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日本のアニメは外注制作が主流なのか?
- 多くの日本のアニメは外注制作が主流とされています。
- エンドロールで外国人の名前が多く見られることからも、外国のスタッフやスタジオが多く関わっていると考えられます。
- 日本の教育や人材育成の問題も影響しており、国内の制作スタッフ不足を補うために外注に頼る必要があるとされています。
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外注に出しているのは、セル画作成です。 この部分は、昔から、給料が安い事で有名な作業の部分だからです。 30年くらい前で、基本給4万円、交通費、住宅手当などは一切なし、あとは、セル画最低枚数が決まっていて、それを超えた分が、一枚いくらという、歩合給です。 新卒で入って、数ヶ月は基本給の4万円から、税金などが引かれます。 半年くらいして、慣れてきても、7万円くらい。 10万を超えるには、深夜まで仕事。 なので、アニメーターによっては、数人でスタジオの近くに一部屋(1DK)借りて、そこに住んでいた。なんてのはよく聞きましたね。 どうせ帰っても寝るしかないので、広い部屋なんか必要ない。という事でしたよ。 まあ、給料が安いので、高い部屋を借りられなかったというのも有りますけどね。 今の日本人の若い人が、そんな仕事やらないでしょう? なので、原画まで日本で作って、セルは韓国や中国へ外注に出すしかないんです。 基本的に、動画(セル作成)は、海外に出しますが、原画は、国内でやっています。 まあ、原画マンだからと言って、給料が高いわけでもありません。 日本のアニメスタジオの中には、有名なところでも、新卒の原画マンなどだと、平気で、「月給0円」 と、募集しているところもあるくらいですからね。 昔、アニメーターの、漫画があったので、それだと分かりやすいのですが、マイナーすぎる物で、当時の給料体系なども説明されているんですけど、今じや、古本も出てこないですね。 それくらいの環境の仕事なので、日本人のなり手も少なく、海外の外注に出すしかないんです。
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- eroero4649
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日本のアニメ制作関係者の待遇が悪いことの諸悪の根源は手塚治虫にある、という人たちがいます。 日本でアニメを作り広めたのは手塚治虫ですが、そのときに「アニメーターは度を越して薄給」という体制が出来上がってしまったのです。宮崎駿監督なんかそういう理由で手塚治虫をディスっていますね。 ただこれは同情的な部分もあって、アニメ制作会社であった虫プロは大きな借金を抱えて倒産しているんですよ。手塚治虫がマンガで稼いだ金をアニメが食いつぶす。そういう時代が長かったのです。 それに宮崎駿監督も人のことはいえなくて、ジブリの作品は宮崎駿監督が関わらないと失敗作が多いですよね。宮崎駿監督は朝の9時にスタジオにやってくると、そのまま午前3時までずーっと仕事をして、それで家に帰るとまた翌朝9時にスタジオにやってくるそうです。それを夏休みと正月休み以外はずーっとやっている。一つの作品にかける時間が尋常ではないのです。しかもその働き方を他のスタッフができないと怒るそうです。死ぬっつうの・笑。 よく「日本のアニメは世界で高評価」といわれますね。外国人の有名人やスポーツ選手が「子供の頃にドラゴンボールやキャプテン翼を見て育って日本に憧れた」なんてよくいいます。そう、実は日本製とアメコミ以外に「アニメ作品」というものがほとんど世界には存在しないのです。フランスのアニメとかイタリアのアニメってあんまり聞いたことがないでしょ?あったとすると、アメコミっぽい作風の作品です。思っているほどアニメ市場というのはそんなに大きくないのです。ヨーロッパでは自前でわざわざオリジナル作品を作るより、日本の作品にアテレコだけつけて放送したほうがいいので、ヨーロッパ発のテレビアニメ作品というのはほとんどないわけです。 で、今の日本のアニメ市場というのがはっきりいえばオタク向けの粗製乱造で、クオリティが低くてもオタクウケだけを考えたものを作ればオタクがDVDを買ってくれるのでそれでメシを食っているという現状があります。 女の子たちだけが集まって音楽をやってるみたいなアニメが当たるとアイドルグループになったり戦車に乗ったりするし、これまた女の子たちだけを動物か何かに当てはめると今度は競馬のやつが出てきたり、同じようなことばかりじゃないですか。こういうことは長い目で見ると業界全体のクオリティを下げることにしかならないのですけれど・・・
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アニメ会社も大変なんですね。 しかし、今のアニメ現状はオタクが影響しているんですね。 色々教えてくれてありがとうございます。 回答ありがとうございました。
- SPROCKETER
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ずいぶん前から円高が続いていて、為替差益が大きな世の中になっていますよね。 昔は30万円ぐらいしていたパソコンが、今では中国製ばかりになり、価格も10万円前後で買えるまでになりました。どれもこれも為替差益の為せる業で、円高が続く限り、外国生産の方が安価な製品が作れる時代なわけです。これはマスコミも同じで、アニメの海外制作が有名ですが、ドラマや時代劇も海外制作した方が製作費が安価で済むのです。 ところが、海外制作しているのは、主に広告関連の番組で、CMやアニメなどで、他は海外製作出来ないので番組制作が終了する例が多いようですね。 現在、放送されているCMやアニメの多くは海外製作されて逆輸入されている番組ばかりのようです。製作費が削減出来るので、番組全体に占める割合が増えているのも同じ理由です。外国番組が放送される比率が増えて、文化破壊を批判する人達がいるのも同じ理由です。番組が外国製の安物に置き換わっているのが実態なわけです。 こういう現象は米国で顕著で、冷戦中なのにアニメ番組が東欧の国で制作されていた例もあります。マカロニウエスタンと呼ばれるように、イタリアで西部劇を制作していた時代もありました。日本でもCMやアニメは海外製作が多いですが、さすがに、ドラマや時代劇まで海外製作に踏み込む勇気は無いようです。 このままで行くと、知らない間にテレビ番組はみんな外国製になっているかもしれません。
お礼
そうだったのか。 しかし、金の問題で外注が多いとは! 外注は安くて済むからでしょうが、外注は人材育成をしてる様なものですよね。 能力があるから雇用してるのは分かりますが、初めてアニメ作る人にとっては人材育成しているようなものですよね。 最初未熟で下手だったが、制作していくうちに上達し、凄いエリートベテランの域までいった人がいますし・・・。 外注ばかりじゃない様にする為に国民の人材育成はしてほしいものなんですよね。 しかし、事情があったとは・・・。 教えてくれてありがとうございます。 回答ありがとうございます。
- bardfish
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アニメ制作に外注を使うのはだいぶ前からあったはずですよ? 例えばガンダム。 韓国でシャアやアムロそっくりのキャラが登場する別アニメが作成されていたみたいですが、もともとは韓国へ外注に出していて下請けがパクって作った「まがい物」。 テコンVという韓国アニメも元はマジンガーZだったはずです。 アニメ制作会社を舞台にしたアニメ作品「SHIROBAKO」。 この作品ではアニメ制作現場の状況をモデルにしているので大雑把なアニメ制作の現状を垣間見ることが可能なはずです。 この作品ではすべて手作業でアニメ制作していた頃の話も出てきます。 パソコンを使用した現在の制作現場との違いも知ることができますよ。 他にも漫画作品ですが「●REC」という作品でもアニメ映画制作の現場の様子がちょっと描写されています。この作品はアニメにもなっていてその時の経験を活かしたものなのかもしれません。 多分ですが、アニメ制作会社が自社だけですべて作業していたのは手塚プロの「鉄腕アトム」だけではないでしょうか? アニメ制作の基本的な手法はこのときに考え出されたという話を耳にしたことがあります。 それでもテレビ放送用にセルや背景をかさねて撮影するのは外注だったのではないでしょうか? アフレコも専門の録音スタジオだったと思いますよ。もしかしたら生放送だったのかな?w 声優さんが局のスタジオに集まって放送時間になったら流れる映像に合わせて声をあてるという生放送… テレビ放送黎明期では録画放送はなかったはずですからね。
お礼
なるほど、知らなかったです。 昔から外注と・・・。 日本人だけで作られていると思っていたので、初めてアニメ制作の国際分業化のことを聞いてびっくりしたからね。 まさかと思って質問したんです。 詳しく教えてくれてありがとうございます。 回答ありがとうございます。
- 121CCagent
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外注は多いですよ。 https://animetamago.jp/ 平成30年度 文化庁 若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2019」 http://aja.gr.jp/jigyou/ikusei/h30_bunkacho_animetamago2019 こういうプロジェクトを行っていたりはしますが成果が出ているのかはわかりません。
お礼
やはり、そうなんですか・・・。 でも、あにたまごを見ると、外注じゃない作品もあるんですね。 人材育成中なんでしょうかね。 教えてくれてありがとうございます。 回答ありがとうございました。
お礼
へぇ、セル画は給料が安いとか知らなかった。 だから、外注が多いとか。 アニメ制作に、外国人が関わってると思ってたから。 しかし、原画は日本制作だったとは。 教えてくれてありがとうございます。 回答ありがとうございます。
補足
もしかして、アニメは子供向け以外は萌えの影響が強くて印象が悪くアニメ会社に働きたくないとかあるんですかね? 話が変わりますが、例えとしてアニメばかりじゃなくゲームもそういうところがある。 ゲームも子供がするもの(遊ぶもの)だからとかね。[任天堂の影響だと思いますがね] ゲームする人もそうだが、ゲームへの印象も若者やゲーム好き以外には印象があまり良いものではないと聞きます。 それにアニメもゲームもいい歳した大人がとかの話になるから、アニメ会社に入りたいとは思わないのもあるのでは・・・。 それに、アニメ好き又は一般視聴者もだけど、アニメは制作に関わるより見る方が良いという人が多いというのも問題があるのでは・・・.。 確かに金銭的な問題があるかもしれませんが・・・。 私の主観なので誤解ならすいません。 遅いですが、上記のの理由もあるのかなと思ってね。 どうなのかなと・・・思ったんですが、違うのでしょうか。