人の死に絡んだ仕事をしていますので気になり回答。
まず、お墓を持つということの面倒さ。公立の霊園でしたら煩わしさはありませんが、お寺の檀家になってしまったら最悪。私の親戚は川崎市のとある寺の檀家ですが、建物を修繕の時には金をせびりに来るし、年始になると坊主が各家を回って集金作業。坊主だけならまだしも孫を連れてきてお年玉までせびる始末。墓じまいしようにもさせてくれないと嘆いていました。まともな坊主もいるんでしょうけど、お気持ちと言いつつ値段によって変わる戒名。坊主の世界も結局カネカネカネ。
お墓を持っていること自体が負債なのではなく、寺との付き合いが面倒だし無駄。金を持ってる老人ですら嫌気がさしているのに、若い人にとっては計り知れない大きな負担になります。
それに質問者様の言う通り葬送文化の変化でもあります。以前は通夜告別と二日かけていた葬儀も直葬という形で簡易に済ませる方が増えています。やはりこれも死んだ人間に対して金や時間を大きく割くことができないというのが実情でしょうし、生きている人間が快適に生活するために金を使った方が有意義だと消費者が理解し始めたのかもしれません。
私個人の話をすると実家は大きなお墓を持っています。しかし私にしか子供がおらずしかも二人とも女の子。実弟は結婚すらしていないので論外。男の子ならいざ知らず女の子にお墓を継がせるわけにもいかないので都立霊園に申し込んで年間管理費不要の樹林墓地が当選しました。ですのでこの先実家の母親が死んだときにはお墓は継ぎませんし残念ですが無縁仏確定です。そんな家庭もあります。
いままでの日本は葬儀やらお墓にお金を使い過ぎていたと思います。坊主に数十万払って有難くもないお経と説法聞きたいですか?戒名なんて無くても実の名前で十分ではありませんか?葬儀の時の祭壇なんて使い回しで法外な金額を取ってるんですよ?葬儀関連業界は今までのツケがきたんでしょうね。