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むしろ縦の方が意味は大きいかと思いますよ。横方向には原子量の順で並んでいますが、縦方向には似たような性質を持つ元素が並んでいます。例えば左端の縦一列はアルカリ金属と呼ばれる非常に化学反応を起こしやすい元素が並んでいます。一番端の左上の水素が金属？と思われるかもしれませんが、通常の環境では確かに金属としての特性をしましませんが、極圧下では液体金属水素という状況になり激烈な化学反応を起こす性質持つ金属元素としての特性を持ちます。逆に右端の縦一列は非常に化学反応を起こしにくい元素が並んでいます。ヘリウムやネオン・アルゴンなどごく特殊な場合を除いて化学反応を起こすことはありません。そしてこの縦の列の並び方はそれぞれの元素の最外殻の電子の数の順に並んでいます。これを族と呼び1から１８までの順で並んでいます。左端の一列は最外殻（いちばん外側を回っている電子軌道）電子の軌道上のある空きの数の順とも言えます。この軌道に空きが多く存在するほど化学反応を起こしやすい傾向があり（例外もある）ますので、縦の並びには重要な意味があるのです。
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