- ベストアンサー
ヒトパピローマウイルスが感染してから死滅する期間
(1)子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスは 一旦感染してから自然にそれらが死滅するまでの期間を知りたいです。 (2)また、性質として例えば、熱に弱いからシャワーで洗い流せば少しは減るなどの 死滅や少しでもウイルスの数を減らすことができるようなことがありましたら、 教えてください。(感染した場合についての内容でお願いします) (3)ヒトパピローマウイルスの性質として何が原因で悪い細胞になっていくかの性質も知りたいです。原因は、不規則な生活とストレスかな?と漠然に思いますが 何か御存知のことがありましたら、御回答をよろしくお願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1)HPV(ヒトパピローマウイルス)は一旦感染した後,何十年も潜伏する可能性もあり,何かの症状が出なかった人(コンジローマや子宮頸がんなど)がウイルスが死滅したのか,発症しなかっただけなのかはまだ誰にも分かっていません。 (2)もちろん性交後すぐに洗うなど努力は効果をすこしあげるかもしれませんが,HPVは極々ありふれたウイルスで,50歳以上の性経験のある女性の80%以上は感染していると言われるもので,基本的には感染を防ぐのはワクチン以外は道は無いと言われています。(コンドームなどは有る一定の効果があると思いますが)もちろん熱や水など,ウイルス自身をとりだしてきて当てれば死にますが,感染してからは細胞の中に入ってますので,効果はありません。 (3)ウイルスは人の細胞が持っていない特殊なタンパク質を感染した細胞で,感染した細胞を乗っ取って作ります。最初はこっそり自分の必要なタンパク質を作り,その内そのこっそり作ったタンパク質が細胞の防御機能を乗っ取ることで,自分が増えたり,隠れたりするのに都合良く,感染した細胞を動かし始めます。その中には自分が増えるため自分のコピーをもった細胞を増やすためのタンパク質があるのですが,それが細胞が普段増えずに止まっている(子宮頸の細胞は増殖が止まっているのに)のにそこにウイルスが,増えろ~とむりやり乗っ取って命令をだすので,感染した細胞はドンドン増えていきます。 ウイルスのなかには,単に増やすだけでイボになって終わりのものもありますが,ウイルスの型のなかでは,それにさらに増えて,どっかに移動してさらに増えろ(転移)などを命令したり,増えて増えて体の本来の機能をおかしくしてしまうものもでてきます。これはウイルスが原因での癌です。 もう少し簡単に言うと。 ウイルスは細胞にとってはテロリストのようなもので,細胞が自分の制御に大事なタンパク質に自分のタンパク質を結合させて仕組みをおかしくすることで,癌になったり他の病気になったりするのです。国を乗っ取ろうと思えばその国の中枢を占拠するのが一番効果的ですよね? たちが悪いのは自分が増えたいだけならいいですが,テロリストなので増えた後は自爆してしまう(癌で死んでしまう)悪質な型があります。 あなたの言うとおり,免疫はその癌細胞の排除に重要なので,不規則な生活やストレスなどを軽減させることで免疫力がアップして癌が起こりにくくなるとも言えます。
その他の回答 (1)
- KUMADEKA
- ベストアンサー率42% (60/141)
HPVには多くの型があり、ほとんどは問題を起こしません。通常、HPV感染は感染後数ヶ月以内に自然に治癒し、2年以内で約90%が治ります。HPVの特定の種類に感染した人のうち少数の人が、持続感染しがんへと進行します。 感染した場合は自分の細胞の遺伝子に入り込むのがウィルスですから、その細胞ごと死滅するしかないのでしょう。 何が原因かは不明ですが、非科学的な俗っぽい説明を追加させていただけるなら、 ウィルスは遺伝子を変える(ウィルスの遺伝子をもとの細胞の遺伝子に刷り込んでしまう)ので、それが発現したら、本来の細胞と違う成長をしている場合がでてくるのでしょうね。
お礼
HPV感染は感染後数ヶ月以内に自然に治癒し、2年以内で約90%が治るということで、 体の中の免疫システムのようなものが働いてなのか?自然に治っていくものなのですね。 ウィルスは遺伝子を変えることで、本来の細胞と違う成長をしていることで、ガン化するかの分かれ道に入る要因にもなるのですね。御回答をいただきましてありがとうございました。
お礼
HPV(ヒトパピローマウイルス)は一旦感染した後,型や人によっては、何十年も潜伏する可能性もあるのですね。 感染してからは細胞の中に入ってしまうので,ウイルスを減らすような効果があるようなことはないのですね。 不規則な生活やストレスは、免疫を低下させるため悪い細胞に変化をさせてしまうことの要因にもなりえるということが分かりました。御回答をいただきまして、ありがとうございました。