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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:Phonoイコライザの回路について)

Phonoイコライザの回路について

このQ&Aのポイント
  • オーディオ初心者が購入した古いアンプ(LUXMAN L-400)を修理して使っている。
  • 初めはPhono入力は使わなかったが、ジャンクのプレーヤー(Pioneer PL-X200)を購入して接続し、MMモードで使用している。
  • Phonoイコライザー部のコンデンサを交換し、サーノイズは減ったが、音がぼやけたり擦るような音が出るようになった。MCモードに切り替えると音量が低下する。MC用のトランスやヘッドアンプは見当たらないが、アンプには「ハイゲインMCイコライザ内蔵」と書かれている。カップリング部のコンデンサ容量についても疑問がある。

質問者が選んだベストアンサー

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  • m_and_dmp
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回答No.3

NO.1 です。 貴補足とNO.2さんのご指摘で、全容がわかりました。 私はR107(68Ω)に囚われすぎて適切な回答ができませんでした。 R107 はイコライザ回路からの帰還量を規定する抵抗です。 帰還量β=R107)/(R107+イコライザ回路のインピーダンス)です。 増幅率は1/βですから、(R107+イコライザ回路のインピーダンス)/R107 と ≒(イコライザ回路のインピーダンス)/R107 となります。 R107 の値が小さいほど増幅率は大きくなります。 回路図を見ると、MCモードにすると、R107 にR701(15Ω) がパラに入り、合成抵抗が12Ωとなり、増幅度が5倍チョイ上昇するようになっています。 C113 は直流分をストップするためのものです。回路図では47μF、実際には4.7μF がついているようですが、イコライザ回路のインピーダンスに比べて十分低いインピーダンス(リアクタンス)であれば良いので、4.7μF で十分だと思います。47μFでも構いません。 C104については、その右に接続されているのは抵抗R102 (56kΩ)とNJM2043ですが、一般にオペアンプの入力インピーダンスは1MΩ以上と非常に大きいので、NJM2043もそうだと仮定して、56kΩだけを考慮すればいいです。 C104は図では3.3μFになっています。20Hzにおけるリアクタンスは2.4kΩになり、56kΩの1/23 になりますので3.3μFで十分だと思います。47μFでも構いません。 製品の設計者は、机上で設計し、試作し、修正し、決定します。設計図(部品表を含む)を製造部門へ送ります、製造部門では部品の調達の関係で設計通り作れないことがあります。例えば、あるコンデンサの容量が「3.3μF以上なら良い」ということであれば、4.7μF を使うかもしれません。 回路図をユーザーに公開する製品であれば、部品の変更の結果は回路図(部品表を含む)に反映されなければなりませんが、それが実行されなかったり、製造を続けるうちに、特性の改善を目的として設計の変更(バージョンアップ)が行われることがあります。すると回路図に複数のバージョンが存在することになります。いろいろの理由で設計図と回路図と実際に使用されている部品が違っていることがあります。そこのところが品質管理のいい会社とズサンな会社の分かれ目でしょうね。

keporin24
質問者

お礼

m_and_dmp さん ご回答 有り難うございます。お返事が遅くなり、申し訳ございません。 というのも、これらのコンデンサを変更しても、大勢に差は無さそうだ、と言うことは何となく理解できたのですが、それならコンデンサの容量の意味って何だろう…、というもやもやした気持ちを抑えられず、自分なりの納得を求めるべく、LTspice なるソフトをパソコンにインストールして、解析を試みようとしておりました。 Web でつたない自己学習しつつ、まず、Phono イコライザー部の回路を作成し、入力の手前に逆RIAA回路をはさみ、過渡解析してみました。 結果C104(カップリング)/C113(フィードバック側)が 47u/3.3u (現在の状態)の組み合わせでは、3.3/47の組み合わせに比べ、低域が、35Hzあたりを頂点として1kHzに比べ、300mdbほど持ち上がる傾向にあり、1kHzを谷底にして、5kHz を頂点とする、50mdb 程度のゆるやかな山のある、2峰性のカーブを描きました。一方、回路図通りのC104/C113が 3.3u/47u の組み合わせでは、全体にわずかに前者よりレベルが低めで、低域の山の高さは100mdb 程度ですが、高域の山は、同程度かやや高めになる印象です。可聴域での平坦さという意味では、回路図通りの組み合わせのほうがフラットといえるかもしれません。 レコード板の反りにともない増減する 低いずり音が気になるのは、この低域の持ち上がりのせいかとも考えましたが、アンプのパワー部の70Hzのローカットボタンで、あまり差はみられませんでした。ホワイトノイズは7kHzのハイカットボタンでやや軽減されるので、こちらは高域の山が関与しているのかもしれません。それならば、むしろ高域の山に関与しているC106 (0.015u)に100p をパラ付けしたら、山をすこし減らし、よりフラットにすることができるようですが..。 しかし、100-300mdb って、1%に満たない変化を、私の老化が進行しつつある耳が感じ取れるとも思いません。やはり大勢に影響はないのかもしれませんね。該当オペアンプの正しいデータも すでに保守品 とのことで、公表されておらず、代替のデータで行った、所詮 実際の値と異なる、机上の空論ですし、パワー部の特性との兼ね合いもあるかもしれませんので、現段階では、部品劣化のリスクを冒して 半田をはずすまでするかはまだ迷っています。

その他の回答 (2)

回答No.2

MCモードではスイッチで120オームのインピーダンスマッチング抵抗が入るようになっています、MMやIMのインピーダンスは50Kオーム位ですから、内部抵抗の関係で1/10位の入力になってしまいます。 MMでゲインが7倍近く(この回路ではそのくらい)上げても、内部抵抗のために出力が落ちた結果、出力が低下します

keporin24
質問者

お礼

kimamaoyaji さん ご回答ありがとうございます。モードを変えたら、やや出力が落ちた理由が納得できた気がいたします。 ありがとうございました。

  • m_and_dmp
  • ベストアンサー率54% (987/1817)
回答No.1

頑張っていますね。前回のアンプにはPHONOはついていなかったのでしたか? (1)MCモードは、MMモードより、増幅率が高いのかと思っていたのですが、・・・・ >>>MCモードは、MMモードより、増幅率が高いです。 MCは出力インピーダンスが数Ω~10Ωと、MMの数10kΩより低いです。 MCは出力電圧が0.1mV~0.3mV とMC の5mVの1/10以下ですが、出力インピーダンスが低いので出力電力は、MM 変わりません。 IMはMMの10倍ほどの出力電圧があり、出力インピーダンスはMMと同等です。 昔、アンプのS/N があまり良くなかった時代は、IMは価値がありました。 音質については、可動部分の質量が小さいMC が最も優れているとされています。 MCについては、以前は0.1mV入力で、十分なS/N が得られる増幅器がなかったので、トランスで昇圧することが多かったです。出力インピーダンスが小さいのでトランスで昇圧することができたのです。今では低雑音の半導体増幅器が容易に作れますので、トランスがあまり使われなくなりました。(トランスが介在すると音質が落ちると考える人たちが多かった。) 図をみただけではMMモードとMCモードの切り替えがわからないのですが、わからないままに、考えを巡らせてみます。図を見ると、オペアンプの入力に68Ω(R107)が接続されています。J129 というのが何なのかわからないのですが、R107 が接続されているため、PHONO 入力の入力インピーダンスが68Ωに近い値になっていると思います。MCを接続したときに適した値だと思います。その状態で出力インピーダンスの高いMMをとりつけると、信号がガックリ減衰し、音量が下がるものと推察します。 (2)・・・・これにMCカートリッジのプレーヤーを直接つないでも本当にまともに音が出るのでしょうか >>>NMJ2043 について調べてみますと、開ループゲインが100dB あるようです。0,1mV を100mV(0.1V)に増幅するには、60dB のゲインが必要です。イコライザ回路の負帰還を考慮してもMC用として十分なゲインがあると思います。(製品として販売しているのですから当然だと思います。) (3)カップリング部に、47uは、・・・・ >>>真空管アンプの場合はカップリングコンデンサの次に接続される抵抗の値が100kΩ~1MΩ ですから、コンデンサの値は、小さくてすみます。(0.1μF~0.01μF) ご質問のアンプは、PHONO 入力からJ129, C104(47μF), R102(56k), R107(68Ω)とつながっています。J129 というのが何なのかわかりません。R102とR107がパラでつながっている理由もわかりませんので、乱暴な回答になりますが、扱う最低の周波数において、カップリングコンデンサC104のリアクタンスは、R107 の68Ωより小さくなければなりません。コンデンサのリアクタンスは1/(2*π*f*C)で表されますが、f=50Hz, C=1μF とすると、リアクタンスはおおよそ3kΩになります。C=47μF なら、60Ωほどになります。私的には47μFでもまだ少々足りないような気がします。 RIAAイコライザ(負帰還型イコライザ)は、R104, R103, R106, C105, C106 で構成される部分です。これらの抵抗、コンデンサの値により、RIAAで規定した周波数特性が得られるように選定します。現在取付けられている抵抗、コンデンサの値が適切かどうかについては、メーカーの設計を信じて良いのではありませんか?

keporin24
質問者

お礼

m_and_dmp Scratchさん 早速のお返事 ありがとうございます。大変勉強になりました。 とともに、提示いたしました図に不備と説明不足があったことをお詫びいたします。 実は、元の回路図に明らかな誤りがありまして、赤い小点をつけたところ(LチャンネルのC103 とC113 の交点)は、元の図ではつながっていなかったのですが、Rチャンネルではつながっており、理屈からもつながっていないと成り立たないので、赤点で修正しようとしたのですが、最初、間違って一段下の交点につけてしまいました。このため、消しゴムで消して、線をつなぎなおし、正しい点に赤点をつけなおしたのですが、保存するときに、透過PNGで保存してしまったため、この板の下地が黒であったため、消しゴムの跡が透けて、結果ここに大きな黒点がついてしまったようです。つまり、カップリングコンデンサの跡には68Ωはパラ接続されておらず、この抵抗(R107:68Ω)は、フィードバック経路の27μと47μの中間とGNDの間に入っています。 なお、Jはジャンパーの略と思われ、この部分はジャンパーされています。また、MM/MC切り替えは、図のF07 の点線で囲まれた部分のスイッチが担っているようで、これをオンすると、15オームの抵抗が先ほどの赤点の部分から、カップリングの手前に接続されます。あと、C102 は絶縁されています。 教えていただいた通り、アースに接続されている抵抗より、コンデンサのリアクタンスが十分低くなければ、信号が伝わらないという考え方で、なんとなくすっきりしました。先ほどの修正を鑑みると、カップリングコンデンサのリアクタンスは、56K Ωより十分低ければよく、逆にフィードバック信号の通り道のコンデンサのリアクタンスは、4.7μではおぼつかないということになりますでしょうか。とすると、設計時点での回路図はあっているのですが、パーツリスト(いずれもLUXMANメーカー公式?のもので、矛盾していること自体 問題と思われますが)と実装のほうが誤っている可能性が、出てきたのではないかと思ってしまいます。 どうもありがとうございました。

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