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エアシリンダ同期の問題とは?解決方法をご紹介します
- エアシリンダを2個使用して材料の上昇/下降を行っていると、同期が取れず問題が発生しています。特に片側加重時には斜めに傾いてしまうことがあります。
- 現在、使用しているエアシリンダの距離は2m程度でシリンダ径は40Φのガイド付きです。また、2つのシリンダは角パイプでつながれています。
- 様々な試行錯誤を行いましたが、問題の解決には至っていません。解決方法や改善策についてアドバイスをいただけると助かります。
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エアーシリンダー単体を両端に取付、同期をとって上下駆動しようと思っても質問の様に片荷重の時にどうしても荷重の重い方が遅れてしまいます。エアーシリンダー単体で同期を取る事は不可能と考えた方が良いと思います。 偏荷重でも両端が同時に上がる方法として2つ提案をしたいと思います。 1.シリンダーは中央に1本 現在φ40を2本使用していますのでφ63のシリンダーに替え、2000mm×400mmの板の中央下側にロッドを取り付ける、(シリンダーはフレームに取付る)、板の両側にガイド(リニアガイド又はボールブッシュ等)を取付上下に駆動させる。 偏荷重の時でもガイドのガタ分だけ下がるがスムーズに動く(2000mmの両端で2~3mm程度で納まると思います)・・・水平でテーブルを動かす様な構造を垂直に取り付けた様な構造です) 2.シリンダーを両側に2本取付、上下させるものにベアリングユニットで軸を回転させる様に取付、両端に歯車を固定させる、フレームにラックを取付、歯車とかみ合わせ同調を取る、歯車のガタ分(バックラッシ)だけの差で納まる 2.の方が安定するはずです、どちらにしても上下するものにはガイドが必要です。 どうしてもシリンダー単体でやりたいと言う事で有れば、油圧シリンダーに替え、2本のシリンダーを同調させる為のバルブ・・デコバルブ・・を使い、同調させる他はないと思います。 構造等不明な点はメールをいただければ、アドバイス致します。 techno@cocoa.ocn.ne.jp
その他の回答 (2)
他の回答者さんと同様ですが、 ※ 圧縮性の流体を使用しているので、負荷に応じて容積が変化し 左右のロッドの長さ(スピード)差が生じ、斜めになる。 ※ 圧縮性の流体を使用しているので、スピードコントロールの 同調も精度が悪く、片側荷重を発生させる要因の一つとなる。 等が原因です。 対策は、 ? 空気 ⇒ 液体に変換する機器と、シリンダも液体仕様に変更して 流量調整弁も精度の良い液体仕様に変更する <SMCさんのエアハイドロ等> ? 大きなLMガイドを1本取付、他方で1本のエアシリンダを上下 させても動作する様に変更する ? LMガイドを左右2本取付、その間に1本のエアシリンダを上下 させても動作する様に変更する 等です。 その優先順位は、? → ? → ?です。が、全体構造によっては、 ?でもOKの場合があります。
お礼
アドバイスありがとうございました。 大変参考になりました。 社内にて検討してみます。
圧縮性の動作流体を使っていますから,負荷が平衡していない場合,開ループ制御で使用すれば,原理的に完全な同期はとれないものと思います。 独立して2個のシリンダの変位を制御する閉ループ制御するか,片荷重でも斜めにならないように剛性を持たせるか,何らかの機械的なバランス手段を設けるか・・・・・と思います。 もっと現実的な対処法があろうかとも思います。ご専門の方の回答を期待します。私自身も勉強したいと思います。
お礼
アドバイスありがとうございました。 大変参考になりました。 社内にて検討してみます。