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日本人は敗戦のとき「悪が善に勝った」と思ったのか
第2次世界大戦中は、日本人の多くは、日本軍は悪いアメリカ人や悪いイギリス人と戦う正義の味方と思っていたと思います。戦後になってから、良いことと悪いことが逆転したのですが、戦争中は、日本軍は正義と思っていたはずです。 ですから、敗戦のとき、日本人の多くは、「悪が善に勝った」と理不尽さを感じたのでしょうか。
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開戦当時は、日本が正義だと思っていた人も多かったのでしょうが、経験者に聞くと生まれてからずっとどこかの国と戦っているのが普通だったので、パールハーバーのニュースを聞いても「またやってる」くらいにしか思わなかったそうです。 ただ、戦況が苦しくなってくるにつれどちらが正義かなど、どうでもよくて明日のご飯をどうするかでみんな苦しんでいたのです。 うちは田舎でしたが、男手を戦争に取られ田んぼや畑はあっても作業できる人員がいなくてひもじい暮らしをしていたそうです。 当時、町中でも食料が不足し田舎を回って食料を恵んでもらう人も続出したそうで、うちの実家にも来たそうです。 「くず米でも芋でもあれば、恵んでもらえないか」と言われ 「あげたいのは、やまやまだがあげる芋もない」と言うと 「それは、可愛そうに。わしはまた恵んでもらえるからこれを食べなさい」と 芋を恵んでもらったそうです。 上流階級や軍部の一部は「正義は我にあり」だったのかもしれませんが、日本中の普通の国民はどちらが正義でもよくて、この戦争状態を終わらせてほしいと願っていました。 ですから、戦争が終わると敗戦のくやしさとか、「悪が善に勝った」かの理不尽さなど考えることもなく、爆弾が落ちてこない日々が来たことを喜んだのです。 それまでは、家の中にいても外にいても、いつ空襲警報が鳴るか分からないため常に逃げ込める防空壕や木の陰、頑丈なビルを意識していて社会活動が思うようにできなかったからです。 日本人が本当に日本軍が正義だと信じていたのなら、進駐軍が駐屯して各地を回っているときに自爆テロくらいはやっていたと思います。 陸上版の神風攻撃です。 でも、そんな話は聞いたことがありません。 つまり、日本軍は悪いアメリカ人や悪いイギリス人と戦う正義の味方など当時の大本営が強制的に信じさせていただけで、普通の日本人は竹やりを持ちながら「どうでもいいけど、腹へった」くらいにしか思っていなかったようです。
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- dragon-man
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そんな哲学的ないことを考えている余裕はありませんでした。明日の飯をどうするかで頭がいっぱいでした。そういう哲学的なことは後世の満ち足りた人の暇つぶしです。
- SPROCKETER
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シベリアに抑留された経験がある先生がいましたが、当時の旧日本軍は上層部が精神病患者揃いで、まともな指揮命令が出来ないほどだったそうです。支離滅裂な命令や曖昧な命令を出して、部隊が混乱する事態が多かったと言います。悪が正義に勝ったのでは無くて、正常な人間が精神病患者に勝ったのが現実でしょうね。 ミッドウェー海戦で大敗北したのも、司令官が統合失調症患者で、米国の心理戦に操られて負けています。精神病で無い人は相手の作戦を見破りますが、精神病患者は騙されやすく、操られやすいのです。日本が負けた真の原因でしょうね。 今の漫画やアニメも同じですが、精神病患者の妄想を描いているものばかりで、そういうものを信じ込む人達が同じ失敗を繰り返しています。外国では人型ロボットが成功しているのに、日本の人型ロボットが開発中止に追い込まれたのは、研究者が妄想障害を起こしているからに過ぎません。
- roadhead
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開戦前はアメリカの大国に楯突いても敵うはずかないと考えていた人も少なからずいました。 しかし日本の軍部はそれまでの戦争で勝ち続けていましたのでアメリカにも勝てると思い込んでいましたので正義とか悪だとかの感覚ではなく強いか弱いかの二元論で準備をしていました。 その中で日本の国民に対する広報戦略として鬼畜米英、正義は我にありと言う情報操作を行いました。 多数の国民や軍人はそれに騙されてしまい不必要な自決を行って尊い命を多く失いました。 そんな中で敗戦し終戦を迎えた訳ですから正義が負けたと一時的には思った人もいたと思いますが戦後はアメリカの助けによって復興する事が出来たので多くの国民に正義はアメリカにあったんだと理解したと考えます。
- ninkinoki
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当時は情報統制をされていたということなので、国民の中にはそう感じていた人もいたかもしれません。ただ、現場の軍隊の人たちはどうだったのでしょうか?そうとも言い切れない部分や、人によって感じ方が違かったのかもしれませんね。