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もしも恐竜が生きていたら
もしも恐竜が生きていたら、人間は恐竜に打ち勝って、捕まえて養殖して品種改良して食肉にしてますか??
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その動物を家畜化出来るかどうかは群れを作る動物であるかが非常に重要で、何故なら単独性の強い動物は牧場などの施設で多頭飼育すると縄張り争い等のケンカを起こしてしまい、その結果互いに傷付けあって死亡したりしてしまいます。この習性が強い動物は例えその動物の肉や毛皮などに価値があっても家畜化は難しく、よって猟師などが野生のモノをその都度に狩って来る事になります。 例えば北極圏に生息するヘラジカはウシ並みの巨体で植物食性でありその肉も非常に美味しく利用価値が高い動物ですが…非常に気性が荒く一箇所に定住する習性が無いため家畜化はほとんど不可能です。逆に一見すると凶暴なイメージが先行するワニ類ですが、実は縄張り争いをする習性が無く狭い飼育施設の中に数十頭を一緒にしても、餌さえちゃんと与えていればお互いにケンカをする事も無く大人しくしているため。東南アジアなどでは食肉用とワニ革用で家畜的に飼育され、地元の市場などへ安定供給されています。 さて、恐竜が実際にはどの様な習性を持ち、果たして人間の手で家畜化出来る動物であるかは未知数ですが…仮に家畜化可能な動物であったとして話を進めるとしても、それだけでは家畜化されるかと言えばそうではありません。一番、重要なのはその動物が人間にとって有用であるかどうかが問題になります。つまり肉が美味しいかとか、角に象牙みたいな価値があるとか、或いはワニ革みたいな皮革製品が捕れるとか。クジラみたいに良質な油脂製品が作れるとかでも良いですね。いずれにしても恐竜が現代に生きる我々、人間にとって何らかの利益をもたらす動物でなければ家畜化してコストをかけて肥育する意味が無いですから。 いわゆる象牙的な価値は美術的な価値観と繋がり容易には判断出来ないので、ここは単純に食肉動物としての価値を考えてみます。質問者は食肉動物として価値が高い動物とはどの様な動物であると考えますか?肉が美味しい?量がいっぱい取れる?色々とありますが…グローバル経済の嵐が吹き荒れる現代の地球上で価値ある食肉動物とは、与えるエサの量に対して肉がより多くより短い肥育期間で得られる動物です。またハマチやマグロの様に養殖可能な魚であっても、エサにはより小さな小魚やエビなどの他の肉類が必要な動物は「肉を大量に消費して小さな肉を作る」行為に他ならないので、味や栄養はともかくエコや持続性の観点からは経済性が良くないと言えます。 以上の事柄を鑑みて想像するに家畜化するのに最適な恐竜は…「竜脚類(ブラキオサウルス)」ですね! - ブラキオサウルス https://www.kyouryu.info/brachiosaurus.php 最新の研究では竜脚類(ブラキオサウルス)の恐竜は内温性ではなく外温性動物(変温動物)だと考えられており、その場合はウシなどの哺乳類と比べると食事の量が非常に少なくなります。また竜脚類は異常と言えるほど成長速度が速かった事が発掘された子供恐竜の化石などが分かっており、卵から孵化したばかりの時点では体重が3~4kg程度の赤ちゃん恐竜が、それから40~77日で体重が10倍以上の40kgに急速成長した事が分かっています。従って畜産業の観点から見れば、現代の品種改良された肉牛やブタ、鶏類などよりも非常に肉変換効率が高い優秀な畜産動物だと言えるでしょう。 一応、国産高級和牛の肥育効率がおおよそ「1kg当たり1500円」が目安とされてますが。ウシは1年近い肥育期間が必要になるので、それに比べれば圧倒的に恐竜の方が肥育効率が10倍近くも良い計算になります(一般的な牧草をエサとして使う場合)。まあ本当に最も肥育効率が良い動物は昆虫の蝿の幼虫、つまりウジ虫なんですが…(笑)。その話は今回は深く突っ込まない方向性で。 当然、植物食性でありますし、かなりの大集団の群れで生活していた事も分かっています。完全な成熟個体になるまでにはある程度の期間、数年はかかると見積もられていますが。食肉用に出荷する事だけに注目するならば、体重100kg程度まで成長した赤ちゃん恐竜でも構わない訳です。実際、現代の肉牛でもミルクだけで育った赤ちゃん仔牛の肉を最高級品として珍重してるくらいですから。 まあ後は年間の平気気温が20度以上、出来れば25度以上に保たれる南半球のオーストラリアとかブラジル辺りでならば、場所を気にせずに地平線が見える様な広大な恐竜牧場で安定的に恐竜肉を生産可能ではないかと思います。あとウシやブタと違い、恐竜は卵で生まれますので。卵を孵卵器で養育する様にすれば、畜産にありがちな死産によるロスを大幅に減らせるメリットもありますね。現代でも既にダチョウ牧場は存在してますので、そのノウハウは充分に流用可能だと思われます。 ただ問題が1つあるとすれば…それは子供の内に出荷せずに飼育し続けた場合、竜脚類は死ぬまで成長し続けて巨大化が止まりませんので。ブラキオサウルスだと最大で全長が25m以上、体重も25t以上にまで巨大化しますので。こうなってしまうと最早、人間の手には負えなくなりますので安楽死させるしか手が無くなるかと。ですので恐竜を家畜化する場合は早急に品種改良なり遺伝子組み換えを行うなりをして、寿命を短くするか余り巨大化しない様な品種改良を施す事が必須になるかと思います。
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- eroero4649
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最近は、恐竜は絶滅したのではなくて鳥類に進化したと唱える人もいますから、それに従うなら人類は鳥類を捕まえて鶏やアヒルなどに品種改良して養殖して食肉にしていますね。 いや恐竜があの大きさのままだったとしたらだよ、というのならば、ヒトが知的生命体になるためにはサバンナの気候が必要ですから、恐竜時代の地球環境のままなら知的生命体であるヒトは誕生しないですし、ヒトが誕生する条件が揃うなら恐竜はあの姿のままでは存在できません。
お礼
質問としてはもしも恐竜が生きていたらなので「同時期に存在できない」が真実であったとしても「もしもの話として捉えて欲しかったです」 とは言え、回答者様みたいなりありすと嫌いではありません。 回答ありがとうございました。
実際やってますよ。 鶏をはじめ多くの鳥が食用として人間に育てられています。 彼らは恐竜の生き残りの末裔ですよ。 卵も鶏肉も美味しくいただけるのも彼ら恐竜がいたからです。
お礼
生き残りの末裔だから鶏を養鶏=恐竜の養殖は少し飛躍のしすぎです。 でも、回答としては面白かったです。
- SPROCKETER
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人間以前の段階がありますよね。哺乳類の時代に恐竜が生き残っていたら、みんな喰われてしまって人間まで進化出来ませんでした。全長1m以上の生物は全て食い尽くされていたのが、恐竜時代の弱肉強食の現実だったそうです。 恐竜は鈍足だったとか、脳が小さくて間抜けだったとか、色々と偏見で考えられた逸話がありますが、ワニが巨大化したのが恐竜だと考えれば、獲物を捕る時は驚くほど敏速だったかもしれず、そうでなかったら、哺乳類が餌になっていた原因が説明出来ません。今でもワニに喰われている人がいるぐらいですから、人間は恐竜に勝てないでしょうね。 恐竜を養殖して食肉用には出来ないでしょうね。味は鳥に似ているでしょうが、臭いが酷いのだそうです。美味しい動物ではありません。映画の話を信じない方が良いです。
お礼
仮に人間と恐竜が同時期に存在したとしても、恐竜には勝てない。 そもそも人間は恐竜に駆逐されるだろうという案をなるほどなと思いました。 回答ありがとうございました。
- notnot
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恐竜の一部は今の鳥類として生き残っていますので、今も養殖して食肉にしていますよ。
お礼
恐竜の進化は鶏だから鶏の養殖をもって恐竜の養殖はちょっとどうかな?と思います。 結構鶏の進化は恐竜だから恐竜の養殖やってるよって人多いんですね。 回答ありがとうございました。
お礼
とても分かりやすかったです。 特に大きな恐竜だから沢山お肉が取れて わーい(笑)ではなく、大きくなりすぎるが故の問題がなるほどな~と思いました。 回答ありがとうございました。