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MCカートリッジの使い方について
MCカートリッジをPHONOアンプのMCの位置で使っていましたが、たまたま間違ってMMの位置で鳴らしましたら音質が柔らかく、より好ましいものになりました。ゲイン不足の分ボリュームは上げることになります。 このようにMCカートリッジをアンプのMMの位置(MMイコライザーになる)で使うと、ゲインの変化の他に特性にどのような影響があるのかご教示お願いします。
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インピーダンスが大きく違います。MMカートリッジのほうがインピーダンスがずっと大きいので、当然アンプ側の入力インピーダンスも大きく設定されています。これが何を意味するかというとカートリッジのコイルのダンピングに変化が現れます。小さなインピーダンスに対して発電を行うときより大きなインピーダンスに対して発電を行う場合のほうが同じ出力電圧であれば針を振動させるには小さなエネルギーですむことになります。したがって針の振動に対するダンピングがゆるくなったの同じ効果があるのです。ヘッドトランスでは入力インピーダンス切り替えられるものがありますが、これでも同じような効果があります。 これと同じことはスピーカーについても言えます。たとえば真空管アンプのようにアンプの出力インピーダンス高い場合、スピーカーのダンピングがやはりゆるくなりトランジスターアンプの場合より余韻が残るやわらかい音になる場合が多くあります。このような効果をダンピングファクターと呼びます。
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- ribisi
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回答No.1
おそらく、ゲイン不足だけではないかと思います。 フォノイコライザーアンプは共通のはずです。 セレクタをMCにすると、初段に増幅回路が追加される と理解しています。
質問者
お礼
周波数特性には影響しないと考えていましたがやはりそうでしたか。 早々にご回答ありがとうございました。
お礼
カートリッジコイルにもダンピング効果があることを知り驚きました。 終端インピーダンスの違いが何か影響するのではないかと思っていましたが、ダンピング効果によるものとのご説明はとてもよく理解でき、また納得いたしました。 単にMMポジションで聞くだけでなく、終端インピーダンスの違いに依る差異を追求してみたいと思います。 詳しいご回答をありがとうございました。