※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:Phonoイコライザの回路について)
Phonoイコライザの回路について
このQ&Aのポイント
オーディオ初心者が購入した古いアンプ(LUXMAN L-400)を修理して使っている。
初めはPhono入力は使わなかったが、ジャンクのプレーヤー(Pioneer PL-X200)を購入して接続し、MMモードで使用している。
Phonoイコライザー部のコンデンサを交換し、サーノイズは減ったが、音がぼやけたり擦るような音が出るようになった。MCモードに切り替えると音量が低下する。MC用のトランスやヘッドアンプは見当たらないが、アンプには「ハイゲインMCイコライザ内蔵」と書かれている。カップリング部のコンデンサ容量についても疑問がある。
Poor オーディオおよび、レコード初心者です。
以前にもこちらでご相談させて頂いたのですが、ジャンクで購入した、古いアンプ(LUXMAN L-400)を修理して使っておりました。
(ガリノイズと片チャンネルから音が出ない症状でしたが、バイアス調整の半固定抵抗と、パワートランジスタの故障が明らかになり、両チャンネルのパワー部と電源部のトランジスタと電解コンデンサを全交換し、スイッチの接点を分解洗浄、ボリューム交換などの処置を経て、元気に音が出るようになりました。)
当初、レコードは聞くつもりが無かったので、Phono関連の部分には手をつけていなかったのですが、せっかくここまで直したので、Phono入力も使ってみたくなり、また性懲りも無くジャンク(Pioneer PL-X200(300円))のプレーヤーを購入し、修理(ベルト交換と、ピックアップメカニズムの応急処置)してつないでみました。
このプレーヤーはIMカートリッジで、初心者の私は、その存在すらも知らず、このアンプにはMM/MCの選択しかないため、最初、どちらのモードにすべきか、迷いましたが、安物なので、とりあえずMMで音だしをしてみました(あとでMMでよかったと判明。)
最初は、ブーンというハムノイズで、これは使い物にならない と思いましたが、RCAのアース端子をつないでいないことに気づき..(やはり とても初心者です..)、アンプの端子につないだら改善しました。(アンプ本体には2穴用コンセントしか付いておらず、そのどちらがコールド側か いまいち不詳でした。ちなみに自宅コンセントは3穴です)しかしなんとなく「サーッ」と言うホワイトノイズが気になり、ためしにMCモードに変えてみたら、ホワイトノイズは音量を上げても乗らなくなったのですが、全体的に音量が下がり、ぼやけた音になってしまいます。AUX, Tuner, Monitor入力ではこのようなホワイトノイズは入りません。
レコード(安いプレーヤー)なんてこんなものか、とも思ったのですが、一度はきちんとメンテナンスしようと考え、もう一度箱を開けました。MM/MC切り替えスイッチの接点洗浄(あけてみたらやっぱり真っ黒だった→無水アルコールと消しゴムで黒ずみを完全除去し、接点グリス塗布)をして、まだ変えていなかったPhonoイコライザー部のコンデンサーの交換を試みました。
ここで問題が生じました。(ここからが本題です)
回路図とにらめっこして、通販でコンデンサー(すこしグレードアップしたつもり)の注文をしたのですが、いざ元のコンデンサを取り外してみると回路図とかなり違う容量のコンデンサが付いていました。注文を間違えたか、と思い、あらかじめ手に入れていたサービスマニュアルを再確認したところ、Parts List には、実際に基盤に実装されているものと同じ容量のものが記載されています。具体的には、RCA端子からオペアンプの+に信号を送るカップリングと思われるコンデンサ(C104ab) が、回路図では3.3u なのに、パーツリストと実装は47u/25vの、ELNA のオレンジ色に。イコライジング調節して(?)、-側にフィードバックする途中、(MM/MC切り替えにつながる手前)のもの(C113ab) が、回路図では47uなのに、リスト、実装では4.7u/50v ELNA赤色(for Audio) になっておりました。C103ab, C107ab は、Rubicon の回路図通りの物が実装されておりました。
通販でたのまなかった、 4.7u/50v の手持ちはなく、とりあえず、購入した、3.3uをつけ、ほかは、実装されていたものと同じ容量の、新品のコンデンサに換装し、試聴してみました。
結果、サーノイズは、心なしか、減った気もします(気のせいかも)が、レコードのゆがみに反応して、針がトレースするような擦るような音が、耳につくような気がするようになりました。試しに、MCモードにしてみると、やはりサーノイズは消えますが、音量は低下し、ぼやっとした音になり、変わりありません。
そこで、お聞きしたいのですが、
(1)MCモードは、MMモードより、増幅率が高いのかと思っていたのですが、MCに切り替えると音量が低下するのは、正しい反応なのでしょうか。違うなら、MMカートリッジをMCモードで聴くと、正しくはどう変化するのでしょうか。
(2)アンプ内に、MC用のトランスも、ヘッドアンプも、見当たらないのですが、このアンプの、カタログによると、「ハイゲインMCイコライザ内蔵」、と書いてあります。これにMCカートリッジのプレーヤーを直接つないでも本当にまともに音が出るのでしょうか(購入する予算は今のところないのですが...)。
(3)カップリング部に、47uは、わたくしの乏しい経験では、あまり見受けないように思ったのですが、やはりパーツリストと実装のほうが誤っているのでしょうか。今のところレコードの音は、それなりには聞こえている気がします。
勉強不足で、インピーダンスや、周波数の計算が出来ないのですが、RIAA変換など、この組み合わせで、正しく出来ているのでしょうか。回路図通りにつけなおしてみたく思ってもいるのですが、パーツに むやみに繰り返し熱を与えたくもないものですから...。
オーディオ回路に詳しい方、ご教授よろしくお願い致します。
お礼
m_and_dmp さん ご回答 有り難うございます。お返事が遅くなり、申し訳ございません。 というのも、これらのコンデンサを変更しても、大勢に差は無さそうだ、と言うことは何となく理解できたのですが、それならコンデンサの容量の意味って何だろう…、というもやもやした気持ちを抑えられず、自分なりの納得を求めるべく、LTspice なるソフトをパソコンにインストールして、解析を試みようとしておりました。 Web でつたない自己学習しつつ、まず、Phono イコライザー部の回路を作成し、入力の手前に逆RIAA回路をはさみ、過渡解析してみました。 結果C104(カップリング)/C113(フィードバック側)が 47u/3.3u (現在の状態)の組み合わせでは、3.3/47の組み合わせに比べ、低域が、35Hzあたりを頂点として1kHzに比べ、300mdbほど持ち上がる傾向にあり、1kHzを谷底にして、5kHz を頂点とする、50mdb 程度のゆるやかな山のある、2峰性のカーブを描きました。一方、回路図通りのC104/C113が 3.3u/47u の組み合わせでは、全体にわずかに前者よりレベルが低めで、低域の山の高さは100mdb 程度ですが、高域の山は、同程度かやや高めになる印象です。可聴域での平坦さという意味では、回路図通りの組み合わせのほうがフラットといえるかもしれません。 レコード板の反りにともない増減する 低いずり音が気になるのは、この低域の持ち上がりのせいかとも考えましたが、アンプのパワー部の70Hzのローカットボタンで、あまり差はみられませんでした。ホワイトノイズは7kHzのハイカットボタンでやや軽減されるので、こちらは高域の山が関与しているのかもしれません。それならば、むしろ高域の山に関与しているC106 (0.015u)に100p をパラ付けしたら、山をすこし減らし、よりフラットにすることができるようですが..。 しかし、100-300mdb って、1%に満たない変化を、私の老化が進行しつつある耳が感じ取れるとも思いません。やはり大勢に影響はないのかもしれませんね。該当オペアンプの正しいデータも すでに保守品 とのことで、公表されておらず、代替のデータで行った、所詮 実際の値と異なる、机上の空論ですし、パワー部の特性との兼ね合いもあるかもしれませんので、現段階では、部品劣化のリスクを冒して 半田をはずすまでするかはまだ迷っています。