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大昔の地震のマグニチュードについて
1854年に東海地方で発生した「安政東海地震」はマグニチュード8.4であったとされておりますが、どのようにしてこんな大昔のマグニチュードがわかったのでしょうか? 内陸型の地震であれば、そのとき生じた断層のずれから算出しているのだと思いますが、安政東海地震は紀伊半島沖の南海トラフでの地震だと思います。海の底の断層状況を調べたのでしょうか?
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推定される震源の深さと震度の相関から求めているようです。 実際にマグニチュードは震央からの距離と震度から経験的に求める公式(M=logA+1.73logΔ-0.83)で求めていますので、震央の位置の同定さえできれば(ってそれが一番大変なんですが)、ある程度の幅でマグニチュードの推定はできるようです。 ただし、日本の過去の地震については、全面的に 宇佐見龍夫「新編日本被害地震総覧」(東京大学出版会,1987) に依拠している状態です。 同書に求め方の凡例も載っているようなので、興味がおありでしたら探してみてください。
お礼
sesameさま。ご回答ありがとうございます。今、図書館におりまして、傍らにご紹介いただいた宇佐美先生の本があります。公式がいろいろ載ってまして非常に参考になりました。式の内容を十分理解したと言うわけではありませんが、イメージはつかめました。