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原子力空母の排水は問題ない?そして福島原発は?
アメリカ海軍は原子力空母を何隻か保有してますね。その発電能力は福島原発などと比べれば随分小さいとはいえ世界の海を航海しながら或るいわ停泊港でもその冷却水を放流しております当然放射線物質を含んでおりますが、福島原発の排水処理の課題のケースと比べ、ほとんど話題にもなっていないがどうしてなのでしょうか? このように大きな問題がない、あるいはその排水の問題が無視できる程度であるのでしたら、福島原発の課題である排水処理は大きく希釈し放水する手法であれば海に放水することでも良いとのではと思うのですが、どうなのでしょうか?
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- eroero4649
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他の方も指摘していますが、原子炉の冷却水が塩水だと、蒸発したときに塩分が原子炉や燃料棒などにくっついてしまってその塩分で腐食するので海水は使えません。福島第一のときも、吉田所長が海水を注水することに東電本社は最後まで反対し、一時は中止を命じたほどです。このとき吉田所長は部下に対して「本社から止めろといわれたら表向きははいと返事をするが、絶対に止めるな」と厳命したといいます。 しかしね、空母って軍艦じゃないですか。現代の軍艦というのは装甲というのをまったく施していません。しかも空母は爆弾だの航空機用燃料だのといった爆発物や燃焼物を腹の中に山ほど抱えています。厳重な保管をされていると思いますが、核ミサイル(あるいは核爆弾)も搭載されているはずです。 敵からミサイルでも喰らって大破したら放射能漏れやあるいは爆発などが起きる可能性は十分にありますから、危険極まりないというのは間違いないと思います。 旧ソ連の原子力潜水艦が北大西洋で放射能漏れ事故を起こしてそのまま沈没したということがありました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/K-219_(%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6) この原子力潜水艦は、深海の底で静々と放射性物質を垂れ流しているというのはありますね。 蛇足: アメリカの原子力空母がどんな核廃棄物を出すか分かりませんが、太平洋やインド洋の真ん中でこっそり捨てたら誰にも気づかれないですよね。
- ichikawa2017
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>その冷却水を放流しております当然放射線物質を含んでおりますが 原子力艦に搭載されている動力炉(原子炉)は冷却水に放射性物質は混入しない構造になっています。 外部に放射性物質が漏れる可能性が高いのは動力炉(原子炉)の保守点検作業時です。 あるいは予期しない事故が起きた時です >ほとんど話題にもなっていないがどうしてなのでしょうか? 市民団体が活動している一方で地元の都道府県も放射線の漏洩を監視しいますがマスコミが取り上げないだけです。 参考 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会 http://cvn.jpn.org/q_and_a_old.html 原子力艦の安全対策に関する取組 - 神奈川県ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/docs/bz3/genshiryokukan_anzen/index.htm... 抜粋 〇原子力艦寄港地周辺住民の健康と安全を守るため、原子力規制委員会が調査主体となって、原子力艦寄港地周辺のモニタリングを実施しており、県では、昭和44年4月から横須賀市、横須賀海上保安部とともに、放射能調査班の一員として寄港時の放射能調査に参加しています。 〇また、神奈川県衛生研究所では、原子力艦寄港地周辺における長期的な放射性核種の蓄積状況を把握するため、国からの委託事業として、平常時における大気浮遊じんや精米、牛乳などの陸上試料の放射能調査を行っています。 〇さらに、県では、県と基地関係9市で構成する神奈川県基地関係県市連絡協議会などを通じて、放射能調査の強化充実及び異常値観測時の対応強化、原子力艦の原子力災害対策の強化充実、関係自治体が講じる対策への制度面、財政面、技術面での支援等について、国に要望しています。 >このように大きな問題がない、あるいはその排水の問題が無視できる程度であるのでしたら、福島原発の課題である排水処理は大きく希釈し放水する手法であれば海に放水することでも良いとのではと思うのですが、どうなのでしょうか? 地元の人達が反対しているのは、技術的に安全かどうかということではありません。 貯蔵されている汚染水を海へ廃棄することによって起きる風評を懸念しています。 事故直後から発生した福島県産の農水産物に対する風評は未だに収まっていません。 参考 福島県の農産物における風評被害と課題 | SOCIAL STAND|ソーシャル ... http://charity-japan.com/read/report/8667 風評に基づいて韓国や台湾は現在も輸入規制を続けています。 参考 <風評被害>福島産食品、アジアに根強い不信感 国内は抵抗感持つ人 ... http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171206_63026.html
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4811/17774)
原子炉の冷却水は温めたペットボトルを水に浸けて 温まったその水を排出しているような形になります。 そして、ペットボトルの水が原子炉に繋がった水になります。 そのため、原子炉に繋がることのない放射性物質を含まない水しか出ないようになっています。 ちなみに、原子炉などで使う燃料は海水を濃縮して取り出すことができます。 つまり、海水には自然な状態ですでにそういったものが含まれています。
- roadhead
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原理力船舶の排水には放射性物質は含まれません。 他の回答者の回答にもあるように原子炉の冷却は外部に放射性物質が漏れない構造になっています。 福島原発の事故ではその冷却水が外部や海に流れ出た事で問題になりました。 排水に放射性物質が含まれていることが許されるなら福島原発の事故で問題になることはありませんでした。 根本的に間違っていますよ。 もしかしてその間違った情報の出何処はネットですか? ネットの情報は9割以上嘘や公告です。 ネットの情報を読み解く為には基礎的な学力や知識が必要となります。 ネットから学ぼうと言う姿勢は間違った情報の蓄積にしかなりませんから気をつけてください。
- sailor
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原子炉の冷却水には基本的に放射性物質は含まれてません。この時点で間違っています。もちろん加圧水型にしろ沸騰水型にしろ炉心を直接冷やした冷却水には放射性物質が含まれていますが、この冷却水(一次冷却水と言います)が外部に排出されることはありません。放射性物質を含んだ一次冷却水は熱交換機と呼ばれる一種のラジエーターに流れてきてまた炉心へ帰っていきます。一次冷却水は炉心と熱交換機の間を循環するのみで外部へは出てこないのです。外部から取り込んだ冷却水(二次冷却水という)は熱交換機を冷却するの使用され一次冷却水と混ざることも直接触れることもありません。もちろん、一時冷却水は放射性物質を含んでいるため二次冷却水も放射線に晒されることになりますが、放射線に晒されたからと言って放射能を帯びる(長期間強い放射線に晒され続ければ放射化と言って放射能を持つ場合もあるが、冷却水が長期間強い放射線を浴び続けることはない)というわけではありませんので、外部に放出される二次冷却水が放射能を帯びるという事ではありませ。 福島の場合はかなり事情が異なります。福島の場合でも原子炉が正常であれば排水に問題はありませんが、事故により炉心自体が破壊されて外部に放射性物質が漏れ出てしまったので、そこに有った水はもちろん周辺の施設や土壌にも放射性物質が含まれてしまうという状況になっているのです。そのため、それらに直接触れた水にも放射性物が含まれてしまうために、施設自体や施設周辺の地下水なども含めて放射性物質を含む(放射能を持った)水にあってしまうため、そのままで外界に放出することができないのです。 結構な割合で放射能と放射線の区別が付いていない方を見受けますが、この2つは別の事柄を表す言葉ですので、簡単に説明を付け加えておきます。 まず、放射能ですが、これは放射線を出す能力、またはその能力を持った物質(放射性物質)を表す言葉です。放射性物質は放射線を出しながら分解していき違う原子へと変わっていく性質があります。 そして放射線は放射能のある物質から出る(または他の方法で高エネルギーになった)高いエネルギーを持った粒子または電磁波を指します。放射線の種類としてはアルファ線・ベータ線・中性子線・ガンマ線の4つの種類があります。このうちガンマ線のみが電磁波で後の残りは粒子です。アルファ線やベータ線は電気を帯びた粒子でそれらが他の分子などに当たるとその分子を破壊してしまう力があります。中性子線は電気を持ってはいませんが他の粒子からすると非常に重く高速であるため物理的(銃弾で撃つように)に物質を破壊します。そして最後はガンマ線ですがこれは物質ではなく電磁波です。電磁波の中でも極めて波長の短い電磁波で小さな点に大きなエネルギを持っていますので、このエネルギーによって物質破壊されるのです。この物質を破壊する力が人体などに対して起こると細胞が破壊されてしまうため非常に危険なのです。しかし、最初に述べたようにエネルギーを持った粒子であるからこそ危険なので、例えば放射線があるぶしっつに当たった場合は、その物質を破壊した時点でエネルギーを失ってしまいますので、どこまでも破壊が続いていくという事はありません。原子炉内部では熱交換機も含め放射線を遮蔽する区画に収められていて、放射線は外部に出ることは無いようになっています。従って、熱交換器で一次冷却水が放射線(放射能ではない)を浴びても水自体が放射線を持つことも放射能を持つこともないのです。 まぁ、こんなことを書くと原子力推進派に思われるかもしれませんが、私は原子力は可能な限り早くなくすほうが良いと思っています。それは事故が起こった時にその処理が非常に難しい事と、放射性物質自体(いわゆる核のゴミ)を安全に処理する方法が無いからです。放射性物質にはそれぞれの種類によって半減期(放射線を出しながら崩壊していき半分が崩壊するのにかかる時間)というのがるのですが、短いものでは数分(もっと短いものもある)程度から長いものでは数億年以上になる物まであり、化学反応などによってこの時間を短くすることはできません。翼問題なるプルトニウムとかでも2400年です。人類が管理する施設で2400年もの長い間安定して維持できる施設があるとはとても思えませんし、数億年など絶対に無理でしょう。たとえ近く深くに埋めたとしても、数億年後に地殻変動で地表に出てこないとは決して言えませんからねぇ。そうした面での解決ができない限り出来るだけ早急に使用をやめていくべきだと考えているからです。 まぁ、問題があるのでやめろというにもある程度の基本知識は必要なので(これが無いと流言飛語に惑わされてあらぬ方向へ進む危険がある)ここで、簡単に解説してみました。
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14683)
原子力艦船でもたまに放射能漏れ事故などを起こしますね。 通常は許容範囲内ですが、想定外の事態が起こった場合はいずこも同じ。
- lions-123
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>原子力空母の排水は問題ない?そして福島原発は? 推測ですが・・・ ◇仰るように被害の実態や規模の差と固定的な被害住民の存在有無が異なり、被害者意識や存在に対する危機感も違って来るのでは。 ◇かっての冷戦下での西側の核は諸悪の根源、共産圏の核は対抗上の抑止力でありキレイな核とまで広言していたマスコミ、左翼活動家プロ市民の様なダブルスタンダード。 しっかう成り行きや定着してしまってる原子力空母と廃炉問題で揺れてる原発問題の違い、被害や被害者が見えにくいステルス性があると思います。 >課題である排水処理は大きく希釈し放水する手法であれば海に放水することでも良いとのではと思うのですが、どうなのでしょうか? 分解・無害化への時間を要する問題や魚貝物への蓄積や食用することからの摂取のリスク、生態系の問題があるので、長期的には原発稼働も排水処理も反対ですが、現実&当面は可能な限りの安全対策と水質検査や環境テスト、災害等へのリスクマネージメントを講じながらエネルギーミックスの変化、省エネ対策の向上 で原発依存を下げ、一日も早く原発再稼働不要の社会を実現させていくのが重要だと思います。
>当然放射線物質を含んでおりますが、 この前提条件が違って居ます。 冷却水には、放射性物質は含まれて居ません。 もしかして、いまだに「放射能は移る。」と思われて居る方でしょうか? 放射能は固形物であって、かくりされたところから移ることはありません。 原子力発電の構造は、げんしろで水を沸騰させてその蒸気で発電機のつながって居るタービンを回して、発電機から発電する。という構造です。 タービンを回し終わった蒸気は、温度を下げるために、金属のパイプの中を通し、そのパイプを外から、水で冷やして、冷却します。 原子炉の中を通ってきた蒸気は、ここで、液体の水に戻されるわけですが、このパイプの中を通って居る原子炉を通って居る水と、冷却する水は直接繋がりませんので、放射性物質が、冷却水側に移ることはないんです。 「パイプに穴開いたら漏れててもわからないだろう!」なんて、考えるかもしれませんが、原子炉を通って居る水は、気圧が非常に高いため、冷却装置で穴が空いて居たら、大量の蒸気が噴出しますので、すぐにわかる話になります。 なので、隔離されて居るので、 >当然放射線物質を含んでおりますが、 は、間違えた見識ということになります。 福島第一原子力発電所をふくめて、加圧水型、沸騰水型の原子炉は、同じ構造です。 >福島原発の課題である排水処理は大きく希釈し放水する手法であれば海に放水することでも良いとのではと思うのですが、どうなのでしょうか? 構造の基本を理解されて居ないので仕方ないと覆いますが、福島第一原子力発電所は、事故のため、原子炉を循環して居る水の配管が断裂してしまったものです。 通常では外へ出ない水が外へ流れてしまって居るものですので、考えて居る基本部分が違って居るものになります。
- agehage
- ベストアンサー率22% (2752/12072)
原子力機関は発電所でも空母でも、汚染された水を排水しません 1次冷却水、二次冷却水と分けておりますので、汚染された水を出すわけではないのです 福島原発はすでにその分別が壊れてしまっておりますのでまた別のお話となります