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エアーシリンダにダストが入らないようにする方法
- エアーシリンダの設計において、ダストの侵入を防ぐための方法について説明します。
- エアーシリンダ内部のピストンが上下する際に、大気中のダストがシリンダ内に入り込むことを防ぐため、エアークリーナーという装置を使用することがあります。
- また、市販のエアークリーナーを取り付けることで、エアーシリンダ内部の清潔さを保つことができます。
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Q1 設計したエアーシリンダの内部空間はピストンによって2つに分割され、 その一つの空間は大気中に2mmの穴でつながっています。 【息抜き穴の事ですね!】 ピストンが上下する度に大気がこの穴を通じて出入りするわけですが、 大気中のダストがシリンダの中に入って問題を起こしたりしないでしょうか? 【大気の環境次第ですが、問題を起こしそうです!】 ダストが入らないような、エアークリーナーの設計例とか有るでしょうか? あるいはエアークリーナーが市販品であるでしょうか? A1 SMCさん等の単動形シリンダのカタログを確認して下さい。 断面図が描かれ、使用パーツが列記されているページです。 焼結合金(メッシュ)の栓が、息抜き穴にセットされています。 息抜き穴に、M5又はPT1/8のねじを明け、焼結合金(メッシュ)をねじ込む 方法もあります。 SMCさんは、以前は焼結金属が社名でした。そして、前述の様なパーツも 今でも製作しています。SMCさんの営業マンに確認して下さい。 比較的安価なので、取り付けていた方が安心ですよ。
エアーシリンダーの速度にもよりますが、サイレンサー(マフラー)でもOKかと思います。 弊社でも市販のエアーシリンダーをバランスシリンダーとして使う事が有るのですが片方を解放していまので、ゴミヨケとしてサイレンサーの小さいサイズ(焼結のもの)を使う事が有ります。 シリンダーのボア径を考慮して、決定してください。
>ピストンが上下する度に大気がこの穴を通じて出入りするわけですが、 表現が逆のように思いますが ホントにエアシリンダーですか? SMCとかCKDのフィルターは使えないのですか?
単動形エアーシリンダーでしょうか。 よほど劣悪な環境でない限り、単動シリンダーにフィルターがなくても使えています。使用環境は段ボール箱の組み立て工程で紙粉が結構飛んでいます。 ダストが心配なら複動形シリンダーにしては? フィルターをつけるのであれば水用のフィルターくらい荒い物でないと不具合が出そうです。
空圧機器には?エアー3点セット?と称するものを使いますが、その最初に筒状のフィルタがあり、配管の錆などのダストを濾し取っています。 >大気中に2mmの穴でつながっています どういう構造なのか判りませんが、家電でのエアコン、ファンヒータや、自動車のエアクリーナのようなフィルタで充分ではないでしょうか。 細かいフィルタは圧力の損失が大きいため、また2mmの穴では構造上難しいので、大きいサイズにしてエアコンなどの構造を真似たらと思います。 フィルタ材料としては紙、不織布など各種素材が入手出来、これを金網などでサンドイッチして補強すれば良いでしょう。