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Cr-Mo鋼の切欠き靱性について
- Cr-Mo鋼は適切な溶接後の熱処理により切欠き靭性や感受性が良くなると言われています。
- 1Crでも9Crでも、程度に違いはあるのでしょうか?また、Crが2%未満の場合は逆に低下することはないのでしょうか。
- ネット上では1Cr、1.25Crの靱性を向上させるための特許などが多く存在しています。
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ネット散在情報の寄せ集めで?関係者??? 私も似たようなモノかもしれないが、、、調べだけはキチッとしたいと思ってます。 溶接協会の引用中で Q&A1のσ脆化がメインとする説、および2の ?高クロムステンレス鋼では・・・ は、この場合には当を得てない。 東京都市大学 http://www.mse.tcu.ac.jp/sds/download/kizai_H21-10.pdf Fe-Cr状態図では Cr25% 以上になってチョコットα+σ相が顕れている。つまりSUS447など 高耐食性ステンでの問題。 ?高クロム?とはそのレベルを指し、13% 程度の高クロム鋼、低級ステンには関わらない。 Q&A2は上記以外、特に??は妥当な説。?結晶粒が粗大化?することが靱性を損なっている。 http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/53_2/079-084.pdf P.3 クリープ破断時間と衝撃性能に及ぼす化学成分の影響。 Cr は増加させるとクリープ破断時間は長くなるものの、δフェライトが残留しやすくなり 衝撃性能が劣化する。 δフェライトは都大の資料P.6の組織写真でも巨大な結晶が写っている。 要するに、高クロム鋼ではクリープ強度と靱性が見合いになっており、両立が難しい。その間を縫う様々な改良が試みられている。特許文献はそういうふうに読めるのでは? >1Crでも9Crでも同様に良くなるのでしょうか 上記から改善は望み薄。 そもそも溶接前から高クロム鋼のシャルピー衝撃値は低クロム鋼より可成低いです。 http://www.trafilix.com/en/gamma_completa_acciai.aspx SCM435→16MnCr5 SUS416→X12CrS13 SUS420→X20Cr13 の Kv を比較 欧州の鉄鋼商社サイトで、日本メーカでは殆ど見られない非常に詳しいデータを載せてるので役に立ちます。
Cr合金層の析出で脆化することをシグマ脆化と呼び、SUS材料でよく取り上げ られます。下記資料を参照下さい。
お礼
ありがとうございました。
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