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漢文は人工言語?

漢文がもともと中国で木簡とか竹簡に書くときにごちゃごちゃして長くならないように簡略化された(より多くに通じるようにという目的もある)書記言語だという話を見た事があるんですけど、つまり漢文って人為的に簡略化された人工言語っていう事なんですか?

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  • fujic-1990
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回答No.3

 漢文ですよね、 > 竹簡に書くときにごちゃごちゃして長くならないように  というよりは、もともと、分かる人(特定分野の人)に分かれば良い、意味が分かれば良い、どう発音しようと(読もうと)どうでもいい、という進歩の仕方をしてきた言語です。  もともとは、神意を問い、神意を読み解くために発展してきました。正式な名称はわかりませんが、「卜者」というか「神官」とでも呼ぶ人たちが、亀甲の割れ目を見て判断する材料だったわけです。  狭いながらも王朝が発達してくると、官僚に王様の意思を伝えなければならない。統一王朝ができれば、例えば「税をどれだけ取り立てろ」とか「賦役に応じる男を何人出せ」とかいう指示を伝える必要がでてきたわけです。が、一般の庶民が分かる必要はナイのです。  それぞれの立場で暗黙の前提があり、それを踏まえて意味が通じればOK。余計なことは書かない。  というルールで発展してきたのが中国語ですので、不足は多いです。  しばしば例に出す「三省堂」の本になった「三省」ですが、この言葉だけでは、その言葉の前に書かれている3つのことを反省するのか、3つのことを1日に3度反省するのか、我々には分かりません。「つ」とか「度」ということばが「足りない」から分からない。  後には、この漢文(文章)に合わせて、不足部分が補足されないまま、中国語が成立してきたのだろうと推測します(この部分は独自解釈)。  なので、漢文が簡略化された言語だという点については同意します。  これは、分かっている人にわかればいい、という漢文・漢語の発展の仕方に原因があって、ほかに「ゴチャゴチャしないように、という目的があったわけではない」だろうと思います。 > 人為的に簡略化された人工言語  この言い回しだと、繁体字が簡体字にされてしまったように、自然に発達してきた言語が、後になって(後世の)人間によって意図をもって簡略化されてしまった、というようなニュアンスを感じますが、そういう認識なら、違うと思います。  漢文は最初から、意図を持って文が作られたのです。繁体字が簡体字にされてしまった例に倣えば、最初から簡体字だったのです。繁体字の時代はなかったので、上記ニュアンスには違和感があります。  他方「書記言語だ」という考え方には同意します。  中国にとって、書かれた漢字をどう発音するかは関係ナイんですね。例えば「毛沢東」を日本語式に発音してもなんら問題にならない。北京だろうが、広東だろうが、福建だろうが、意味は通じる。それでいい。  逆に彼らは彼らで、日本語の名前なども、好き勝手に読んでる。そのあたり、意味を捨てて意味を表さない「音」をハングルで表記することを選んだ韓国とは違いますね。「金」さんはキムさんであって、キンさんではない。

その他の回答 (4)

  • bardfish
  • ベストアンサー率28% (5029/17766)
回答No.5

木簡と竹簡から言語体系を語ること自体に無理があるのでは? 木簡や竹簡というのは商人や役人が商品や税金の現地調査をするときに用いた文房具の1つとして用いられることが多かったとも聞きます。 筆と墨、竹簡のほかに小刀をセットとして持ち歩く人が多く、小刀は今で言う消しゴム代わり。 字を間違えたり数を間違えたときに小刀で削って書き直したそうです。 そして、書体としても独特なものとして発展・定着し、今でも書道のジャンルの1つとして残っています。 木簡、竹簡は今で言う伝票やメモ帳として多くの人が使用してきたのではないでしょうか? だから質問にあるような「ごちゃごちゃして長くならないように簡略化された」ことになるんだと思います。 現代社会でもそういうのってたくさんあるでしょ? 同じことでも付箋に一言書く場合と報告書として提出するものとでは文体も言い回しも変わってきますよね? そういうのって国によって大きな違いってないと思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

つまり漢文って人為的に簡略化された人工言語っていう事なんですか? はい。ウィキの次の定義ではそうなります。  「中国語の文章は文言と白話に大別されるが、漢文とは文章語の文言のこと」で  「漢文の特徴は、簡潔ということである。漢文はその発生の初めから知的に整理された中国の文章語」で、「その文章は当時の口語の煩雑さを整理して、より簡潔な形に凝集させたものである」。

回答No.2

言語は全て人為的に人間によって作られたものですから簡略化しようと、しなくても人工言語です。

bph557
質問者

補足

前回答と同じ回答なので以下コピペです。 それは違うのでは? デカルトやライプニッツが試みた普遍言語、あるいはザメンホフのエスペラントなどをご存知ではないんですか? 人工言語(constructed language,conlang)という単語の持つ意味として、個人あるいは団体によって計画的に構成された文法を持っていたり、特定の目的を持って作られた言語の総体を人工言語というんですよ(広義の人工言語であればプログラミング言語も含む) パリ言語学会で1869年に人工言語(普遍言語)の議論が禁止されている通り、言語学の中では人工言語と自然言語は区別されています。 貴方の言っているのは単語の話であって文法や言語の総体の話ではありません。 簡単に説明するとしたら、例えば 「私はりんごを食べる(主語、目的語、述語) I eat an apple(主語、動詞、目的語) このように日本語と英語には語順の違いがある、日本語の語彙を使って英語の語順にすると○○という目的が達成されるので、私が作る人工言語の他動詞文の語順は主語、動詞、目的語という語順にしよう」 というような事です。 私の言ったようなコンテクストのある単語が人工言語なんですが、人工言語という単語の字義や前提を勝手に決められてしまってはお話になりません。 質問にわざわざ回答しにくるという事は、相手よりも自分のほうが知識を持っているという自覚を持っているという事です。 それは、間違った知識を教えてはならないという責任を伴わなくてはいけない事です。 なので、人工言語の前提やコンテクストくらいはウィキペディアでも良いので調べてから回答してください。

  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.1

質問の意味を図りかねる部分があるのですが、人の話す言葉で人工で出ないというものはあり得ないですよね?人類の話す言葉の巣下手は人によって作られたものですから100%人工的なものですよね。 また言葉のを使った表現において簡略化の方向に進むのは別に漢文に限った話ではなく日本語や他の言語にある熟語などもそのよい例でしょう。 例えば質問者さんが使用している人工という言葉だって簡略化した表現の一つでしょう。人の手によってある目的のために作られたもの(これは私の解釈なので正しい解釈は広辞苑などで確認して下さい)と書かなくても人工という二文字で表せるわけで、明らかに簡略な表現ではないでしょうか?まぁ、漢字という表意文字を使う日本や中国ではその効率が表音文字を使う言語よりも高くなる傾向があると思うので目に付くのかとも思いますが・・・

bph557
質問者

補足

それは違うのでは? デカルトやライプニッツが試みた普遍言語、あるいはザメンホフのエスペラントなどをご存知ではないんですか? 人工言語(constructed language,conlang)という単語の持つ意味として、個人あるいは団体によって計画的に構成された文法を持っていたり、特定の目的を持って作られた言語の総体を人工言語というんですよ(広義の人工言語であればプログラミング言語も含む) パリ言語学会で1869年に人工言語(普遍言語)の議論が禁止されている通り、言語学の中では人工言語と自然言語は区別されています。 貴方の言っているのは単語の話であって文法や言語の総体の話ではありません。 簡単に説明するとしたら、例えば 「私はりんごを食べる(主語、目的語、述語) I eat an apple(主語、動詞、目的語) このように日本語と英語には語順の違いがある、日本語の語彙を使って英語の語順にすると○○という目的が達成されるので、私が作る人工言語の他動詞文の語順は主語、動詞、目的語という語順にしよう」 というような事です。 私の言ったようなコンテクストのある単語が人工言語なんですが、人工言語という単語の字義や前提を勝手に決められてしまってはお話になりません。 質問にわざわざ回答しにくるという事は、相手よりも自分のほうが知識を持っているという自覚を持っているという事です。 それは、間違った知識を教えてはならないという責任を伴わなくてはいけない事です。 なので、人工言語の前提やコンテクストくらいはウィキペディアでも良いので調べてから回答してください。

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