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白金とフッ化物イオンの反応性
現在、白金の薄膜を電極として実験を行っています。 電解質としてフッ化ナトリウム水溶液を使用しているのですが、測定途中に金属薄膜が簡単にはがれてしまいます。 純水だと白金ははがれないので、おそらくフッ化ナトリウムに原因があるのではないかと考えています。 私の知識では白金とフッ化物イオンは激しく反応するとは思えないのですが、白金とフッ化物イオンは簡単に反応するものでしょうか?
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電極がアノードであるとすれば、もしかすると次の反応によって Pt が錯体となって溶け出している可能性があるかもしれません。 Pt + 4F^- → [PtF4]^2- + 2e^- しかし [PtCl4]^2- + 2e^- ⇔ Pt + 4Cl^- :E°=0.758(V) のように [PtF4]^2- + 2e^- ⇔ Pt + 4F^- の E° (標準電位) のデータをいくら探しても見つかりません。 ハロゲンの中でも F^- は特異な性質を持つ為に、錯体を作るかどうかが分からずあまり自信はありません、参考程度に。