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長時間労働の習慣はいつから?なぜ?
「働き方」について質問致します。 最近「働き方改革」として従来の長時間労働の是正などが行われています。 そもそも長時間労働の習慣はいつ頃、どのような背景で生まれたのでしょうか? 夜中まで職場に残っていることが「努力」であり評価されるメンタリティーが以前の日本社会にはあった、あるいは残業代目当てで意味もなく職場でウロウロしていた、奥さんが怖くて早く家に帰れなかったなどとの話もあります。 もちろん少しでも長く働けば仕事の成功や家族の幸せを実現できると思って働いていた人も多かったのだと思います。 しかし、実際のところ私は昭和時代に社会人として当時の職場環境を見ていたわけではないので、長時間労働の習慣がどうだったのかということは分かりません。 身近なところでは、私の父親がその影響を非常に受けています。20歳から30代半ばまでNTTに勤め、毎日2~3時間の睡眠で働かされていたと言います。その後、自営でパン屋をやっていますが、NTT時代のやり方が染みついてしまっているのか長時間労働で週末も一切の休みなく働いています。ON,OFFの区別がないのです。本人はそれが当然で、もはや何も疑念を持たずに仕事の奴隷のようになってしまっています。結果として、健康状態も非常に悪いです。 ただ長時間労働を否定するのではないですし、労働は良い事でもありますが、うちの父親のようなケースはある種、極端な日本の「常識」の影響を受けてしまい、疑うことも知らずに自分自身の身を亡ぼすというケースは他にもあると思います。 私はこのことを残念に思っています。
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歴史を書き綴ることが出来ない時点で、回答者として失格ですが、、、、終戦直後、報酬、健康、地位、名誉を度外視して日本の復興に尽力された方々に敬意を称したいと思います。 1945年8月、太平洋戦争敗戦した時点で、日本も近隣東南アジアのように植民地になっても可笑しくない。「当然!」と誰しもが落胆していましたが、マッカーサー元帥の計らいで、一国として復興の道を歩んで良いとお達しが出た時は、国民の各自の心に秘めた覚悟が芽生えたのだろうと思います。 そこからですかねぇ。 2年遅れ(1947年)に憲法内に労働基準法が盛り込まれましたが、「絵に描いた餅」。この時は、今のように厚生労働省や労働基準監督署等の言葉いとつ建物ひとつなかったわけですから。 今の男性育児休暇取得に及ばないくらい軽視されていたと思います。 逆に其々の得意分野で日中夜問わず、お国の為に働いた先代がいたからこそ今日の日本があるわけです。 急速に第二次産業が発展し、公害汚染や特有の病気が出た後から後から考案が出ても手遅れのケースが多くなったので、政府は雇用、就業のルール、政府の管理下によって使用人の健康を維持させるように企業側を指導しました。 何分、資源(原材料)が無い国ですから、見様見真似で製造(生産)が中心。 作っては売る、作っては売るの工程ですから、鉄鋼から始め販売まで一連の流れは止まることなく続きました。 また、動力の確保というのもモーターリゼーション、急成長期では大事な役目で 各港整備、附帯する火力発電所建設。世界に誇れる黒部第四ダム。 インフラ、物流の整備も1964年東京オリンピックに向けて、新幹線建設、東名、名阪高速道路が24時間工程で進められた。 この頃は、終戦時10代だった連中が、教わっていた教科書は「お国の為に・・・」その連中が30代の働き盛り時期とちょうど重なり「働く美学」が確立されていたのだと思います。 日本に休む暇がなかったんです。 男は働いて、隣の家より早く、冷蔵庫、洗濯機、カラーTV、東京オリンピック後は自家用車を購入することがアルジのステータスと言わんばかりの分かり易い権利保持。 その時代時代に同級生、兄弟が切磋琢磨して大家族の一役を担い、嫁、婿を貰い子供を儲け家族の為に仕事に励んだ時代。 生きた証を今の時代に合わせて批判することの価値すら分からず、近隣のアジア諸国から見れば、ただただ激動の時代を日本民族は良くぞここまで復興、発展させたと称賛したい。 これからの時代は、グローバルスタンダートと言えど、いつ製造(生産)国に見切りを付けられるかの覚悟をしておかなければ、「働き方改革」等のぬるま湯にどっぷりと浸かっていたら溺れて死んでも誰も保障はしてくれません。
- Ice-Trucker
- ベストアンサー率24% (453/1816)
40代、外資系企業で部下持ち管理職をしています。 アメリカに人生の半分住んでいました。 あなたのお父さんのように戦後の高度成長期に馬車馬の ように働いてきて日本経済を支えた人たちを尊敬はしています。 私のおじも、昔は3日連続で徹夜していたとか言っていますからね。 ま、でも、時代が違います。 >長時間労働を否定するのではないですし、労働は良い事 日本人が長時間労働をするかというと、あなたのように それが当たり前だと思ってきたからですね。 子供のころから「勤勉」「一生懸命」「労働は美徳」とか 言われてきましたから。そういう学校教育(洗脳)があって、 みんな長時間労働と労働はいいことって思っているんです。 企業としては、そのように洗脳された「質のいい労働者」 (リーマンも含む)が必要で、学校教育は効果てきめん。 歴史を見れば、世界で学校教育が始まったのは、イギリスで 産業革命が起きて、質のいい労働者を「農家」から「都会」の 工場に送り出すためのものですからね。このへんは 世界でも日本でも今も変わっていません。 子供のころ、体育の時間で整列とか練習したと思いますが、 あれも工場で整列するための訓練。学校が毎日同じ時間で 始まるのも、工場出勤のため。 しかし、最近、過労死とか出るようになって、 ちょっと働き方がおかしいなとみなさん気づき始めたんでしょう。 私自身は、20代の新人のころから残業しませんでした。 「労働ってバカらしい」って思っていたので。 労働とは、「自分の労働でお金をもらう」ってことです。 私は、「お金がお金を生む」投資のほうがいいと思ったので、 投資してずっとしてきて資産ためて、 50歳で引退しようと思いました。 今40代で、引退できるくらい資産があります。 私がリーマンで1日8時間働いているかというと、 「暇つぶし」です。 一般に長時間労働とか言いますが、 だったら転職して働きやすいところに行くとか、 都心ではなくて地方で物価の安いところに行くとか、 副業してリーマンに依存しないとか、 私みたいに投資するとか、 そういう発想が大事だと思いますね。 最後に、お父さんの健康状態、少しでもよくなるといいですね。
- VIDEOFAN
- ベストアンサー率20% (31/154)
昭和の東京オリンピック時代に働いていたものです。 あの頃は仕事に燃えていました。残業代を稼いでいた人もおったかも知れませんが、仕事を完成させる事に生きがいを感じて家に帰ることも忘れて頑張ったものでした。 いやいやながら仕事をしていると、健康を害したり不平不満が出るものです。 働き方改革も必要だと思いますが、長い人生中でひたすら仕事に打ち込めて残業を気にしない時期があっても良いのではないでしょうか? マンネリで残業するのではなく、やるときには一月ぐらいは家に帰ることもなく仕事に打ち込める事があっても良いと思います。
- roadhead
- ベストアンサー率22% (852/3790)
日本は明治以前は鎖国していたこともありとてものんびり暮らしていて日没と同時に寝る様な国民でしたから夜に働くのは泥棒くらいのものでした。 時間にもルーズで世界から時間を守れない国だと評価されていました。 しかし明治維新で開国した後は世界からとても遅れている事に気付いて慌てて産業を起こし工業化を進めとにかく遅れを取り戻すことに必死で夜、昼の区別無く働き世界に追い付きました。 追い付いた途端、周囲の国々に戦争を吹っ掛けて連戦連勝と言う事態になりました。 そりゃ少し前まで未開発の武器と言えば刀と飛ばない弓矢、旧式の鉄砲くらいしか無かった国ですから相手は油断しまくりの所を襲われてしまったんですからね。 と言う訳で働き詰めになったのは明治時代以降と言うことになります。
- KUMADEKA
- ベストアンサー率42% (60/141)
狩猟生活から農業生活になった段階でむしろ労働時間が増えたと研究している学者もいます。 安定生活のために、自由時間を減らして労働量を増やしたともみえるわけです。 農業も、人手を使う工業的大量生産も、生産物の量と労働時間の総量には正の関連が高かったのでしょう。 日本の場合はこれにさらに、成果より、努力している姿を長時間労働でアピールして、それをわかりやすく、あいつは頑張っていると評価する態度の上司が多かった。今も多いからこれに拍車をかけました。 それに対して、純真無垢で素直な人ほど、あるいは、保身に汲々とする人も含めて、これに忠実に応え続ける期間が長かったため、長時間労働を成果以上に評価するような雰囲気が強く形成されていったのだと思います。 過労死(KAROSHI)が英語にもなっていることから、日本でその傾向は特に強いのかもしれません。 https://en.wikipedia.org/wiki/Karoshi 成果で評価するしかない状況が続けばこの価値観も変わらざるを得ないと思います。日本も少なくとも昔よりその傾向は出てきていると思われます。 成果より自分への忠実度の高さで部下を評価する、権力欲を仕事の達成感による満足度より重視する人が、出世してしまいやすい構造もこの価値観を増長してきたのかとも思います。(考えすぎかもしれませんが)
- aokii
- ベストアンサー率23% (5210/22062)
長時間労働の習慣は、戦後の貧しい国民の生活改善を望んだ時からではないでしょうか。 仕事と遊びと労働が一つのものであることは、それほど悪いことではありません。特に、お金のための労働でないのであれば、理想的です。