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現在義務教育では元素の周期律表は習わないのですか?
いつもお世話になっています。 現在義務教育では元素の周期律表は習わないのですか? 改訂学習指導要領で40年ぶりに義務教育の授業時間が増えるようです。理数を中心にして増加すると聞きました。その中に元素の周期表が有りました。 と言うことは現在義務教育では元素の周期律表は教えられないのですか? 元素の周期律表は化学の最も重要な基本と認識しています。 私は大学受験から随分たっています。化学では他の事はほとんど忘れていますが、周期律表だけは第3周期くらいまでは今でも言えます。それほど骨の髄まで入り込んでいると認識しています。 これほど重要な(と私は思う)人類の知的財産に触れないという事実が本当に合ったのでしょうか?
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お礼
回答有り難う御座いました。勉強になりました。 >周期表で比較的綺麗に分類できるのは、希ガス、それからIまでのハロゲン…ところが、OやNの下に来るSやPは、早くもH2SO4やH3PO4など、「結合の腕」では説明できない化合物を作りますし…遷移元素に至っては高校化学ですら手を焼くような代物… 周期表で比較的うまく説明できるのは典型元素まででしたね。思い出しました。遷移元素は最外郭軌道の内側の電子殻に電子が順に入り込んでいくため(エネルギー準位って言いましたっけ)性質を周期表ですっきりとは説明できないのでしたね。 そういえば周期表に限らず化学は例外のオンパレードだったことを思い出します。もちろん量子化学まで持ち出せば説明可能なのでしょう。しかし高校生には高度過ぎますし、ましてや義務教育の中学生にはトンでも無いでしょう。 とするとおっしゃるように、周期表の存在および概念は義務教育では必須項目にしない方が良い?のかも知れませんね。 周期表という人類の至宝とも言うべき(と私は思う)知的財産に触れることができるのは、一部の人間のみに与えられた特権なのかも知れません。本来学問という物はその項目を学ぶ者に特権を許す者なのかも知れませんね(カネとの関係の有無は別にして)。 ありがとう御座いました。