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バイト高さの一般的な調整位置
- タレット旋盤でバイトの芯高をセンターに合わせるのは非常に難しいと思うのですが、一般的には外径バイトみたいなのは中心より上気味、中グリバイトみたいなのは中心より下気味の方がいいと聞いたことがあります。
- バイトの芯高を調整する位置について、外径バイトは中心より上気味、中グリバイトは中心より下気味が一般的にいいとされています。これは、どんな理由からでしょうか?
- クランクシャフトのピン軸を旋削する専用機で使用するタレット旋盤において、バイトの芯高を調整する位置について質問します。一般的には外径バイトは中心より上気味、中グリバイトは中心より下気味がいいと聞いたことがあります。この理由や精度上の許容範囲について教えてください。
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回答(1)さんへのお礼を拝見いたしました。 昔の話ですが、CNC旋盤において、タレットの割り出し位置決 め精度の目標値が±0.1mm以下と聞いたことがあります。 また、一般的に使用されるM級のターニングインサートの厚み の許容差は±0.13mmです。 これらの手材料からみて、0.4mmの心下がりは、実際の加工精度 への影響は致命的ではないものの、やや大きい感がいたします。 目安は±0.2mmぐらいでしょうか。 タレットの構造が理解できていませんが、ご使用されているバイトホ ルダが市販標準品であれば下面を0.2~0.3mmぐらい削っては駄目ですか。 極論としては、干渉事故の前後で、加工精度・面粗さやターニング インサートの寿命に大差がなければ、このまま様子見もアリと考えます。 インサート刃先すくい角やブレーカはメーカのノウハウで最適?に 設計していると思います。もちろん傾けても大きな影響は無いと思い ますが、個人的にはお勧めしません。 (あまり自信ありません...)
芯高を極端にズラしたらバイトとワークの関係はどうなるか 頭の中でシミュレーションしてみればわかると思います。 高くても低くても刃の先端にワークが当たらないので切れないことがわかるでしょう。 ですが実際の加工で芯高調整の精度は加工径や交差によります。 一般的には中心へ刃物を持っていき、高さを見ますが、 加工径がφ5以上程度であればその程度でも問題ないでしょう。 誰でも出来る方法としての微調整方法は、ワークを2段に削り両方がプログラム通りの径に削れれば芯が合ってることになります。
どちらかと言えば・・・ バイトの高さをいくら念入りに調整したとしても完全に材料の中心に合わせることはできない。そのため,ほんの少しだけ刃先が材料に当たる方向に調整するとよい。右片刃バイトや突切りバイトの場合はやや低く,中ぐりバイトの場合はやや高くする。
お礼
回答ありがとうございました。 実は、<参考>の説明は 私自身も探し当ててました。 しかし、ある文献では まったく逆のことが書いてありました。 この専用機(ピンレース)の場合、左右共にジャーナルをクランプして同期回転させます。設備の?軸スライド面を基準として ハイトゲージのようなもので測定して求められる バイトの高さとマスターワークで芯出しをして求められるワーク中心高さを比較して初めて その位置関係が明確になります。 今現在、バイトの方をもう少し(約0.4mm)下げたい方向にあるのですが、タレットに装着されたバイトホルダーの構造上 簡単に調整できません。 完璧に芯を合わせるためには、大がかりな設備の調整が必要です。 今この状態(ワーク中心より0.4?低い位置にバイト先端がある)は 旋盤加工の一般常識として 許される範囲のズレかどうか?そういう観点からの質問でもあります。 経験があれば ご指導頂きたいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 汎用旋盤のようにバイトの下に敷金の厚みを調整して芯高を調整できるならばいいのですが、ピン軸を削る専用機なので タレットに取り付けられたバイトホルダーもプレート上の真ん中に バイトを収める形になっており 芯高の調整機構はすべて使い切った状態で まだバイトの芯高を下げたい方向です。 何分に古い機械で、先日干渉事故を起こしたので メーカーに修理を依頼しましたが、前術したところまでしか調整ができずに やむなくこの状態で量産加工を続けております。 特に目立ったビビリなどの症状はないのですが、設備をこのまま使い続けてもいいのだろうか?という思いで ご指導を仰ぎました。 チップのすくい角が変化することを犠牲にして バイト自体を下向きに傾けて対応することは やってはならないことでしょうか? 設備のおおがかりな修理を行う前に 他にいい方法はないだろうか?と思案しております。 ご意見あればよろしくお願い致します。 何度もご意見を寄せて頂き、感謝申し上げます。 バイトは凹形状をもった専用のホルダーに□バイトをインサートする方式になっています。提案の方法は やろうと思えばできそうです。ただそうなると25□で設計されたバイト(予備品も含めて)をすべて削る方向で対応することになります。 加工品に対する現実的な弊害が顕著に認められない状況ではありますが、良くないことを分かっていて このままにはしたくないところもありますので 提案されたことを実施するかどうかは 良く考えて行動したいと思います。 いろいろとお気づかいアドバイス頂きましてありがとうございました。 改めて感謝申し上げます。 真剣に回答をして頂いたのに 私が書き込んだ事実に誤りがあり ここで訂正させていただくことになりました。 症状として「まだバイトの芯高を下げたい方向」と記載しましたが、事実はワーク中心がバイト芯高に対して高い方向にあり 同じ表現を使うならば「まだバイトの芯高を上げたい方向」となります。まったく逆の表現をしてしまいました。申し訳ありませんでした。 したがってアドバイスいただいた「バイト下面を削る」というのは 「バイト下面にライナーを入れる」となります。 まったくできない技ではありませんが、タレットの装着された専用のバイトホルダーの凹形状の一面を削って拡張し スペースをつくるところから始める必要があります。ただ 設備側に手を加えることになるので(一度やってしまったら簡単には元へもどらない)慎重な対応をせまられます。 いずれにしても 加工技術的な観点から言えば 許容できるズレでないことを肝に銘じて なんらかの対応を図っていきたいと思います。お気づきのことがあったら 又ご連絡お願い致します。