- ベストアンサー
また「超」と「余り」についてお伺いします
日本語を勉強中の中国人です。また「超」と「余り」についてお伺いします。NHKのニュースの字幕なのですが、「219人死亡 11人が不明 3,600人超が避難」の中の「3,600人超」は「3,600人余」と少しニュアンスが違うのでしょうか。 また、質問文に不自然な日本語の表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
測定精度の問題でしょう。 「余り」は,感覚的に1~10パーセントくらい増える可能性がある。 「超」は,おおよそは推定できるが,上限がわからない。 死者数は,警察などに通報されますから,はっきりと「219人」と言えます。不明者がもし遺体で見つかれば,もちろん死者数はそのぶん増えます。黙祷。 いっぽう,避難者数は,「○○公民館に52人」,「●●小学校に168人」,「■■体育館に390人」・・・と数え,それをだれかが集計しなければなりません。死者や負傷者の収容・救護や行方不明者の捜索などにてんやわんやのときに,いちおうは安全が確認された避難者数を数えるのは,後回しになるのです。したがって,落ち着いて集計すれば3600人をはるかに超えるかもしれない。 阪神・淡路大震災(1995年)のとき,地震発生当日の正午のNHKニュースは,たしか「死者500人超」のような表現をしていました。私は画面を見ながら,「いや,一桁増えるだろう」と予想し慄然としました。最終的には死者数は6434人となりました。黙祷。
その他の回答 (4)
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7249)
たとえば3600人入るはずの会場で、ぴったり皆が座っていたら、参加者は3600人です。もし誰かが立っていたら、3600人余りが来たということになります。 この会場で3600人満員になっているのに、外に行列が続いていたら、3600人超が来場したということになります。 ニュアンスわかりましたか。
お礼
はい、大変わかりやすいです。よくわかりました。どうもありがとうございました。
- g27anato
- ベストアンサー率29% (1166/3945)
「超」及び「余」の前に示された「3600」という数値に対して、少し違うニュアンスを与えています。 「~超」…示された数値自体が「多い」のだというニュアンスを与えながら、それを更に「超え」てしまったことを強調的に表現してます。 「~余(り)」…示された数値は「客観」であるというニュアンスを与えながら、それよりは「少し多い」ことを目安として表現してます。 …以下、参考まで。 似たような目的で「以上」「強」や、 少ない場合には「以下」「弱」「未満」「近く」「~と少々」なども用いられますが、 いずれも表現する者の感覚に委ねられるので、時にはニュアンスの受け止め方に多少の行き違いが生じたりします。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。いい勉強になりました。
- Dr_Hyper
- ベストアンサー率41% (2483/6032)
英語でいえば, 余りは,about 3600 超は over 3600 です。 ニュアンスも近いと思います 超はかなり限られた状況下で使う言葉で, 正確にカウントしている状況で,かつすでに3600人は越えていることが分かっている。または公に確認できている。そしてさらに,まだこれから絶対に増えるという場合に使います。 3600に達するだろう。という段階では超は,ニュース発表が間違っている可能性があり使えないのです。
お礼
ありがとうございます。貴重なご意見はとても参考になりました。
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
「余り」は「少し超えた」の意味が含まれてます 3,600人余りは3,600人は越えてるが3,800人の様に多くはないだろう 「超」は超えてる意味を強調してます 3,600人超は3,600人を超えてどれほどか判明していない時の使い方 つまり、正確な人数が判った時は4,000かもしれないし4,300かもしれない
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろとても参考になりました。日本は本当に天災が多い国ですね。