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「表面波マグニチュード (Ms) では7.25から
「表面波マグニチュード (Ms) では7.25から飽和しはじめ8で飽和となる」 なぜマグニチュードはM8で飽和するのですか? M8より大きい地震が起こらないのはなぜ? なぜそう言える?
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M8 より大きな地震が起きないわけではありません。 事実、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のマグニチュードは 9.0 または 9.1 です。 地震のマグニチュードの算出方法はいくつかあり、表面波マグニチュードも、その一つです。 東北地方太平洋沖地震のマグニチュードの 9.0 , 9.1 というのは、モーメントマグニチュードというもので、この地震の気象庁発表のマグニチュードはもう一つ 8.4 というのもあり、これは気象庁マグニチュードというものです。 なぜ、いろいろなマグニチュードがあるかというと、地震の真のエネルギーを直接測定する方法がないからです。 地震について知ることができるデータは、地震計の波形だけです。 この波形からエネルギーを算定するわけですが、もう一つ問題があり、地震計の種類により地震動の周期に対する感度が違うのです。万能の地震計はありません。 こういう状況ですので、マグニチュードの算定方法もいくつかあるのです。 その一つの算定方法である表面波マグニチュードの特徴として、M8 付近で飽和するということが起きるのです。 現在では、世界的に主に先のモーメントマグニチュードを使用しているようです。 この方法は、飽和の問題が少ないというのがその理由だそうです。
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