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「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」の出典は?
まもなく終戦記念日の8月15日がやってきますが、昭和天皇の終戦の詔勅(玉音放送)にある「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・」という有名な一節を聞くことになります。この言葉の出展は何でしょうか?私がたまたま読んでいた新井白石『折りたく柴の記』にも似た表現があります。岩波文庫版の80-90ページに「此年比、堪えがたき事をも堪え、忍びがたき事をも忍びしは、主となしまゐらせ、従者となりし所を思ひしが故也。・・・」とあります。博覧強記で、中国の古典に詳しい白石が使っている表現なので、中国の古典から来ている言葉ではないか、とは思うのですが。。。
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ネット検索で見つけたエピソード程度の話ですが、参考になると思います。 達磨大師の言葉だそうですが、釈迦にも似たようなお言葉があるそうです。 臨済禅黄檗禅公式サイト「法話と禅語 ダルマさんの眼」 http://www.rinnou.net/cont_04/myoshin/2003-10a.html 抜粋します。 第二次世界大戦の末期、静岡県三島市龍澤寺の山本玄峰老師を鈴木貫太郎氏が訪れています。老師は鈴木氏に、首相に就任されて、潔く負けて戦争を止めることを、勧めました。「堪え難きを堪え、忍びがたきを忍んで、この難局を乗り切ってください」と励まされました。 鈴木貫太郎内閣になり、昭和天皇の終戦の詔勅が出されました。「時運の赴く所堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ為二太平ヲ開カムト欲ス」この「堪え難きを堪え、忍びがたきを忍び…」は、達磨大師が後継者となられた神光(二祖慧可大師)に、入門のときに与えられた修行の心得でした。 「堪えがたき恥辱を忍ぶものは、悪くいわれることはなく、必ず人のために尊ばれることになる」とお釈迦さまのお言葉にもあります。
お礼
ありがとうございます。なるほど、達磨大師の言葉ですか!白石は儒学者ですから、儒学の古典にある文章かなにかにある言葉かと思いました。