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コイル材の転倒防止についての質問
- リン青銅のコイル材を台座に置く際の転倒防止について教えてください。
- 地震が発生した場合、コイルが転倒しないように側面に棒を立てる必要があります。
- どの程度の直径の棒が必要か計算式を教えてほしいです。
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弊社は原子力関連設備の設計も行っています。原子力関連は以前から耐震強度(転倒)計算書を必ず図面に添付致します。3.11の大地震で福島県中心にプレス機、工作機械の転倒が結構あったと聞きます。 以後大手の自動車、半導体、精密機械、食品産業の機械設備も耐震強度(転倒)計算書を要求される様に成りました。 稼働中の設備機械の耐震強度(転倒)計算の依頼も増えて来ました。 もし耐震計算しないて顧客から震度7 650gal で転倒しないですか?と聞かれたら理論的な説明出来ないと思います。機械の場合建築と違って構造、材質が多様なのでソフトで簡単に計算は出来ませんので、個々の部品重量と重心を 計算して、全部品の重量と重心から装置の重心算出します。単純形状な機械以外は複数の方向から計算して、装置全体の重心を算出してから、耐震計算に進んで行きます。アンカ-有りと無しでは計算方法が違って来ます。例えばボルトは部品表では1つの部品ですが、耐震計算では頭とネジ部を分けて重量、重心計算をします。単純形状の部品以外は1つの加工部品も複数に分割して重量、重心計算をしますので、大変面倒な作業に成りますので、簡単に計算方法を伝授するのは難しいです。私の場合計算は2回以上行って同じ答えが出て、入力した数値の確認と抜け、重複が無いかの確認も行っています。もし計算間違いが発覚した場合、結果的に以前建築業界で大問題になった計算偽装と判断される可能性が有ります。 以前東北でボランティアを行った経験がある弁護士と雑談した時に、3.11地震で転倒した装置は想定外と言う事で装置メ-カ-に責任追及さたケ-スを聞いたことは無いと言っていました。3.11の大地震で全国どこでも震度7以上の地震が起きる可能性が有る事はみんなが知ったので、3.11の次の年以後納入した装置が転倒した場合はを納入したメ-カ-が責任を負うことになる可能性が高いと言っていました。 この件について慎重に考えない方が良いかも知れません思います。
- 参考URL:
- http://fac9999.web.fc2.com/
耐震設計に関して一般的なものに→建築設備耐震設計・施工指針〈2005年版〉 があります。動的解析が行われない通常の構造の建築物については今現在でも 局部震度法という簡便な設計手法を使っても良いとなっているようです この指針によれば設計用標準震度は0.4~2.0とあるので地震係数などについて 地域差は出てくるが、概ね0.4~2.0Gの水平地震力が生じるということになる つまり、1.0Gでも強ち過剰設計とも言えないということになるのでしょうか 大きな重量の構造物になれば成る程1.0Gの地震力にも耐えられる強度にすると それなりの部材になります。対象物の安全性を考慮しつつ如何に経済性の高い 構造にするかということろが設計者の判断になるのであろうと私は思うのです
みんなエスパーだな 重心の位置 上に乗ってる荷重 ばね定数 とかわからないで よくこたえられると思う
他の方も記載している基準に基づいて、コイル材に力が作用します。 その力を、棒がどのよう受けるかと、棒が接地面にどのように設置されるかで、 計算書が作成できます。 その計算書と、地震資料エビデンスを用いて説明すれば、納得してもらえます。
>地震の震度と水平加速度の関係は、建築系の情報を検索すれば分かる筈です。 国土交通省 http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun_touitukijyun_hyoujyun_siyousyo_s.htm 公共建築工事標準仕様書 ここのどこかに耐震基準があったと思う ただ、あくまで国交省管轄の建築物件での仕様書 でも、民間でも大手ゼネコンはこれに準じた設計してるハズ 例えばコンプレッサとかを設置する場合の固定強度等の基準 震度○○で転倒しない云々
>側面に棒(溶接構造も可)を立てる 棒の直径よりも、棒とコイル全体についての転倒しやすさを評価することが 肝要でしょう。 棒及びコイルの重心を求め、地震力による水平加速度を仮定して、重心に 総質量×地震力加速度の力が掛かったときに転倒するか否かを計算してみて 下さい。 地震の震度と水平加速度の関係は、建築系の情報を検索すれば分かる筈です。 このような計算を実行すれば分かると思いますが、棒の直径は主要なパラメ ータではなく、棒とコイル全体を支える底板の寸法と質量が重要であること を感じて頂くことができると思います。 >棒とコイル全体を支える底板の寸法と質量 と記載しましたが、棒を支持する底板は、床に対してアンカーで固定する ことをお考えでしょうか? 十分な強度のアンカーで固定する条件であれば、「棒」と称されている コイルのガイドは、水平加速度×コイルの質量に耐えるような片持ち梁と して設計すれば良さそうにも思えます。 片持ち梁であれば、それを固定する底板との接続部に最大の応力が掛かり ますので、その応力に着目して設計すれば如何でしょうか。 計算書と計算ソフトの例です http://www.jieoa.or.jp/pdf/eco07.pdf
お礼
ありがとうございます。 すぐ建築系を検索してみます。 理解できるかは・・ですが。
補足
【底板との接続部に・・】の部分が重要だと感じています。 そこを考えてみます。
補足
ありがとうございます。 早速仕様書を見てみました。 難しい! 勉強します。