【I】オイラーさん
e^█(ix=cos(x)+isin(x)・・・・・・(A)@ )
(1)そのままで
オイラー関数(A)の左辺は、“Fig1 複素平面”に於いて
----> 【0,i】 -----> 【-1,0】 -----> 【0、―i 】------>【1,0】となり、
反時計回りに、単位円を一周する。
(2)一回微分
次にこの、オイラー関数(A)を微分する。
d/dx 〖{e〗^ix}=d/dx{cos(x)+isin(x)}
〖ie〗^ix=-sin(x)+icos(x)・・・・・(B)
(B)式は、X =π/2の時、以下のようになる。
ie^(i π/2) =-1=i^2・・・・(1)
e^(i π/2)=i・・・・・・・・・(2)
すなわち、オイラー関数は一回微分すると
位相がπ/2だけ進み、左回転を起こし
【Fig1 複素平面図】の虚数軸の【0、+i】の位置
に来る。
(3)二回微分 / x=πの時
(B)式をもう一度微分する。
d/dx 〖{ie〗^ix}=d/dx{-sin(x)+icos(x)}
〖i^2 e〗^ix=-COS(x)-isin(x)・・・・・・・(C_1)
〖-e〗^ix=-COS(x)-isin(x)・・・・・・(C_2)
e^ix=COS(x)+isin(x)・・・・・・・・・(C_3)
(C_3)式=(A)式となる。
ここで、x=πと置くと
e^iπ=-1+0・・・・・・・・・・・・(3)
(3)式はオイラーの公式となる。
オイラー関数は左回転を起こし【Fig1 複素平面図】の
【-1、0】位置に来る。
(4)3回微分 / x=3/2 πの時
(C_3)式を一回微分する。
〖ie〗^ix=-sin(x)+icos(x)・・・・・(B)
e^ix=+COS(x)+isin(x)・・・・(B_1)
(B_1)にx=3/2 πを代入する。
〖 e〗^(i 3/2 π)=cos(3/2 π)+isin(3/2 π)・・・・(B_2)
e^(i 3/2 π)=0--i・・・・・・・・・・・(B_3)
すなわち、左回転を起こし、【Fig1 複素平面図】の
【0、-i 】の位置へ来る。
(5)4回微分 / x=2πの時
(D_1)をもう一度微分する。
e^ix=cos(x)+isin(x)・・・・・・・・・・・(D_3)
この式にx=2πを代入する。
e^(i(2π))=+1・・・・・・・・・・・・・・(D_4)
オイラー関数は左回転をしながら、元の位置【+1、0】へ帰ってくる。
、
以上から、オイラー関数 e^ixは一回微分するごとに
(π/2)だけ位相が進み、
【+1、0】----【0、+i】----->【-1、0】---【0、-i】
---【+1、0】
と左回転を起こし、単位円を一周する。
オイラー関数は微分すると左回転を起こし、積分すると
右回転を起こす。ちょうどメビウスの帯の表を微分とすると
その裏が積分となり、微分と積分は表裏一体の関係であることがわかる。また、リーマン面との関連も密なるものがある。
お礼
高校生に戻って勉強したいと思いました.e^xが微分積分で形を変えないことが連想されてしようがありません。メビウスの帯はいつもつ売っていますが、りーマン面はちょっと難しすぎます。