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三角形・半円の断面係数とは?
- 三角形の断面係数は b*h^2/12 または b*h^2/24 の2種類あります。
- 半円の断面係数は 0.2587r^3 または 0.1908r^3 の2種類あります。
- Z1とZ2はそれぞれの断面係数の使い分けを示しています。
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他の回答者さんの内容を確認して、以下のURLを参照してみて下さい。 解り易いと思います。 それと、以下の内容を、10番から順に。 http://jikosoft.com/cae/engineering/strmat10.html
Zは安定方向においた場合の図心を通る水平線(中立軸)に関する二次モーメ ントIを中立軸からの端点までの距離(y1とy2の2通り)で割った値です。 たとえば三角形の断面二次モーメントはI=b*h^3/36 ですから、y1=h/3 またはy2=2h/3で割って、それぞれZ1=b*h^2/12,Z2=b*h^2/24と求まり ます。一般にはZは曲げが作用する方向で選びますが、Z1>Z2であり、強度面 ではZ2で検討したほうが安全です。
通常では、断面係数Zは断面2次モーメントIを中立面からの最大距離cで割って求めます。つまりZ=I/Zです。 ところが例えば三角形の場合には、中立面は三角形の図芯(つまり重心)を通る面ですから頂点までの距離はc1=(2/3)h、底辺までの距離はc2=(1/3)hの二つありますので断面係数も2つあります。 二つの断面係数のどちらを使うかは下に例をあげましたが、何を求めるかによって決まります。 使用例 底辺b、高さh、の三角形の棒を下に曲げた場合には底辺bから(1/3)bの高さにある図芯を通る面の伸び縮みはなくて、それより上側は伸び、下側は圧縮されます。 上側の伸びの最大は、図芯からc1=(2/3)hの距離にある三角形の頂点です。下側の圧縮の最大は、図芯からc2=(1/3)hの距離にある三角形の底辺です。 この場合のように三角棒を曲げた場合には、引張応力の最大値に関心がありますので、曲げモーメントをMとすれば、最大引張応力σ=M/Z1、Z1=I/c1を計算することになります。 最大圧縮応力も知る必要があれば、最大引張応力は底辺に発生しますのでσ=M/Z2、Z2=I/c2を計算することになります。
お礼
ありがとうございました。図芯の影響である事が理解できました。
お礼
ありがとうございました