マルチタレット/同期加工ってなんでしょう？

質問

旋盤加工技術者の皆様、はじめまして。
わたくしはCAD/CAMエンジニアです。
旋盤に関して良くわからないことがありまして、
皆様のお力を借りたく、投稿いたしました。

旋盤においてマルチタレットというのものが
あることを聞きました。
これはどういうものでしょう？
ツインタレットというものだと、
タレットステーションが２つ
あるということなのでしょうか？
なぜに複数あるのでしょうか？

また同期加工とはどのようなものでしょうか？

言葉から見ると、ひとつの部品を加工するにあたり、
２つの工具で同時に旋削するというイメージが
浮かびました。

お忙しいところ申し訳ありませんが、
ご解答よろしくお願いします。

回答No.1

noname#230359 · ベストアンサー

おっしゃると通りツインタレット＝タレットが２個ですね。マルチタレットとは複数のタレット有する意味なんでしょう（ウチではマルチとは言いませんが）。

タレット１個より、２個なら工具は倍付きますね。
主軸１個より２個なら、同じ設置面積でより高度な加工が出来ます。主軸２個でタレット２個なら、１台で製品の表・裏の加工がオーバーラップ出来ます。

複数の刃物が同時に加工するだけでは、同期加工とは言い切れません。（同時加工でしょうね）

NCで”同期”と言うと、非常に広い意味を持ちますが（”同期”の定義があいまいなんです）、例として、
”同期”とは”複数の軸が同時に動く。但し、指令は一つの軸に対してのみ行われ、他の軸はこれに追従する状態”といいます。

例えば、
１）主軸の両サイドにタレットがあるような機械で、両タレットに溝入れバイトを付けて、同時に外径溝入れ加工を行う場合、同期モードでは、第１タレットに指令をすると、第２タレットも一緒に動く（材料を挟み込むように加工する＝バランスカット）とか、

２）主軸移動型旋盤で長尺品を加工するとき、材料の両端を第１主軸・第２主軸両方でチャッキングして、これらZ1軸に移動指令をすると・Z2軸が勝手に同時に動く・・・とか
ですね。

・・・解りました？(^^;)

お礼

ご解答ありがとうございます。
おかげさまで理解できました。
特に同期加工に関する部分は目から鱗ものです。
具体例があって助かりました。
本当にありがとうございました。