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日本の敗戦は実際にはどこの国と戦って負けたのでしょうか。
日本の敗戦は実際にはどこの国と戦って負けたのでしょうか。 歴史に詳しくありません。教えていただけないでしょうか。 第2次世界大戦で敗戦したとき、日本では大空襲があったり原爆の投下などがあったかと思いますが、考えてみるとアメリカの話ししか聞いたことがない気がします。 戦争で実際に戦っていた中に中国や韓国、ロシアなどのアメリカ以外の国は日本本土に空襲に来ていたりはしていたのでしょうか。 そんな意味で実際のところ日本とそれ以外の国との戦いで負けたのか、アメリカとの一対一の戦いで負けたのか、どちらなのだろうと思い質問しました。 よろしくお願いします。
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見方によります。 国際法から見た場合、日本に宣戦布告していた52ヶ国に負けています。 参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%9D%A1%E7%B4%84 戦闘の状況から見ると、太平洋、ニューギニア、フィリピン、本土周辺島嶼の戦闘においては主として米軍相手に(オーストラリア軍等も参戦しています。)敗北を喫しています。本土を空爆、機雷封鎖して日本を追い詰めたのはこれら占領された地域から飛び立つ重爆撃機です。また、一番日本を追い詰める原因となった海上輸送網の壊滅に関しては、主として米国の潜水艦及び航空機によるものです。 ビルマ方面においては英印軍及び、蒋介石軍に敗北を喫しています。しかしながら、米軍による莫大な物資援助と、日本軍による戦略ミスによるものが大きいです。 満州方面ではソ連軍に敗北を喫しています。しかし、やはりこれも日本軍側の守備が手薄であったことが大きな要因となっています。 一番難しいのが、あなたが中国と呼ぶ相手との戦いの見方です。 当時、今存在する中華人民共和国は存在しませんでした。中華民国という国家は存在しておりましたが、それは中華を代表する国家というよりも、蒋介石という個人が乱立する国家の盟主として君臨していたに過ぎませんでした。その地域に、第二次世界大戦が始まるはるか以前、満州事変という形で日本は大規模な進出を行います。その後、紆余曲折の後、日本は米英の支援する蒋介石と本格的な戦争状態に入ります。それが1937年のことですね。 日本軍は圧倒的な強さで、蒋介石軍は次々と敗れ去り、北京、上海、南京等の主要都市はすべて陥落しました。その後、どんどん奥地へ攻め込みますが、重慶を中心とした漢中盆地に立てこもり米英からの莫大な軍事援助を得た蒋介石軍は粘り続け、泥沼の戦となってしまいました。そもそも、圧倒的な広さの大陸を兵力が少ない日本軍が制圧できるわけありません。 そのような状態で戦争が4年間続きます。 決して先進国ではなく、物資も乏しかったのに多くの兵士を大陸に派遣して戦争をしていた日本は見る見る疲弊してゆきました。太平洋で覇を競っていた米国は、蒋介石への援助に加え、外交的にも邪魔者である日本に圧力を加えます。そして、日本は資源を追い詰めてより広く侵攻を行う。それを繰り返し、最後には米国との直接対決になってしまいました。 大陸で膨大な人的資源と物資を消耗した上で、国力的にすべての面で負けている米国と直接勝負したわけですね。 第二次世界大戦参戦が1941年、終戦が1945年。米国との戦争はその4年間、大陸での戦闘は8年間です。一番大きく消耗したのは大陸での戦闘ですが、勝負を決めたのは太平洋での戦闘です。そして、大陸での戦闘相手である蒋介石は、米国からの莫大な援助がなければ耐えられなかったでしょう。(日本が大陸を占領できたという意味ではないです。)終戦間近のソ連軍による大規模な侵攻も、米国による莫大な援助によりソ連がドイツに勝利できたがために行えたものです。そういった観点から見ると、やはり日本が負けた相手は米国であると言っても過言ではないでしょう。
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- makocyan
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大事なところは他の皆さんにお任せしておきます。 >戦争で実際に戦っていた中に中国や韓国、ロシアなどのアメリカ以外の国は日本本土に空襲に来ていたりはしていたのでしょうか。 →中国軍機が九州に飛来してビラを撒いた、という記録があります。日本で空襲といえばB-29ばかりがクローズアップされますが、さすがにB-29でも航続力が不足する東北以北なんかでは空母艦載機による空襲も行なわれ、その中には英軍の空母も参加しています。またソ連の火事場泥棒どもは停戦後も千島近辺で空襲を行なっています。 >実際のところ日本とそれ以外の国との戦いで負けたのか、アメリカとの一対一の戦いで負けたのか、 もちろん前者です。ただアメリカ以外の国との戦闘では(特に緒戦では)圧倒していたことや、終盤になって負けが込んでいた際も、相手の武器はアメリカから供与されたものが多かったりすることもあって「アメリカに負けた」という印象が強いですね。
枢軸国(日本、ドイツ、イタリアが中心)と、連合国(米英が中心)との戦争です。 日本が直接攻撃したりされたりというのは、 中国方面 米国 英国(マレー、シンガポール、インド、ビルマなど) オーストラリア オランダ(ジャワ方面) あたりみたいですよ。私も詳しくちゃんと知っているわけではありませんが。 タイ軍とも少し交戦していますが、敵というのとちょっと違う。 カナダも敵側だったけどうどうなんだっけと調べたら、香港やシンガポールに侵攻した時にカナダ軍がいて戦ったようです。 日本軍はオーストラリア北部を空襲しました。何十回も行ったらしいです。 逆にあちらからは来なかったのだろうと思いますが。日本は航空母艦から飛行機を飛ばせたんですね。 なおオーストラリア軍とはシンガポール攻略の際も戦っています。主には英国軍とですが。 英国軍いるところインド軍も。「英連邦」なのですね。 (今もコモンウェルスという緩い結びつきの英連邦が存在します) アメリカの飛行機が日本まで飛んで来られたのは、サイパンなどのマリアナ諸島を占領できて以降。飛行距離の問題です。遠いと燃料が持たない。 太平洋戦争(1941年12月~)ということだと、1に米国、2に英国なんじゃないでしょうか。 そういえば、鬼畜米英という言葉がありますね。 ソ連はもう日本が負けているところにダメ押しでしたし・・・・。
- aburakuni
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最近の例で言えば、イラクやアフガンの旧政府に対し日本は宣戦布告はしていませんが、米国に出撃拠点を提供し、燃料補充の一部を担ったりしています。 他の方も仰る様に韓国は日本の一部でしたから論外ですが、その他の国は「戦勝国」と言う事は出来ますし、第一次世界大戦時には日本も戦勝国側にに名を連ねています。 火事場泥棒的参戦を行なったソ連はともかく、中国においては「抗日戦争」は行なわれて日本に損害を与えましたし、日中戦争が無かったなら国際連盟脱退や日米戦争が発生したかどうかも疑問ですので、外交も含めた戦いで中国に負けたとは謂わざるを得ません。
- Fredrick Craig Coots(@PVTCOOTS)
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え~っと、まず・・・ >>中国や韓国、ロシアなどのアメリカ以外の国 日本の敗戦以前に韓国と言う国家はありません。 敗戦までの朝鮮半島は日本の領土です。 中国航空機による空襲はありませんね。 殆どが米軍の空襲です。 ポツダム宣言を受諾して8月15日以降に満州北部や樺太を攻撃したソ連軍の例も有ります。 ソ連軍は地上と空と海上から攻撃をしました。 米軍艦船が居ないことを確認の上で「北方領土」に上陸し占領しました。 実際には戦闘地域各地での義勇軍や部族民との戦闘も有ったようです。 図式としては日本対連合軍などと簡単に表記している場合も有ります。