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ist ein Unfall geschehen

これも完了形の助動詞理解に苦しんでいるのですが、 Gestern Abend ist in der Shillerstraße ein Unfall geschehen. という正解が・・・  Unfall は単語自体でなにか起こったという変化を示しているので、もうこの文は「変化」そのものについて言いたいのではなく、「シラー通りで事故という変化があったこと」が昨夜の話だ、と言いたいように見えて、それならhatじゃないの?という気がしてしまいます。どう思えば、ドイツ語の思考回路についていけるでしょうか。

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回答No.1

「生じる」「起こる」など、「状態の変化」の概念を表す「自動詞」は sein 支配です。類語はいろいろあると思いますが、3つ例を挙げておきます。 Der Unfall ist geschehen. その事故は起こった。 Ein Unglück ist passiert. 不幸が起きた。 (注:他動詞としての passieren「通過する」は haben 支配) Der Krieg ist ausgebrochen. 戦争が起きた。 (注:他動詞としての ausbrechen「折り取る」は haben 支配) 上のような動詞は、「起きていない状態から起きている状態への変化」と考えればよいと思います。以下の用例も、「見えない状態と見える状態の間での変化」として理解できます。 Er ist aufgetaucht.(現れた) Er ist verschwunden.(消えた) Er ist auf der Bühne erschienen.(舞台に表れた) Das Buch ist erschienen.(本が出版された) Das Licht ist erloschen.(明かりが消えた) sterben は、「生きている状態から死んだ状態への移行」なので sein 支配、leben は状態の変化がない「生きるという行為」なので haben 支配です。 「場所の移動を伴う動き」を表す自動詞も sein 支配です。 Er ist gegangen.(行った) Er ist gekommen.(来た) Er ist gefahren.(乗り物で行った) (注:ただし、「車を運転する」「乗り物で(人、物を)運ぶ」の意味の他動詞 fahren の場合は haben 支配) Er ist geflogen.(飛行機で行った) Er ist geritten.(馬で行った) (注:reiten は haben 支配になる用例が少しありますが、あまり出会うことはないと思います。独和大辞典を御覧ください。) Er ist gelaufen.(走った) Er ist gerannt.(走った) Er ist gerast.(疾走した) stehen, sitzen, liegen なども迷う例ですが、場所の移動、動きがないので haben 支配です。 変化があるかないか、別の場所への移動があるかないか、などが判別の基準になりますが、そういう連想がしにくいものも中にはあります。たとえば fließen(流れる)、gleiten(滑る)、stolpern(つまずく)、begegnen(出会う)のような動詞です。 また、同じ gehen を含む動詞でも、機能と意味で変わります。 stehen: Er hat gestanden.(立っていた状態、変化なし) aufstehen: Er ist aufgestanden.(起きた。寝ている状態からの変化) bestehen: Er hat die Prüfung bestanden.(試験に受かった。他動詞) 一つの動詞に自動詞と他動詞の両方の形があって、それぞれが sein支配と haben 支配に分かれるものもあります。 Er hat den Zügel gezogen.(手綱を引いた。他動詞) Er ist gezogen.(引っ越した。自動詞) また、reisen(旅をする)も基本的には sein 支配ですが、「行為」としての旅に重点が置かれる場合は、habenが使われる場合もあります。 用例をたくさん見た方がよく、ネット検索でも参照できるサイトは複数見つかるので御覧ください。 https://deutschlernerblog.de/hat-oder-ist-perfekt-mit-haben-oder-sein/ https://deutsch.lingolia.com/de/grammatik/verben/sein-haben

b1856
質問者

お礼

ありがとうございます。詳細なご説明を読んでいくうちに、これはいちいち理屈で考えるより、まず自動詞と他動詞で切って、自動詞のうち「変化」の描写という順番で考えて、もし外れたら用例で学ぶというほうが効率的だと悟りました。参考サイトのご紹介もありがとうございます。これで完了形であまり暗くならずにすみそうです。 今、唯一ピンとこないのは、問題集にあった、 Er ist lange wach geblieben. で、長らく起きていて状態に変化がなかったことに焦点がある文なのにseinになっているのが解せないのですが、結局は寝入ったという変化をむしろ拾っていると考えればいいんだろうかと考えています。 ほんとうにありがとうございます。

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