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クロスローラころの飛び出し不具合についての対策方法
- クロスローラベアリングを組み込んだ自動ステージで、24時間の稼動状態でころが飛び出てしまう不具合が2件発生しています。この問題の対策方法や原因について教えてください。
- ころの位置ずれ累積が原因として考えられる要素として、ステージの加工段階の歪み、ボールねじの位置、上下の取り付けに起因する歪み、油切れ、横からの4点セットビスの締め具合などがあります。対策方法についてもお教えください。
- クロスローラころの飛び出し不具合の具体的な原因として、ステージの加工段階での歪みやボールねじの位置、取り付けに起因する歪み、油切れ、4点セットビスの締め具合などが考えられます。これらの原因に対する対策方法を教えてください。
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クロスローラーのストロークベアリングは構造上転動体の片寄り現象は起こりえます。 また、ストロークブッシュ(ボールが循環しない物)などでも同様なことが起こります。 わたしの経験上、原因としては1~5の原因の複合と思われますが、「回答4」の方も言っておられるように、5の要因が一番大きいのではないかと思います。 転動体が正規の位置にあるときに、ステージの動作が軽いのであれば、1~3は特に問題では無いと思います。 4の油切れもよくありませんが、グリスを入れすぎるのもあまりよくありません。 5に関しては、テーブルの要求精度を満たす様、極力軽い力で押すようにします。 それでも、構造上転動体の片寄り現象は完全に無くならないと思いますので、と後の対策として、モーターの駆動力を上げて、転動体がエンドストッパーに当たってもテーブルが動くようにする。(ローラーと軌道体を滑らせる事になりますが・・・) クロスローラーのサイズが合えばですが、参考URLのような物に交換するという手もあります。 この手の物ですと、転動体の位置保持機構を組み込まれているので片寄りは起こりません。(実際に使用したことがないので使用感はわかりませんが、サンプルを手にとって見た感じでは良い物だと思いました)
5.横からの4点セットビスの締め具合 勘ですがコレが最も怪しい気が。最適なローラーの予圧というものは荷重に 対し常に存在するだろうから、このセットビスの締め付け順序とかトルクとか が意外に重要ではないかと思います。まづはメーカーに聞かれた方が良いかと
お礼
返答ありがとうございます。 メーカーに問い合わせてみます。
“ステージをばらし、ころを端に寄せると確かにロックされた状態…”が、 気になります。 理由は、ローラーは保持器で等ピッチ並ぶ様に設計されているからです。 保持器は、無いのでしょうか? ストロークとスペースの関係で、保持器を外して使用しているのでしょうか? また、パルスモーターは、負荷が増大すると脱調を起こします。 これを繰り返すと、その差が累積してストローク異常を起こします。 * メカ用ストッパーを取付て、クロスローラのころが飛び出ない様にする * 1サイクル毎に、原点サーチして、累積誤差を防止する <差を検知して、負荷増大アラームを出す> 対策をする必要があります。
お礼
アドバイスありがとうございます。 説明が足りていませんでした。保持器はあります。 上ステージと下ステージの位置差がゼロの状態でステージの端に保持器に連なった”ころ”全体がよっているということです。ばらすというのは横からの4点のセットビスを緩め、クロスローラのレールの取り付けビスを緩めた状態です。 ロックというのは間違っておりました。”ころ”のストローク領域が制限されてレールの端に”ころ”脱落防止ビスに当たり、ストロークが物理的に制限されてしまっています。 また、完全に飛び出ているというよりはレールの端に”ころ”脱落防止ビスに当たる所まで行き着いており顔が見えるような状態です。 現象としては対称位置にある2対の”ころ”(保持器に一連)の位置状態によってはもともと予圧を維持していた状態なのに、累積的に1対のみ”ころ”のみ位置が端にずれてしまい、”ころ”のなくなった部分は狭くなるように変形してしまい。ころが狭くなった領域へ戻れなくなり、まったく動かなくなるのではと考えております。 保持器一連の”ころ”のみが位置ずれを起こしているところが問題なのです。 アドバイスのメカストッパー参考にさせていただきます。
これはパルスモータの原点がおかしくなったことに起因するものではないでしょうか?もしそうであれば台形制御の加減速を緩やかにすれば収まります。
お礼
返答ありがとうございます。 上ステージと下ステージの位置差がゼロの状態でステージの端に保持器に連なった”ころ”全体がよっている現象なのでモーターではないと考えております。
お礼
返答ありがとうございます。 IKOさんに問い合わせたところ、保持器の位置ずれが累積し、動かなくなることは普通に存在するということでした。 3年前ほどから対策品が出ており、ラックピニオンを内臓し、位置ずれが起きないようにしたものがありました。 対策品前は定期的にフルストローク動かすことにより、保持器をセンターに戻す作業が行われていたとのことでした。 このタイプのクロスローラウェイに交換することで決着しました。 とても勉強になりました。ありがとうございました。