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健康とはどんな事ですか
誰も好き好んで「病気や癌になる人は」いないと思いますが、歩く事やサプリで病気など完全に防ぐ事は出来ますか?。 「不老不死」の薬は無いと思いますが。薬やサプリの宣伝を信じますか?。 例えば、青魚など、海の無い国や地方の人々はどうするのでしょう。みんなが病気になりますか?。
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長文ですみません。曖昧でありますが健康とは「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。」とされています。当然・・健康と感じる瞬間はあっても健康であり続ける人など存在しません。健康とは”目標”ととらえられた方がいい。多くの人は病気を”症状”でとらえており、特に日本人は症状なければ健康という意識が強く、いけるところまで行って駄目なら「はい終わり。」という気持ちが強い。つまり健康という目標に向かうための一つの方法である”予防”と言うことが極端に苦手なのです。特に簡単に入院できて、家族にあまり負担がかからない、症状が無いのに食事療法や運動療法をすることを無駄と感じている人達に安易にお薬を出してしまっていた、昭和後期の介護医療の区別が無かった制度でこの傾向は強まりました。今は入院は難しいどころか、国の姿勢はあくまで家族が自宅で介助するものとしています。つまり家族の誰かが病気で倒れたら家族も一蓮托生という状況なのです。健康という目標に手間暇を惜しむ時代ではないのです。 話が随分逸れましたが、歩くことと薬、サプリは同じに扱うものではありません。健康とは主旨がずれますが、生物は必要ないものや機能は退化するように出来ているのです。モグラの目が退縮したのは暗い地中で目の必要性がないからです。人にも例えば胸腺という組織があります。この組織はその大きさは握りこぶしほどで、幼児期から小児期にかけては、体の免疫を担う重要な働きをしています。従って免疫が発達して必要性が無くなった10代後期から退縮が進みます。 人は歩く生き物です。歩くことで転ばないように歩くという事だけでも脳は活性化します。(腸の蠕動も活発化します。)つまり歩かなくなると不必要な機能として 下肢の筋肉はかなりのスピードで落ちていきます。それで無くても活動量が落ちやすい高齢者は、凄いスピードで筋肉量がおちます。骨は弱くなる上に筋力低下が起こり転倒骨折、寝たきりという最悪の悪循環になります。人にとって最適な状態を維持するための基本的な機能なのです。 さて薬には大きく、病気を治すもの、病気(大病)を予防するもの、症状を軽くするものがあります。このなかで健康の為に服用するのは病気を予防するものとなりますが、前述の様に食事や運動などで努力されても改善しないときに服用するものです(降圧剤、高脂血症治療薬、糖尿病薬等)。おそらく何の症状もないのに何故薬飲まなきゃいけないという事は考えてしまうと思います。ただ多くは症状が出た時点で決して後戻り出来ないことが多いのです。症状が無い=健康ではありません。 サプリは考えて見てください、もし本当に効果があるなら何故製薬会社はお薬として発売しないのでしょうか?一つ目は日常の食品で補充可能だから。二つ目ははっきりとした効果が見られないから。三つ目は、薬として発売するには少なくとも5年、治験という効果や副作用の研究を国が認めるまで何度もしないといけないから (安くて最低でも300億円かかると言われています。) つまりお薬としてではなく食品として販売するほうが得だからサプリとして発売されているのです。因みに血圧が下がるや骨粗鬆症に効果がある、変形性膝関節症に効くと歌った時点でアウトです。(薬事法違反)血圧高めの人に・・・今後も元気に歩ける為に・・・膝の痛みに・・ならok。勿論食品では効率よくとれません。だからサプリで補う。サプリはそういう位置づけです。 病気や癌などは勿論完全に防ぐことは不可能です。癌などはほとんどの人が癌遺伝子を保有していますから。でも抗う事は必要です。異論がある方も大勢いらっしゃると思いますが、少なくとも遺伝子や体質はいかんともしがたいですが発病のスイッチオンをするものは色々と分かってきています。日本人の慣れ親しんだ食べ物の中には身体に好ましい作用とこのスイッチオンを起こす可能性があるものが多数あります。気にしていたら何も食べられません。ただ食物繊維を多く摂っていた時代は胃がんが多く、洋食が普及して飽食の時代になると胃がんが減り、大腸癌が急増したのは間違いありません。健康という目標のために健康診断を受けてある程度の自分の治すべき点を知り、改善すべき点は謙虚に考え、歩き、色々な事を考え、色々なことを見て聴いて臭って、楽しんで、バランス良くそして良く噛んで食べ、よく寝るというのは健康という目標に行く主要道路である事は間違いない。
お礼
ご回答を有難う御座いました。