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黄銅の時効硬化熱処理のヒートパターンを教えてください
- 黄銅の時効硬化熱処理において、硬度が上がらない問題について相談です。
- 現在、450℃で2時間のヒートパターンを使用していますが、十分な硬度が得られません。
- より効果的なヒートパターンや処理方法についてアドバイスをお願いします。
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下記サイトに特性を制御するための熱処理工程として、「均質化処理」 「焼き鈍し処理」そして「析出・変調構造などを制御するための溶体化/焼き 入れ処理/時効&析出処理」という3つがあると紹介されています。 回答らしいことは記述できませんが、参考になりそうなサイトを下記して おきます。
450℃は焼なましの条件だと思います(過去質問に有)。私はやや低めの380℃ぐらいで、プレスしたEH材をなましてました。 黄銅に時効硬化、析出硬化って出来るのですか? 置き割れとかは耳にしますが http://www.patentjp.com/06/L/L100087/DA10067.html 一般的な析出硬化型銅合金とは、高温で加熱冷却(溶体化処理)の後、低温で加熱冷却 (時効処理)によって硬化し得る全ての銅合金材料であって、その組成及び種類としては、 Cr-Cu、Cr-Zr-Cu、Cu-Ni-Be-Zr、Cu-Ni-Be、Cu-Be-Co Cu-Ti、Cu-Ni-Si、及び他の元素をベースにした銅合金を挙げることができる 析出硬化型銅合金は、Be系の〔Be+Cu〕及び〔Be+その他の金属元素+Cu〕や、 Cr系の〔Cr+Cu〕及び〔Cr+その他の金属元素+Cu〕等が使用されているが、 軟化特性は、Be系では200℃、Cr系では400℃で軟化・・・・ には入らないと思いますが? ワケワカメがのっかってきたから・・・ 典型例は上に挙がってるベリリウム銅 ベリリウムは高温(800℃)ではベリリウムが2%ほど溶込む(α相)。 しかし常温では0.2%しか溶込まない。高温から急冷すると過飽和なα相になり柔らかい。 これを約315℃で処理すると別の金属間化合物(γ相)が析出して硬化する。 つまり、高温で溶込むが常温では過剰になるような(金属)元素がないと析出硬化はしない。それは状態図から判ります。 http://www.accurate.jp/technology/spring_20060120.pdf 高温から急冷すると柔らかい、中温で処理すると硬くなる・・・・鋼の焼入れとは逆。 普通の黄銅は亜鉛/銅の合金。割合が2:8~4:6ぐらいあって、固溶体として混ざるから、上記の考えで析出硬化しないことになります(4:6越えたヤヤ様相が違うらしい)