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Haworthia植物育成のための知識と経験について
- Haworthia植物を育てるための知識や経験についてアドバイスをお願いします。
- Haworthia植物の育成に失敗せずに成功するための初歩的なアドバイスやヒントを教えてください。
- Haworthia植物の育成において、徒長や葉やけ、成苗に仕上がる頃の問題を回避するための知識や経験を共有していただけますか?
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以前ハオルチア栽培に嵌ってピーク時には50鉢ほど室内栽培(北海道なので屋外栽培より管理がしやすい)してました。 普通オブツーサと言えばこの形というオブツーサの、斑入り個体(葉が極端に短く丸い見た目)も、銘(又は品種の)が解らないものでしたが一時期栽培してましたが、どうしても他の物より弱く短命でした・・・。 まずオブツーサと言う名前ですが、これは特定の種類を示す名前ではありません。 元々は、本来なら刃先が尖っているはずのハオルチアの種類から、変異して出現した「葉先が丸い形状の葉」の事を表す言葉です。つまり葉の形状の特徴の呼び名ですね。それが一般へハオルチアが紹介されたときに「珍しい植物」として葉先が丸く透明な窓の有る植物として紹介されたために、一部の媒体で「葉が丸く透明なのがハオルチア」と言う様な紛らわしい説明が独り歩きし、まるでオブツーサと言う名前がハオルチアの種類の名前の様に誤解されたまま広まっているようです・・・。 元々葉の形状の呼び名ですから正確には「〇〇と言う種類のオブツーサ葉個体」と言うことになります。なので種類的には複数の種類にオブツーサが存在します。この葉先が丸くなる特徴は遺伝子で保たれ交配した後に種子から育った物にも多少ながら受け継がれることがありますが、大抵は脇芽を育てたり葉挿しや胴切りして発生した芽から斑模様が有望そうなものを育て、綺麗な斑入りに育った物だけ流通します。そのために個人で殖やすとなかなか優良株が出現しにくく育った株の綺麗に模様が出ている葉だけを選びまた葉挿しして・・・と手間のかかる事も・・・。 オブツーサの斑入り個体と呼ばれている物には、実際はいろいろな種類や異種交配由来個体のものが存在します。なので、オブツーサの斑入りと言っても元の種類や交配由来個体(銘とか品種名)の分からない個体は性質なども不明で、まだ実物を手に入れていない時点ではアドバイスもしづらいですね・・・。 私の知っている限りでは「斑入りオブツーサ葉個体」の中で一番性質が強いと感じるのはピリフェラと言う種類のオブツーサ葉個体から出現した由来の「ピリフェラ錦」です。 ただピリフェラという種類自体葉が伸びますし、斑入り模様も独特でご所望の様な斑入りオブツーサの見た目とはかけ離れているとお感じになられるかも・・・。 まず葉が長く伸びます。見る人によっては人の指っぽい形と感じるかもしれません。葉の厚さも他のオブツーサと違ってあまり太いとは言えず平らっぽい。また葉の生え方もあまりロゼットっぽくなくほとんどが斜めか上へ向かうような株姿。葉色は栽培環境にも左右されますが、私の持っていたピリフェラ錦は縞が細く多くて葉の緑はモスグリーンを薄めた様で、白い斑模様入りと言うよりも葉が全体に曇りガラスっぽい様な緑に見えました。 ピリフェラ自体が強健な性質と感じましたので基本種よりも少し光量が少なめに当たる場所に置く程度の管理でしたがとにかく丈夫で長生きでした。この株を種子親にして他の種類と交配して成功し種子が採れたくらいです。 基本的に斑入り個体は性質が弱めのものも多く花を咲かせるだけで弱ってしまったり、交配できても実が育つ途中で枯れてしまう事を覚悟で行わなくてはなりません。斑入りの特徴は母親株にした方が子へ受け継がれ易いからですが、斑入り個体が種子親だと実が育ち種子が熟すまで親の養分がかなり消耗してしまいます。 ピリフェラ錦が他の種類よりも強いと感じたので交配させ実の数をできるだけ少なく心掛けたものの、母株はすぐには枯れませんでしたが数年後に原因不明で弱って枯れてしまいました。もしかすると種子親に使わなければもっと長生き出来ていたのかも・・・。 種子から無事育った交配個体は残念ながら斑入りの特徴を受け継がなかったものの、母株の特徴と父株の特徴が適度に混ざった個人的には気に入った形状に育ち、葉が横に倒れず斜め上に向かうという全体に広がりすぎない姿が好みです。 個人的にはピリフェラは葉先に必ず生える一本毛(「波平さんの一本毛」と呼んでました)と葉の横に並ぶ鋸歯が好きで、交換などでいろんな方からいただいたオブツーサの中にも一本毛と鋸歯が目立っているのがあり「これはピリフェラの血が混ざってるかも」と感じるのがあったので、丸くぷくっとしている可愛いオブツーサがお好みならこの特徴を持つ物は避けた方が良いかも。 複数の種類にオブツーサがある為にどのオブツーサ斑入り個体が手に入るかわからない事には性質がどの程度強いか、どの程度の光量が必要かは実際経験してみるまで分かりません。でも全体に言える事は全体が緑色の基本種より少し光量が少なめでの管理が向くという事でしょうか・・・。これはハオルチアだけでなく、植物全体での斑入り個体に言える事です。光の当たりが強いと斑入り個体によっては葉緑素が足りなくて弱るか育ちが目立って遅かったり、斑入りと言うのが元々が突然変異による遺伝子エラーなので本能的に元に戻そうという遺伝子が働き出し途中から斑模様が無い葉が生えてきて育つにつれ斑模様が減ってしまったり、子株が緑一色で出て親株の養分を奪い親株が弱る事も・・・。 斑入り個体は全体の斑模様の色がクリーム色の葉(黄斑)だと割と性質強め、真っ白だと性質の弱いものが多い様です。 ただ、今回問題なのはオブツーサの場合は紫とか黒と呼ばれる色つき個体だと日当たりが強めな場所に置かないと色が薄まってしまうのです・・・。 なのでブラックオブツーサの「錦」だと強い光が必要なのに斑入り模様は強い光に向かないというジレンマ的要素があって栽培は難易度が結構高めと感じます。もし将来はどうしても手に入れたいのなら、まずは斑入りの無いブラックオブツーサか、オブツーサではなくても同程度まで色が濃くなる種類を試しに栽培してみて予定の置き場所で綺麗に濃く色ついてくれるかを確かめ、確実に濃くなると確認してから購入すべきかと・・・。ちなみに我が家は室内の為に一番光が強く当たる場所でも色が濃くなる個体には向かず、こげ茶色の‘チョコレート’と言う個体の色が薄くて諦め他のハオルチア愛好者へ譲ってしまったことがあります。普通の緑色のハオルチアなら十分な光であっても紫や黒と呼ばれる濃い色だとかなり光の強さが求められる様で、置ける場所が限られている場合などだと最初から緑色以外の葉色のものは栽培できないことがあります・・・。 まずはオブツーサ以外の葉が尖ってる斑入り模様の個体を複数手に入れて栽培してみて、ご自分のところで斑入り個体が好む光量が程良い場所を見つけて下さい。また、光が強い場所ほどハオルチアの水やり加減が難しく、水分が足りなさ過ぎて萎れ気味に見えたり(こちらが原産地での本来の姿で、休眠するので簡単には枯れません)夏に突然根腐れしたりで、きれいな姿で保ちたいのならハオルチアの水やり具合は他の多肉植物よりも気を遣う様に感じます。 生育時期が春から初夏と、秋と2回あると思っておいた方が良いかも。夏は休眠させた方が良い種類もあります。屋外栽培だと冬は室内に移した方が良い物も。北国の室内栽培だと暖かいので目立って育ったり、湿度が足りなくて休眠に入るものもあります。 ハオルチアは種類ごと、交配種なら交配親ごとに性質が違い好む環境も違ってきます。手に入り易い普及種ほど育て易く、珍しいほど栽培の難易度が上がります。 「欲しい変種があれば、まずはその基本種を栽培してみて自分のところで無事に育ったら購入して、その変異の特徴も考慮して管理する」事が成功につながると思うので、急いで買ってしまう事無く計画を立ててまずはハオルチア栽培に自信がつくほど栽培してみて下さい。 オブツーサの斑入り個体でもいろいろな性質があるので子株が出やすく子株に斑模様が受け継がれ易い個体ほど手に入れやすく、脇から子株が出にくい(または葉挿し・胴切りでしか殖やせない)、斑模様が受け継がれにくいものほど小さな苗でも高価になります。 最初は綺麗な斑模様でも個体によっては環境変化で途中から斑模様が減っていく個体もあります。それが子株にも斑模様が受け継がれやすい物なら脇芽や葉挿しでできた子株で綺麗な斑模様のが出てくれることがありますが、斑模様の少ない葉の場所から出る芽ほど模様は出ません。 また、注意したいのが「斑模様の多すぎる個体」。時折斑模様が特に多く綺麗な株がお値段安めで売っていたりオークションで優良株の苗として高く売られていたりするのですが、実はこういう株は「将来性が無いものも多い」のでできれば避けた方が・・・。実は斑模様の入る割合が多すぎる物だと育つにつれてだんだん白っぽく成っていき、酷いと白一色の葉(うぶ斑・ゆうれい斑)が出て来ます。これは葉緑素がほぼ無いので育ちにくく白っぽい葉が多い株ほど将来枯れ易い可能性が高くなるのですが、斑模様を減らすというのには手立てがほぼありません・・・。私のところにも以前通販の組み物に入れられ送られてきたのですが(目的のは別種)、その時に抗ってみての結果個人的な見解ですが斑入り個体の場合は、斑入り模様が多めの兆候が出始めた時に使う肥料の成分の内ミネラル分の量や比率を緑一色の個体と斑入り葉個体では変えられれば変えてみると(例えば斑入り葉個体にはミネラルのうち特定の成分を多めになど)その後の結果ももしかすると違ってくれるかもと感じます。途中から白くなってきたら一番手っ取り早い対処はまだ斑模様が多すぎないところから胴切りして(上は処分)切り口から新しい芽を出させて株を育て直す事なんですが、これは珍しいものほど失敗したときの事を思うと行うには勇気がいりますね・・・。
お礼
例えば花が咲くと枯れてしまう種類などいちに年草の類、、。多年草のハオルシアも例外でなく何十年の寿命があるそうな。葉挿しや脇芽も上手く選抜したりしなければ、場合によれ短命な植物体でしかありませんね。極論、アロエの葉が多様になった感じのハオルシア、短命にもなります。子吹きなど有り難そうで、コントロールしなければ芽は潰れてしまうし、葉姿は崩れてしまいます。適期を逃せば、挿し芽にも使いにくい。そして、水やりは極端な話し、根が元気(健全)ならば、適量ではよく育つし、上に生える草は下に生える根がしっかりしないと水やり1つのやり方違いで枯れてしまいますよね。根がないなら水やりなどいらないくらいに(しかし、要湿度管理)。健全な植物体としては、腐ったりした部分を取らず残すと全体が枯れやすくありますよね。よく腐らせました。 ただ、植物体が健全でなければ、腐った部分を取り除いたとしてその先のべっこう飴の向こうの顔までがダメになりますね。 丸窓の綺麗なオブツーサは憧れますよね。更にオブツーサ錦ともなれば目移りすることもあります。聞くにお札が諭吉が、、何枚もいるようなハオルシアは手が出ませんが、しかし育てれる個体を得れたならば、それは欲しいかなと思います。まだまだ目の肥やしです。 色素抜けの部位の話し、大量培養時には沢山出ますから、斑入りの大量培養は不向きなのかなと思います。任意の発現を植物体に固定して培養など出来にくいですし。これは、普通に育ててもなる時がありますね。確かに確率が低くてもリスクがあるとしてチョンパして元の斑回りを期待するのは分かります。 禾が残念な気持ちにさせるのはさておき、可能な限り、チャレンジ精神をもちたいです! 回答ありがとうございます。