってしまいまして。(笑)それでずっと阿部公房ばかり読みふけっていたのですが、さすがに同じ作家ばかりだと飽きてきてしまいます。 それで阿部公房みたいな超現実主義的な作風の作家とか作品を探しているんですけど、なかなか見つかりません。どなたかそれっぽいの知ってる方、お願いします。
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稲垣足穂『一千一秒物語』。シュールです。 私も安部公房好きでした(なぜか途中で眠くなって短編とエッセイ以外は読了したことはなかったですが(^^;)A)。 冬の冷気の素肌に心地よい感じに似て、なんとも言えなく好きでした(表現が主観的過ぎてすみません) 上記の本はもっと読んでませんが、多分、気に入られると思います。(無責任な発言ですね)。 蛇足ですが、バンドのムーンライダーズは、この書からバンド名をとったそうです。(ムーンライダーズ自体を知らなかったらもっとすみません)
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- mocharie
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夢野久作にははまる時期がありますね。 「あやかしの鼓」とか。ちょっと気持ち悪いぐらいですけど。 倉橋由美子はどうでしょうか。 現実的でありながら非現実的であるような 不思議な、独特の世界があると思います。
- pdjrnaw
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安部公房が好きなら、島田雅彦も好きだろうと思います。『僕は模造人間』など。 夢野久作『ドグラ・マグラ』も好きかもしれない。「これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。」と言われ、世界的に評価の高い傑作です。 胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしのか この巻頭歌でもう僕はやられてしまい、寝食を忘れて読みふけったものです。
お礼
あー、『ドグラ・マグラ』ですか。前から話に聞いて一度は読んでみたいと思って探してたんです。でも何故か近場で入手できず……。今度は大きい図書館に行くかネット販売で探してみます。 みなさん、色々教えてもらって本当にありがとうございました。今まで教科書に出てくるような有名で比較的古い作家しか読まなかったのですが、今回のことで「良い物はこういう所にもたくさんあるんだなぁ」としみじみ思いました。お陰で読書の幅が大きく広がりました。 ちなみにポイントは自分の作品に対する好みですのでご容赦を。(^^
#2さん、#4さんの、カフカ、稲垣足穂は、有名どころで定評有りと言うところで、多くの方の趣味に合うと思います。 ひねくれたところでもう一つ候補をあげておきます。 高橋たか子「骨の城」。ひょっとして入手困難かもしれませんが。
- rokkaa
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「ブッシュ・オブ・ゴースツ」ちくま文庫 エイモス・チュツオーラ 橋本 福夫 (翻訳) ナイジェリアの作家です。
筒井康隆、中井英夫はどうでしょうか? (年齢がバレる......)
- terre
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安部公房は私も好きで読み漁りました。いいですよね。 私が今まで彼に近い印象を受けたのは幻想文学系の作家たちです。 その中でも、「変身」「審判」「城」等をかいているカフカの作品が一番安部公房とイメージが近かったと思います。 (あらすじ等→http://www5c.biglobe.ne.jp/~miso/germany/kafuka.htm) その他では「不条理の哲学」ということばで語られるアルベルト・カミュの「異邦人」や「ペスト」等もシュールでス的な作品を書いていますので、宜しかったら是非どうぞ。
お礼
カフカですか。読んだことあるはずなんですが忘れてました。思い出してみれば確かに。もう一度読み直してみます。
- koga_s
- ベストアンサー率21% (36/164)
多和田葉子「犬婿入り」 川上弘美「蛇を踏む」 なんかはどうでしょうか。嫌いな人はもう絶対無理! っていう感じの湿っぽいシュール加減(?)なんですけど、 どっちも面白いと思います。両方芥川賞受賞作です。 個人的には多和田葉子の方がオススメかな。
お礼
回答ありがとうございます。 多和田葉子はすぐには見つかりませんでしたが、川上弘美の方は読んでみました。一見すると淡々としてるけど、いつの間にか非現実的な世界に引き込まれていて楽しめました。
お礼
稲垣足穂の『一千一秒物語』、読んでみました。最初の数ページくらいは幻想的なのに描写が簡素なので読みにくかったのですが、慣れるととても好きになりました。ありがとうございました。 ちなみにムーンライダーズは……すみません。(^^;