フランス革命に詳しい人に質問!ベルばらのマリーアントワネットって実際と違う面が・・
子供のころベルばらを読んでオスカルのかっこよさもさることながら
アントワネットの悲劇性も感動しましたが、最近大人になり「令嬢テレジア」という同じくフランス革命のマンガを読み(こちらは実話の女性が主役)
ベルばらのとアントワネットが全然違います。
それでアントワネットの歴史書を読み漁ったところ。テレジアの方が正しいらしく(ベルばらも正しい面もありますが)
ベルばらは美化しすぎのような気がして愕然としました・・
例を挙げますと
1 国王の下の弟アルトワ伯爵はベルばらではアントワネットと不仲でアルトワは王妃の悪口を言ってたが、実際は アントワネットとは大の仲良しで(ま、ポリニャック同様地位目的もあるかもしれんが)フェルセン
(ベルばらではフェルゼンだが実際はフェルセンらしい)よりも民衆の間では、憎まれてたらしく、ベルばらでは アルトワ伯爵をとにかくアントワネットとあまり仲良く書いてない。
テレジアのマンガではアルトワはアントワネットと協力して平民出身の大蔵大臣を陥れようとしてたが、これも本当らしい。
2 平民がヴェルサイユ宮殿に攻めてきたとき、アントワネットはベルばらでは一人でお辞儀をして平民を迎え入れて拍手喝采ですが、実際はラファイエットという当時人気のあった将軍に後押しされ、平民たちの前で手にキスをさせ、それで拍手喝采らしいです(テレジアの漫画ではそのように描かれてますしそれが本当らしいです)
3 国王がヴァレンヌ逃亡事件の失敗後、国民から恨まれて、外国にいち早く逃亡してた、アルトワ伯爵とプロヴァンス伯爵(国王の上の弟)が 諸外国をそそのかし フランスと戦争させようとしてるのをベルばらでは、国王の妹のエリザベート(ベルばらではなぜかエリザベスとなってたこれも違うような)が
「アルトワ伯爵とプロバンス伯爵が 外国をそそのかし、フランスと戦争をしようとしてるおかげで、私たちは窮地にたってる」とアントワネットと言い合っててアントワネットはこの戦争に対してノータッチみたいに書いてたが、
実際はアントワネットもこの戦争には乗り気で、オーストリア軍隊に フランス軍の情報を流してた(テレジアではこれを書いてあった)
みたいです。
理由はフランス軍を負かして革命をつぶしてほしかったのがアントワネットの思惑らしいです。
4 ベルばらではアントワネットはフェルセン一筋だが、実際は エステルバージとか結構 好きな男性がいたらしいです(一番はフェルセンだが)
5 あとベルばらのアントワネットのヘアスタイルは実際と全然違うような、実際はもっとアップにしてたらしい
ベルばらの話は大好きなんですが、アントワネットが実際と結構違うように書かれたのにショックを受けました(子煩悩なのは ベルばらもよく書けてますが)
ちなみにベルばらは、理由はわかりませんが、アルトワ伯爵を 酷く書きすぎのような気がします。彼はポリニャック伯爵夫人同様アントワネットと大の仲良しだったらしいのに(地位目的もあるかもしれんが、かなりの仲良しなのは事実)
ベルばらではあとアルトワ伯爵とプロヴァンス伯爵を仲良しに書いてますが、実際のアルトワはむしろ プロヴァンスの方と(これはアントワネットも同じ)そりが合わないらしかった。
かなり前置きが長くなりましたが、質問になりますが、私と同じように ベルばらの王妃が本当の王妃だと、前に思ってた人っていますか?
なんか昔ほどベルばら見てときめかなくなりました(オスカルはすばらしいですが)
ま、ベルばらは ラセーヌの星ほどフィクションではないですが(あれは本当、主役の女の子の戦闘服ですが、あの時代のフランス人があんな露出の高いコスチュームするわけないです)
事実と結構違うのにショックです。