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リソソーム内の酵素について

リソソームの消化作用についての質問です。 ファゴソームやオルガネラをリソソーム内に取り込んで(融合して) 加水分解酵素などにより消化する作用のほかに、 リソソームが破れ、中の酵素がサイトゾルに放出され、 細胞全体の自己消化のようなことが起こると 授業で習った気がします。 この、後者のような場合の説明のときに 「リソソーム=自殺袋」というふうに 説明されていたのが興味深かったのですが、 リソソームの中の酵素の最適pHが5.0付近だとすると、 Cytosol (pH 7.2)にいったん放出されれば 活性を(ある程度)失いそうに思えます。 それでもリソソームは「自殺袋」なのでしょうか? どうぞよろしくお願いします。

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  • Freeuser
  • ベストアンサー率45% (181/399)
回答No.1

なかなか詳細がわかっていない分野ではありますが・・・、端的にいうと、オートファジーのときに内容物を加水分解するタンパク質と、アポトーシス(細胞死)を引き起こすときに働くタンパク質は異なるのだと思います。 細胞にストレスがかかったり、アポトーシスの一番最初の信号が出ると、リソソームから少しずつ内容物が漏れ出すそうです。その中に含まれるあるタンパク質が、ミトコンドリアに働きかけてシトクロムcを放出させるなどして、アポトーシスの信号を増幅していくようです。おそらくこの分子はリソソームの中の低いpHでは活性があまりなく、Cytosolに放出されて活性化するのでしょう。 加水分解酵素の最適pHは5くらいで、Cytosolに放出されれば活性を失って、そのうち分解されてしまいます。 少しずつ漏れ出す、というのがポイントらしくて、リソソームの中身がいっぺんに全部出てしまうと、細胞はきれいに自殺(アポトーシス)する暇がなく、ぐちゃぐちゃとした、周りにも迷惑をかける死に方(ネクローシス)をするそうですが・・・。 まとめると、オートファジー用の加水分解酵素を持つという点で自殺袋なのではなく、細胞死を引き起こす別のタンパク質(実はこれもタンパク質分解酵素なのですが)を持つという点で自殺袋なのかもしれません。 すみません、まったく自信がありません。

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