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同定するには写真だけでは危ないんです。 全部じゃなくてもできるだけの情報が必要です。 同定するには詳細に調べないといけないんですが、傘の状態と茎が黄土色なので、毒キノコの「ガンタケ」と思われます。 「ガンタケ」 有毒だが食用にされる。特に毒性の強いテングタケ(毒)とよく似ているので誤食しないよう注意を要する。 食用とする文献も多いものの、毒成分のイボテン酸を含んでいるのも確かで胃腸系の中毒を起こす可能性がある。特に生食は厳禁。 夏から秋、各種林内地上に単生、散生する。カサは半球型から浅い皿型に開き、帯赤黄土色から赤褐色。 表面には灰化色から淡褐色の粉状イボが多数付着し条線は無い。イボは雨などで流れ落ち認められないこともある。 ヒダは離性し白色、密。老成すると赤褐色のシミを生じる。 柄は中空。下方に向かって太く上部に白色膜質のツバを垂下し、基部は球根状に膨らむ。表面は平滑からややささくれ状で、カサと同色かやや淡く下方ほど濃色になる。基部の上部に粉粒状のツボの破片を環状に付けることがあるが消失しやすい。 肉は白色でやや脆く、傷ついたり空気に触れるとゆっくりと赤褐色に変色する。 切断面では、虫食い痕などが赤褐色に変色していることもあり、同定に一役買うことも多い。 「とつぜんきのこ」より抜粋 1 目で見て確かめる (1)傘 ・形 半球形、饅頭形、中高の平ら形、平らな饅頭形、円筒形、釣鐘形、じょうご(ろうと)形、円錐形、中央がくぼむ、半円形、扇形、へら形の12種類に分けるのが普通。 ・表面 イボ(破片状)があるかどうか。 ・色 白、黒、赤、黄、褐色、緑、紫が基本の7色。色だけで必ずしも確定できるわけではなく、これも図鑑と照らし合せるための一要素。生長に応じて変わるものも多い。 ・表面 鱗片(うろこ状の突起)があるかどうか。 細かい毛に覆われているか。 模様はどうか。繊維状、輪を描く、斑点がある、など。 ・縁 条線や溝線があるか。裂けていたり波打っているか (2) 傘の裏 ・ひだか管孔か ・色 ・密度 ヒダは密か疎か。 管孔の場合はその大きさ。 ・乳液が出るか 主に白色の乳液が出ていればチチタケの仲間。爪などで傷つければわかりやすい。 ・ひだのつき方 ひだと柄の接する部分に着目。隔生、離生、上生、湾生、直生、垂生の6種類がある。 (3) 柄 ・形 こん棒状、球根状、下方に便腹状(中間部が膨らむ)、根状の4種類。 ・表面の模様 繊維状、だんだら模様、 ささくれ状、 粒点状、網目状、あばたの6種類。 ・つばの有無 幼菌の傘とひだを保護していた内被膜の名残。柄の上部に袴状につくことが多い。 つばがないキノコもある。 ・つぼの有無 幼菌時にキノコ全体を保護していた外被膜の名残。柄の下部、土に接する部分に残る。 ・内部 中身が詰まった中実か、管のような中空か。ナイフで切るとわかりやすい。 ・肉質 縦に裂けるか、もろくて崩れるか。なお、「縦に裂けるキノコは食用」というのは全くあてにならない。 ・変色性があるか 傷をつけた後に色が変わるかどうか。指で押しただけでもその部分が色濃くなるものがある。傘・ひだ・菅孔も同様。 2 生育環境 採取地の環境 3 味わってみる ※知らないキノコは超危険、ベテランの方のみ推奨。味を見たらすぐ吐き出し口をすすぐこと。 甘い匂い、酸味、えぐみ、にがい、油のような匂い等々。 4 顕微鏡検査 学術的検査