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金属のさびについて
- 銅板に塩水を掛け数日室内放置すると、緑色のさびができる。
- 塩水が銅板に対してどのように関与しているのか、緑色のさびは塩化物か酸化物かその他か知りたい。
- 質問者は知識を持っている方から回答を求めている。
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日本建築で、屋根や軒先に銅板を使用して、「緑青」(緑色のさび)で アクセントや風情を醸し出す事も良くします。 鉄に赤錆を塗布して、外気と遮断し、防錆効果を上げる内容に似ています。 その成分や化学反応は、用語でネット検索して確認して下さい。 一般的な内容ですが、最近は銅を使用する事は、電線以外にはあまり 多くなく、刀に使用すると傷口が引っ付かない(き難くなる)等が あり、武器の添加材等に使用されていました。
これは「緑青」と呼ばれるもので、大気中の酸素・二酸化炭素および塩水と銅が反応してできています。 成分は多くは CuCl2・3Cu(OH)2 で、一部 CuCO3・Cu(OH)2 が混じってます。 銅鐸が緑なのはこの緑青のせいです。 なお、昔は緑青は毒物として扱われていましたが、現在はそれは誤りと証明されています。(一説には精錬が未熟でヒ素が混じっていたためと推測されてます。) もう少し調べましたんで追記します。 緑青(ろくしょう)は塩基性炭酸銅: CuCO3・Cu(OH)2 が基本で、環境により塩基性硫化銅なども混じりますが、今回は塩水が作用しているので塩基性塩化銅: CuCl2・3Cu(OH)2 が混じってます。 (どっちが大部分かどうかは明記されているものは見当たりませんでした。すいません、撤回させてください) 反応式は前者が 2Cu + O2 + CO2 + H2O → CuCO3・Cu(OH)2 後者は恐らく 4Cu + 2HCl + 2O2 + 2H2O → CuCl2・3Cu(OH)2 です。(後者の反応式は推定です) 最後に参考URLを2つ載せておきます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E9%9D%92 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%B7%91%E9%9D%92/
お礼
どうもありがとうございました。 さびの中にはいろいろな化合物が混在しているのですね。 緑青の生成原理を詳しく調べてみます。 塩化物イオンは反応を促進させる触媒的な役割をしていることがネットで載っていましたが反応にモロ関与しているわけですね。