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SUS304ローカーボン材の溶接について
- 初心者の方へのアドバイス
- S304のローカーボン材の溶接後、固溶化熱処理の必要性について
- 溶接前に確認すべきポイントとは?
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TP304L(C=<0.03%)なら、基本的にはPWHT(Post Weld Heat Treatment)は不要です。元々低Cにしてある理由は、溶接熱影響によるHAZ部でのCr炭化物の析出による鋭敏化を抑制する為です。 その為、SAWなどの場合、溶接棒もTP308とかTP310とかNi,Crを高めたものを使っている筈です。 下手な(全体を加熱-急冷できない場合)熱処理をすると、部分的に鋭敏化条件に入る部分が出て、かえって全体の耐食性を損ないます。 耐応力腐食とか耐HIC性が要求される場合は、そもそもTP316とかTP321とかが指定される筈です。
使用される条件により簡単には決め付けられない物と思います。ローカーボンといっても溶接部の二番部はカーボン析出していますし使用環境によっては耐食性に問題ないとは言い切れないと思います。耐食性に万全を期すなら固溶化処理は必要でしょう。ひずみについては部分加熱されると弱いところにひずみは出てきますが炉中で均熱されるのであればひずみはそれほどないと言っていいと思います。(これも構造によりますが)
お礼
ありがとうございます。材料メーカーへの問い合わせが大切ですね。 一概にどれが いいと言えないのですね。
直接の内容とは異なりますが、以下を確認下さい。 http://www-it.jwes.or.jp/qa/sitemap.jsp http://www-it.jwes.or.jp/qa/sitemap.jsp
お礼
良いサイトをご紹介いただきありがとうございます。 勉強したいと思います。
一番なのは応力除去焼きなましだと思いますが・・・ 応力が生じますので、
お礼
ありがとうございます。鋭敏化などの問題があるので、 最適の加熱温度がありそうな感じですね。
SUS304のローカーボン材っというとSUS304Lのことなのでしょうか? SUS304Lの固溶化熱処理1010~1150急冷となっており、この温度まで溶接後に 熱処理すると酸化してカーボンが生じ(黒皮が出来る)、しかも溶接による 残留応力を開放させる筈だから歪みも生じるので、これらを踏まえた上でする なら確かに固溶化熱処理をした方が良いが、ワークの形状や構造により出来 ないことの方が多い気がする。また溶接後に機械加工仕上も場合によりそう TIG溶接の溶加棒材質は母材より更に錆び難いものを使用しているし、溶接後 に酸洗いして酸化皮膜を再生させれば通常はしないと思うが、より厳しい 使用条件ならば材料メーカーに聞くのが一番と思うので一度相談した方が良い
お礼
そうです。SUS304Lのことです。 どうもありがとうございます。固溶化熱処理をしなければ済むなら ありがたいですね。いづれにしても 材料メーカーに聞くのが 確実かもしれませんね。
お礼
溶接した後、固溶化熱処理をしなくても 大丈夫なようにローカーボン材があるのですね。一応、念のために材料メーカーにも問い合わせはしてみます。 ありがとうございます。