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ロータリーエンコーダーのノイズ対策について
- DCサーボモーターに1回転20000パルスのロータリーエンコーダーを取り付けてあります。PWM制御で回しています。速度制御はこのロータリーエンコーダーで行っています。
- エンコーダーのパルスにはモータのジッターもあります。このエンコーダーで位置制御も行おうとしています。分解能が高いのでチャタリングのような現象がでます。
- エンコーダーからのパルスのAB相の最短周期は1μSECで、最長は直流までになります。静止状態でもサーボによりチャタリングのような状態になります。このような範囲でチャタリングのようなものを取る方法はあるのでしょうか。
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現在の国内の産業界ではDCブラシ付きサーボモータは絶滅危惧種です 辛うじて山洋電機に生き残ってはいますが http://www.e-mechatronics.com/mc/index.html http://wwwf2.mitsubishielectric.co.jp/servo/index.html http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/f/f_pro_q.html http://www.sanyodenki.co.jp/product/newservo/indexse.html 50W以下の小型や30kw以上の大型は該当しませんけれど 20,000パルスは必ずしも過剰品質なのではなくて 単に最近の主流だというだけの話 例えば最近主流のパソコンはWord/Excelしか使わなくても2GHzとか 1,000パルスエンコーダ付きサーボは返って高価になる場合も 問題の20,000パルスエンコーダのカウントミスについてですが 1 サーボアンプ自体を自社で製作しているのでしょうか? 2 サーボアンプはアナログ駆動でしょうか? その場合の位置決め装置はどのようにしてるのでしょうか? 現在の主流は位置決め装置からはサーボアンプへパルス列で指令を出して 位置決め装置ではエンコーダパルスはカウントしません エンコーダフィードバックはサーボアンプとモータの間のみに存在します 昔のシステムでは位置決め装置から速度指令をアナログで出力して エンコーダフィードバックをカウントするシステムはかつては存在しましたが 現在ではほとんど存在しません 精密駆動する場合は位置決め装置でフィードバックカウントしたほうが 良いとの説も存在しますが、多くの場合は単なる迷信に過ぎません 何故なら、ただ単に偏差カウンタが位置決め装置内にあるか サーボアンプ内に有るかの違いでしかないからです 主題のエンコーダノイズの問題ですが、上記の新システムにおいては サーボアンプとモータは、メーカでセットされた装置なのでそれらの問題は 発生しません、(メーカ側でノイズ対策されてる) 因みにエンコーダインターフェースは何でしょう? RS422ラインドライバとは思いますが? 20kPLSはオープンコレクタではほとんど不可能になります エンコーダのチャタリングですが 通常、エンコーダのカウントモードには1逓倍、2逓倍、4逓倍 と有るのはご存知と思います 1逓倍でカウントすると正転と逆転を繰り返すとカウントミスは避けられません 一旦、4逓倍でカウントしてそらから1/4にするとカウントミスは発生しません これはノイズの問題ではなくて、90度位相差パルスの宿命です ノイズ対策については所謂フェライトコアが有功です http://www.tdk.co.jp/tjfx01/emc.htm#ANAME10 ケーブルコード用 ホルダー付きワンタッチ取付 スリーブコア型 ZCAT-E PDF:104KB ZCAT PDF:182KB http://www.nec-tokin.com/product/dl_func.html#emc EMIコア
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私が今採用している機種はACですがデフォルトでエンコーダー出力131072パルスです、 20000パルス位は問題ないと思います。 さて停止中でもチャタリングの用とは、停止サーボロック中に モーター軸が震えているような感じでしょうか? フィードバックゲインが大きすぎるように思います。
お礼
結局、チャタリングのように見えたのはジッターでした。 ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。 停止中というのはサーボがかかってない状態でエンコーダーの 位置が微妙な位置にある時と思われます。 位置決めの途中でノイズによるエラーが出て止まってしまいます。 これはエラーコードとしてノイズによるものだと出るものです。 たとえばチャタリングのようなノイズで、エンコーダーの最高速度に フィルターの遮断周波数を設定すると、位置決め時の速度で同じような ノイズが出た場合に取り切れません。 モーターの速度に応じて遮断周波数が追従する必要があります。
お礼
分解の件、仕様の読み違いで1逓倍で使用するのが正しいようでした。 1逓倍に回路を書き直したらエラーが出なくなりました。 ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。 サーボアンプは客先の製品で仕様は出してもらえません。 回路図のみあり、速度制御用にAB相パルスと位置制御用にスケール信号として SINとCOSを入力します。 これらの信号はひとつのASICに入力され、ここからPWMとしてモーター駆動用の Hブリッジに入力されます。 ですから、内部はアナログともデジタルともわかりません。 セットとしては実際の製品で動作しているものです。 エンコーダーのパルスはRS-422のインターフェースです。 位置制御用としてスケールからのSINとCOS信号を通常使う仕様ですが、今回、 速度制御用のAB相パルスから位置制御用のSIN、COSを作る事になりました。 AB相は4逓倍で使っています。ABが00、10、11、01の状態間を遷移したら 1カウントします。分解能の問題で1/4にするのはむずかしいです。