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多年草野菜とは
- 多年草野菜は、一度植え付けると複数年にわたって収穫できる野菜のことです。
- 一般的な野菜は一年草であり、毎年種から植え直す必要がありますが、多年草野菜は根が生き残るため、そのまま成長し続けます。
- 代表的な多年草野菜には、アスパラガスやラベンダー、ローズマリーなどがあります。
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- bannzaiusagi
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個人的には収穫が1シーズン(1年間)で終わらない野菜で同じ株から毎年採れる物と思っています。例えばアスパラガスとかニラ、タケノコやレンコン、ネギにも植えっぱなしで殖やしつつ欲しい時に欲しい本数だけ採れる系統もあります。 日本の野菜は基本一年草扱いの物が多いですが日本の気候だと冬が越せないので一年草扱いなだけで原産国や南の国などで育てば同じ株から数年は収穫可能な物もあります。例えばトマトは容器栽培して1年目収穫が終わった後に根元から20cm位の所で切ってから冬も充分暖かで日差しの入るところに置き栽培できれば切り残した茎から新たに芽が出てきて育ち上手に育てれば真冬に実が採れるそうで、知人は3年繰り返し育て充分収穫できたそうです。 他に普通収穫自体は1株1回であるものの(特殊な栽培の為に残った部分は処分する)実際は自然に育ててあげると根が残って、毎年採れる野菜もあります。 例えば軟白ウドや市販の切りミツバや根付きミツバなど。軟白ウドは充分育つまでは畑で数年普通に育てます。それを掘り起こして真っ暗な室に移し軟白栽培、ミツバも種子を密植気味に蒔き苗を育てたら囲って葉柄が徒長する様に育て切って収穫すれば切りミツバ、ミツバ栽培専用のスポンジに種子を蒔いて同じように徒長栽培しスポンジを切り離して収穫します。ちなみに市販のニラもほとんどが徒長栽培で、ビニールハウス内などに密植して堆肥や水をたっぷり与え急成長させて長い葉に育て収穫します。 日本では多年草野菜はあまり多くありませんが外国だと結構多くの多年草野菜がありチューブ入りわさびに使われるホースラディッシュも本来は多年草で栽培物だと畑から全て収穫してしまいますが我が家では草地に埋もれるように植えておき株は掘らずに残しつつ草の陰から上に出ようと伸びた根元部分だけを早春か晩秋に切って収穫します。こうすれば切り口付近から脇芽がいくつも伸びて数年後には根元が何本にも殖えるのです。掘ってしまうと根の欠片からも芽が出て蔓延ってしまい大変なのが我が家では殖えすぎることなくずっと必要株数を保てています。他にはチコリや宿根ルッコラなどの栽培経験があります。川には栽培物が野に流出し野生化してしまったクレソンがびっしり。札幌から日本中へ広まったセイヨウタンポポも元は野菜で芽を軟白栽培したものが西洋料理に使われ(明治からの開拓期お雇い外国人の食事や農学校での寮生の食事にも使われていました)イタリアやフランスなどでは今でも野菜扱いで栽培されています。 近年は山菜も栽培物が多いので、これも野菜に含むなら山菜はほとんどが多年草で年数を経る程味の良い物が採れます。外国の多年草野菜も外国の山菜由来のが多い様です。我が家では庭に昔から自生しているアサツキの原種から毎年葉を刈り取り薬味として1年分を刻んで冷蔵保存し、敷地内にどっさり生えて来る野生ミツバを春に生え始めの茎葉をたくさん収穫しお浸しや胡麻和えにします(茎を切っても根元から脇芽が出てきて毎年生えてきます)。オオバギボウシ(ウルイ)は沢山出てくる芽から間引いて採ると株を弱らせず更に大株へ育てる事が出来ます。 タラの芽は美味しい山菜なのですが栽培物は切ってしまった枝から芽を出させ小さいうちに摘んでしまい収穫後の枝は廃棄します。本来は生きた木から採れたもう少し芽が育った一番芽を新鮮なうちに食べられるなら市販品の数倍美味しいものです。 多年草野菜は病害虫に強い物が多く普通の野菜よりも手間がかからないものが多いので我が家はこの類ばかりです。収穫時期が極端に短い物も多いのですが季節の味として毎年楽しんでいます。