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平和の象徴
DOVEと言われる白い鳩は平和のシンボルとして有名ですが、それは旧約聖書によるものと聞いた事が有ります。日本でも鳩は平和の象徴としてポスターなどに使われていますが、日本の場合はいつ、どのように入ってきたのでしょうか?古来から象徴とされてきたのでしょうか?以前何かで読んだのですが、明治以降の切手に平和のシンボルとして発行されていたようです。それが最初なのかは分りません。ご存知の方よろしくお願いいたします。
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日本では、鳩は古来から「八幡様のお使い」です。 有名な八幡社があるところには、鳩をかたどったお土産品があったりします(例:鎌倉の鳩サブレ)。 でも、八幡社=平和というイメージはあんまりありませんよね? むしろ、「武の神様」「お侍が必勝祈願をするところ」というイメージが(わたしには)あります。 もっとも、キリスト教が伝わったとき、「鳩は平和の象徴」というのも一緒に伝わってはいたことと思います。 でも、そのイメージが一般の人にまで浸透したのは、早くても明治以降(ひょっとしたら太平洋戦争後?)のような気がします。 切手のことですが、明治時代に日本で発行された切手に、平和の象徴としての鳩の図柄のものがあるかどうかはわかりません。 ですが、大正8年(1919年)に、第1次世界大戦終結を記念して発行された切手が、鳩とオリーブの図柄です。 調べた限り、これがいちばん古いものかと思います(違ったらごめんなさい)。 下のURLでこの切手の写真が見られます。 http://www.h5.dion.ne.jp/~kisou/kitte/furuikitte.htm http://m-yousan.hp.infoseek.co.jp/room2-19.html#ehagaki-hakurannkai
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補足します。 >日本での聖鳥であったというのは神教での事だと思いますが。その時にはもう平和の象徴にもなっていたのでしょうか。 武家の守護神である八幡神の聖鳥なので、平和の意味はなく弓矢の盛んなことを祈念する八幡神の象徴でしょう。 >明治以降広く受け入れられたのは何によってでしょうか 確かに日本国民の大半がキリスト教に改宗したわけではないので、宗教ルートだけでは広く知られることにはならないでしょうね。私見になりまうが、明治になり政府、文化人ともに西欧で教えられていること、西欧人が信じていること、その習慣など争って導入したので、鳩が平和のシンボルというのは、いろいろな機会に(新聞雑誌、随筆、教科書、ポスターなど)広く宣伝されたものと思われます。これらを一つ一つ確認していくのは文献学、書誌学、民俗学の分野になり、手に負えませんね。(私の興味なら挑戦しますが)なお、キリスト教は 16世紀にポルトガル人が日本に伝えていますが約100年の布教後、禁教となり、江戸時代には伝承されていないので、明治以降と言ったまでです。
お礼
ありがとうございました。 おっしゃるように一つ一つ確認する事が大切なのですが、手に負えませんでした。参考にさせて頂きます。
鳩が単純に平和の象徴ではなく「オリーブの枝をくわえた鳩」が平和の象徴です。勿論、旧約聖書のノアの方舟 伝説から来ています。 大洪水がおさまった時、世界はどうなっているかを確かめるために、ノアは鳩を二度放しています。二度目に放ったとき、鳩はオリーブの小枝をくわえて戻ってきました。ここから平穏無事(平和)を意味するようになったようです。鳩は聖霊、純潔、霊感など表します。 日本では鳩は長寿、服従をあらわし聖鳥だったので、キリスト教とともにノアの方舟の話が伝えられたとき、抵抗なく受け入れられたものと思われます。時期については16世紀(ポルトガル人)とも考えられますが、広く受け入れられたのは明治以降でしょう。
お礼
ありがとうございます。お手数ですが、もう少し教えて頂けないでしょうか。日本での聖鳥であったというのは神教での事だと思いますが。その時にはもう平和の象徴にもなっていたのでしょうか。又明治以降広く受け入れられたのは何によってでしょうか。キリスト教の広まりにより聖書から広く知られる所となったのは分るのですが。
お礼
本当にありがとうございました。 うろ覚えの切手はこれに間違いないと思います。 参考にさせて頂きます。